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2006.03.02

奈良に行きたくなっちゃう「死者の書」

3月2日(木) 「人形アニメーション 死者の書」 於・岩波ホール(18:50~の回)

原作/折口信夫 監督/川本喜八郎 声の出演/宮沢りえ、観世銕之丞、江守徹、榎木孝明、黒柳徹子ほか ナレーション/岸田今日子

 「死者の書」上映の情報は、最初にどこで入手したんだったか。主人公・藤原南家の郎女の美しい顔が妙に印象的だった。調べてみると上映時間は70分ほどということで、仕事帰りに行くのにピッタリ。その機会をうかがっていたのであった。混んでたらヤだなぁ、と思っていたが、全くの杞憂。う~む。

 本編の上映前に、予備知識を得るためのような短編(10分くらい)があって、飛鳥あたりの風景や東大寺などなども映し出される。ここに、ユリ祭や当麻寺のお練り風景もあって、いつぞや読んだ三浦「古事記」佑之氏の文章(古事記を旅する)を思い出す。そういえば、この映画の主人公が描いたという「当麻寺曼陀羅」についても、どこで読んだんだっけ?あと大津皇子、藤原南家(不比等あたり)の系図も示されていて、とても助かった。

 さて映画は・・・日頃、あらゆる場面でスピードに慣れているから、このゆったり感が私には新鮮なくらい(若い人にはどうだろうか)。そして何より色彩がきれい!! 二上山に沈む夕日の赤や、さえざえとしたブルーなどなど。それに、人形たちの衣裳の色合いもとても素敵だった。南家の郎女は衣裳持ちだし(笑)。大津皇子の顔がなんとなく「今っぽい」感じで多少違和感があるんだけど、(郎女に比して)そういう存在、なのかも。

 声の出演者もとても豪華。事前の短編で一度紹介された大津皇子の辞世の歌を、本編で観世師が・・・ああ謡だわ、と。映画はちょっとあっけないくらいの終わり方だったけど、エンディングのクレジットの間中、「当麻」が流れていたし。これはやはり能の方でなくてはならなかったんだよね。

 というわけで、時々は行くけれどもゆっくりは歩けない奈良へ、ゆっくり行ってみたい気になってしまう。二上山の間に沈む日を見に。

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