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2006.03.23

ゆったり楽しんだ「七段目」

3月22日(水) 「第495回 紀伊國屋寄席」 18:30~ 於・紀伊國屋ホール

Dsc00499 (柳家三之助・長屋の花見)、入船亭扇遊・厩火事、春風亭小柳枝・雛つば--仲入り--柳亭市馬・七段目、桂歌丸・井戸の茶碗

 落語を聞き始めた頃は、比較的よく行っていた紀伊國屋寄席だが、最近はとんとご無沙汰。ちょうどこの時期、家族が出払っており(フォッサマグナの向こうやら、海の向こうへ)、グッドタイミング。市馬師匠の「七段目」に加えて、小柳枝師匠も聴けるとあっていそいそと出かけた。紀伊國屋寄席じたいは495回だけれど、画像を載せたプログラムは「第500号」←なぜ。

 少し出遅れてしまい、すでに「長屋の花見」が始まっていたので、スピーカーから流れる三之助さんの声を聞きつつロビーで待機。でも、声だけ聞いてるってのも意外と悪くない(ちょっとだけ文珍さん系の声なのね)。席につくと、すごく見やすい座席なので驚く。真ん中通路より後ろなんだけど、前の人の頭が邪魔になるわけでもなく、高座がよく見える。古いけどいいホールだね、と改めて。しかし、お客さんの年齢層はとても高い。最近私が行く落語会なんかではちょっとないくらいだなぁ。

 小柳枝師匠は一度聴いてみたいと思っていたのだ。なんだか雰囲気がとても素敵な方(私の場合、これがかなり重要なので)。けっこう早口なんでびっくりした。市馬師匠の明るい声の「雛つば」しか聞いていないので、それとはかなり違う感じ・・・だけれど、また別の噺を聞いてみたいな。

 今日の私は、仕事が一段落した後で、やや放心状態。雨模様の天気も加わって、ふだんの6割くらいしか身体全体が動いてなかった。でも、「よし!」と力を入れるんじゃなくて、こんな感じで聞く「七段目」がまたけっこうでございましたよ。団十郎の声色(「ひとつにらんでごらんに・・・」)や、先代正蔵の真打ち披露口上なんて、やんやの大受け。ここまでわりと地味めな噺だったということもあって、明るく賑やかな噺(三味線や附打ち入り)で会場も陽気になったみたい。

 で、その後に、歌丸師匠(う~む、可愛い「ぬらりひょん」みたいだ)。「井戸の茶碗」という噺の持つ、ある種の「おとぎばなし」的な部分を、とても強く感じた。同じ噺でも、ぐいぐい笑わせる噺家さんもいれば、ふわっとエッセンスを感じさせる人もいて・・・また同じ人でも年齢を重ねることで噺の表情が変わるだろうし、そんなあたりにも落語の魅力がありそう。

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