« 好天の土曜+会期末=入場制限 | トップページ | やっぱ「平家物語」よね »

2006.03.06

「鼓の家」3兄弟のコンサート

3月5日(日)「邦楽コンサート 獅子虎傳阿吽堂(ししとらでん あうんどう)vol.2」 19:00~ 於・世田谷パブリックシアター

構成・演出/亀井広忠田中傳左衛門田中傳次郎 演目/1囃子レクチャー、2歌舞伎囃子~立廻り奏法~ (休憩) 3一調一管 安宅~延年・滝流~、4獅子

 NHKで放映されてかなり話題になった「鼓の家」なのに、見損ねちゃった、しくしく。・・・って、もうかなり前の話ですかね。今回のコンサートは2度目だけれど、前回は確か傳左衛門さんは不参加だったはず。私も見ていない。今回どうしようかな、と思ったけど、「レクチャー」もあるとのことで、そのあたりが興味深くて見に行った。

 パブリックシアターではちょうど「狂言劇場 参」の公演中で、その日程の間にぽっかり、この邦楽コンサートがおさまってる形。、まず、3人そろってのトークから。田中社中のお二人は名古屋での公演(玉三郎丈の舞踊公演)の後、駆けつけたとのこと。「ダブルブッキングじゃありません」とか、それぞれに軽妙なお喋り。

 小鼓(傳左衛門)→大鼓(広忠)→太鼓(傳次郎)の順に、楽器の説明などなど。鼓は皮と胴から組み立てるところから始める。「手で叩くものは馬の革、バチを使うものは牛の革」だそう。大鼓は組み立てるのも息があがるくらいの作業だった。太鼓に至っては目の前ではとても無理とのことでナシ。鼓の打ち分け=高い音(強弱)・低い音(強弱)の4種類、など、へえ~の連続だった。

 歌舞伎囃子では、三味線2人と他の田中社中の方3人も加わって、風、雨、雪なども。そうそう、ここでは傳左衛門さんは大太鼓担当。トークの中で広忠さんが、「伝統芸能と言われるけれど、ライブ音楽、セッション」、と仰っていたが、じっさい私の隣の若い女の子は、かなりノリノリ。

 休憩の後、雰囲気は一変(という感じだよね、どうしても)。安宅は広忠さんと、一噌幸弘さんの笛、大島輝久さんの謡にて。次の獅子(3兄弟と一噌さん)もそうなんだけど、集中すればするほど、見てる方も息をつめてる。空気が濃くなるみたい・・・なんだろう、理屈を越えたところで反応してる?

 なかなかお囃子だけを聞いたり楽器を知る機会もないから、やっぱり貴重なコンサートだなぁと思う。空間的には能楽堂の方がいいけどね。

|

« 好天の土曜+会期末=入場制限 | トップページ | やっぱ「平家物語」よね »

能・狂言」カテゴリの記事

歌舞伎・文楽」カテゴリの記事

コメント

「鼓の家」って数年前に放映されたやつですか?それなら見ました。以来歌舞伎座で傳左衛門さんが登場するとついつい見てしまいます。実は5日に名古屋で見たのですよ。田中社中も良かったけど、玉様はやはり凄い!!玉三郎の前に玉三郎なし、玉三郎の後に玉三郎なし。最後はスタンディングオベーションでした。「藤娘」と「鷺娘」で約1時間、1万5千円也+新幹線代。ちっとも高くなかった。その後名古屋在住の友人に「櫃まぶし」をご馳走になり、これがまた良かった。今年一番の日曜でした。

投稿: 玉クヮン | 2006.03.08 22:40

玉クヮンさま
まっ、名古屋遠征とは羨ましい(しかも櫃まぶしつき!) コメント中の「玉様」が思わず「王様」に見えちゃいましたよ。美しさを想像するだけでため息。
一方のわたくしは、ヤケっぱちなのかと思うくらい東京都内をぐるぐると・・・。その成果(?笑)を、また呆れながら読んでください。

「鼓の家」、アンコールでやってくれないかしら。芸能花舞台で小さい頃の映像を一瞬見たことがあるだけなんです。今月、国立劇場で兄弟の母親のお話があるので、申し込もうかしらと一瞬思ったんですけど、断念しちゃった。少し後悔・・・。

投稿: きびだんご | 2006.03.09 01:17

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 好天の土曜+会期末=入場制限 | トップページ | やっぱ「平家物語」よね »