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2006.05.16

娘道成寺で手拭いをナイスキャッチ!

5月14日(日) 「五月大歌舞伎 夜の部」 16:30~ 於・新橋演舞場

石川五右衛門」吉右衛門(呉羽中納言、実は五右衛門)、染五郎(此下藤吉)、段四郎(五右衛門父)、歌昇(三好長慶)ほか 「京鹿子娘道成寺」福助、所化:種太郎、隼人、児太郎ほか 「松竹梅湯島掛額 吉祥院お土砂 火の見櫓」吉右衛門(紅屋長兵衛)、染五郎(吉三郎)、亀治郎(八百屋お七)ほか

Dsc00520  「母の日」には物は要らないから自由をよこせ(笑)、ということで、夕食の支度もせずにお出かけお出かけ。先に浅草をふらふらしてから演舞場、というコースで。たまたま、とてもいい席(いわゆる「とちりセンター」)が手に入ったので、楽しみにしていたら、手拭いも飛んできたのだった。歌舞伎見物にも運動神経は必要よ、エッヘン!

 でも・・・お芝居じたいは、はてさて、という感じかなあ。

 よくも悪くも「吉右衛門丈の演舞場」なんだよね~、って、それで見に行ったわけだけど。筋書には毎年五月の恒例にしたい、という支配人の挨拶も載っている。「石川五右衛門」は初見で、宙乗りもあるし、と楽しみにしていたのだが、肝心の足利館の場が、私としてはあまり盛り上がらなかった。後の紅長がコミカルだから、どっしり時代物とか、黒紋付のお侍姿を見たかったかも。南禅寺山門の吉右衛門-染五郎は美しかった。

 「娘道成寺」は浅黄幕が落ちると、そこに白拍子花子と所化たちがいる、というところからスタート。所化が若い(というより小さい)「お坊ちゃん」たちなので、お決まりの台詞を聞いてても、「よくできました」という受け止めしかできなくて・・・。何より、福助の花子が、ねばっこいというのか、過剰な部分が気になるというのか。ストーリー上は「情念」を前面に出してもなんら問題はないのだろうが。

 「湯島掛額」は吉祥院の場で、繰り出されるギャグやら仕掛けやらにアハハハと言っていたらば、火の見櫓の場で一転、亀治郎の人形振りに息を飲む、という、いろんな意味で「してやられた」という感じかな。アハハのままで終わってたら、夜の部の演目構成には満足できなかったかもしれないけど、ふしぎな充足感が残ったのだった。

Dsc00516 ←一応、道成寺にちなんで・・・というのは、殆どウソのこじつけだけど、まあ「山」の感じの帯と、鬼の帯留で。鬼が出るか蛇が出るか??

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