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2006.05.05

海老蔵が「藤娘」ですって!?

5月4日(木・祝) 「團菊祭 五月大歌舞伎 夜の部」 16:30~ 於・歌舞伎座

傾城反魂香 将監閑居の場」三津五郎(浮世又平)、時蔵(女房おとく)、彦三郎(土佐将監)ほか 「保名」菊之助 「藤娘」海老蔵 「黒手組曲輪達引菊五郎(番頭権九郎・花川戸助六)、左團次(鳥居新左衛門)、雀右衛門(揚巻)、菊之助(白玉)、海老蔵(牛若伝次)ほか

 病気療養から復帰した團十郎丈の出演が話題の今月、その舞台は後日のお楽しみ、ということで、まずは夜の部を3階席から見てきた。3階の場合は、見え方もさることながら、周りの状況(何かと音をたてる人がいたり、とか)の運不運の差が大きいのだが、今日はとても落ち着いて見ることができてよかった。苦手の踊りがふたつもあるので、試しに「イヤホンガイド」も借りてみたけど、私のように、所詮感覚でしか見てない人間には不向きかもしれない。

 「傾城反魂香」は、時蔵さんのおとくが一番印象的だった。ああいうしっかりものの女房で、なおかつ品もある役がとても似合うような気がする。三津五郎さんは勿論達者だし、彦三郎、秀調の老夫婦も、かっちり締めていて、なんだかすがすがしい一幕だったなあ。

 初めて今月の演目を知ったときに、目を疑ったのは保名=菊之助、藤娘=海老蔵という踊り。友人にメールして、「間違えて逆に書いたわけじゃないよ」と但し書きを付けたのだった。どちらも初役だそう。感想といっても・・・正直、もっと綺麗な菊之助を見たい、ってくらい? 藤娘も、これが海老蔵、と思うとなんだかねぇ。衣裳の美しさはとてもとても堪能したけれど。

 「黒手組」は、またもや菊五郎丈が好きにやってるでしょ、という感じ。序幕は後のストーリーとはあまり関係なくて、菊五郎(権九郎)のおマヌケぶりと、菊-海老の絵になる美しさを味わうのみ。新造白玉は(権九郎をだまして)吉原から脱走を図るのだが、このあたりは安野モヨコ「さくらん」を思い出しちゃった。あ、この幕の最後に「おっとびっくり」があったよ。ネタバレになるから、今は書かないでおくけど・・・音楽とかね。その後は、まさに歌舞伎十八番「助六」のパロディ。意休役者とも言える左團次さんが「助六」の意趣返しのように、足に煙管を挟んだり、助六の頭に下駄を載せたり。幕切れの屋根の上での見得の形がよかった。雀右衛門丈が今月もお元気で出演は嬉しいけど、まだ4日ということで、3階のかなり後ろの私の席にもプロンプの声が聞こえてた。

 私はイヤホンガイドよりも、その月の「衣裳解説」をした冊子があったらホイホイ買っちゃうと思うな。*2階ロビー(? 吹き抜けの壁側のところね)に飾ってある絵の中で、「藤娘(七世 尾上梅幸)」に目を奪われちゃった。一瞬、いまの菊之助くんかと・・・。

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