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2006.09.07

消化不良のパラダイス

9月7日(木) 「モダン・パラダイス」展  於・東京国立近代美術館

「大原美術館+東京国立近代美術館--東西名画の饗宴」と銘打たれた展覧会。またも新聞販売店から招待券を貰って(希望者多数だと抽選)、出かけた。会期は来月15日までだけれど、招待券の有効期間は9月18日までだから、ちょっとだけあせって、仕事の前に見に行った。

 平日の午前中、そして会期前半というのに、けっこう人が入っていた。しかも、この時間帯に来られる人、というわけで、うむむ、数人のグループでのお喋りが気になる。入ってすぐの頃。最後のもう出口という辺では、オジサンの携帯電話が鳴って・・・「通話するなぁ!!」だし。よけいなところで疲れちゃった←人間ができてません。

 それらが影響したわけでは決してないけれど、たぶん美術館が意図したことを、私は消化できてない。似たような着想の画を見比べる、あるいは、同じ作家の画で近代美術館と大原が持っているのを並べる・・・。後者はもちろんわかりやすくて、関根正二「信仰の悲しみ」(大原)と「三星」(近美)などは、とても印象的だった。前者でも、わかりやすいものもあったけど、私自身、そこから先へ行くものがない、というのかな。

 全体が5部に分かれていて、「Ⅰ光あれ」「Ⅱまさぐる手・もだえる空間」「Ⅲ心のかたち」「Ⅳ夢かうつつか」「Ⅴ楽園へ」という構成。こういう企画展では、そこをまずちゃんととらえてから、なのだろうか。ごくごく近年の抽象画があり、写真があり、という中では、むやみに疲れてしまうのだった。

 結果どうなるかといえば、「大原美術館で見た」画の記憶をたどりつつ、それを軸にしてていくしかない。(だから写真が抜け落ちるのかも)

 いま作品リストを見ながら思い出してみると、「Ⅳ夢かうつつか」の画たちが、まとまりとして一番記憶に残っている。F・フンデルトワッサー「血の雨の中の家々」、藤田「血戦ガダルカナル」、ピカソ「頭蓋骨のある風景」などなど。戦争や死のイメージなのに。私の「モダン・パラダイス展」は、この感じなのか!?

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