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2006.09.24

トークと文楽を楽しみ、「通し」完成

9月23日(土・祝) 「通し狂言 仮名手本忠臣蔵 第2部」 14:30~

☆事前に13:00~14:00 高木秀樹さん、豊竹咲甫大夫さんによる講座あり(芝居茶屋新日屋主催。於・伝統芸能館レクチャールーム)

五段目「山崎街道出合いの段」始大夫・清丈 「二つ玉の段」三輪大夫・清友 六段目「身売りの段」文字久大夫・宗助 「早野勘平腹切の段」綱大夫・清二郎 七段目「祇園一力茶屋の段」千歳大夫、呂勢大夫、文字久大夫ほか・清介 【簑助(由良助)、勘十郎(おかる)、玉也(斧九太夫)、玉女(平右衛門)ほか】

 咲甫大夫さんのトークつきチケットを見つけたので、着物グループに声をかけた(なんたって、短い「単衣」を着る時期を逃しちゃイカン)。私の趣味に皆を引きずり込んでるとも言える。ま、このおかげで、通しで見るのが変則的な日程になっちゃったんだけど。

 トークがどんな内容か予想ができないまま行ったら、まず、高木氏による「第2部を見るための予習」的なお話があって、文楽初心者揃いの私たちには、とてもありがたかった。ビデオも使って(通しとはいえ、今回上演されない部分など)、わかりやすかったし、その後、高木氏を聞き手に咲甫大夫さんのお話も楽しかった。私は以前、世田谷パブリックシアターでも「座り方、おとし(砂袋)など」について聞いてはいたが、会場が小さいから、よりフレンドリーな感じ。腹帯は補修しながらずーっと使い続けるから、すごく分厚くなっていく、とか、「おとし」に彼は小豆を入れていて、息が上がった場合こんな風にわかるという具体的なお話、また七段目の「平右衛門の(特徴的な)出」の部分を、やって見せてくださったり、ほんと、あっという間の楽しい1時間だった。やっぱ、トークつきチケットにして正解!

Hitoe  友人たちを誘ったのは、演目に5・6段目があってお正月の浅草歌舞伎でも見ていたから、入りやすいのではないか、と思ったもので。

 とはいえ、私はちょっと疲れ(前日第3部の?)も出て、時々意識を失ったりもしてしまった。がぜん復活したのは一力茶屋の段で、おかるを語った呂勢大夫さんの声に、ドーンと直撃されてから。人形たちも華やかだし、おかるが梯子を使って下りるところとか、見て楽しいところも多かった(おかげで、落語の「七段目」が頭に入り込む隙間がなくて、それもまたよかったよ~)。この段は、嶋大夫さんの由良助のはずが、休演のため千歳大夫さんになり、最初のうちは(私は苦手だと思ってたけど)そうでもない、と思ったものの、やはり・・・。ま、これからも呂勢大夫さんに注目だぁ。

 通しと言っても、どういう構成にするかはその時々で違うようだし、またこれからも、こんな機会があればいいなと思う。体力のある限り、見にいきたい、そして今、パンフレット冒頭の写真を見ると、当たり前だけど玉男さんが写っている。東京公演千秋楽の今日、お亡くなりになってしまった・・・。

 そういえば、咲甫大夫さんは「人形浄瑠璃・うどん説」というのを言ってらっしゃった(本にもお書きになったそう)。浄瑠璃はうどん、三味線はだしつゆ、人形が具、だそうです。な~るほど。その「うどん」の具がものすご~く寂しくなってしまったわけだ。どのくらいすればまたにぎやかな具になるのか、想像もできない。

 画像の着物はもともと義母のもの、帯は母のもの。

 

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