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2006.09.18

喬太郎さんの才能を改めて実感した

9月17日(日) 「歌の入る噺の会」 18:45~ 於・練馬文化センター

開口一番(ごん坊・たらちね)、白鳥・?(タイトル忘れた。牛丼屋の噺)、市馬・掛取美智也、桃太郎・子ほめ--仲入り--喬太郎・井戸の茶碗、権太楼・一人酒盛

 いつも興味深い顔ぶれの落語会を企画するミックス寄席。ほーほー、今度は歌の入る噺ですか。じゃあ、市馬師匠は外せないよね。でも、どんなふうに歌が入るの? 見当もつかないまま、初めての練馬文化センターへ。

 乗り慣れない小田急線で新宿へ出たものだから、ほんとは大江戸線で新宿→練馬、と思っていたのに、改札口を間違えてJRに出てしまい、新宿→池袋→練馬ルートに。結果的には、その方が早かったのかも。会場は駅の目の前だったから、私でも迷わず行けます、なのでした。開演5分くらい前に着いたら、もうほとんど席はいっぱい。後ろの方の席に座ったけど、とても見やすくてよかった。

 前座のごん坊さんからして、すでにうかれ気味。というか、客席のテンションも最初から高かったんだよね~。さすが「物好き」な落語会なのだ。白鳥さんはあいかわらずシュールな発想で、歌は歴史のある牛丼屋の、鍋の中。客席に降りて歌うというサービスもあったな。でも一晩たつとあんまり覚えてないの・・・。ということは、噺としてのインパクトはそれほどでもなかったということかな。

 市馬師匠の「掛取美智也」も、歌うぞ~の態勢充分で、「去年の死んだふり」なんかやってる時間はなく(と本人曰く)、いきなり 狂歌の大家さん。そして相撲、芝居、三橋の旦那と掛け取りは続いた。まず、呼び出しや相撲甚句で、「物好き」+中高年の客席をぐっとつかんだようだった。

 桃太郎師匠の「子ほめ」は、相変わらずめちゃくちゃというか・・・無理矢理、歌が入るんだけど(子ほめに行く途中で道に迷って日劇ウエスタンカーニバルに行き当たった)、のびのある低音が意外。ま、も少し歌がすくなくても(苦笑)。やっぱり、あのキャラクターは私向きじゃないです。

 そこまでの、「噺の中の歌」としてではなく、いろんな曲をつかって、そのメロディに台詞をのせたのが喬太郎さん。部分ミュージカルのような井戸の茶碗、と言えばいいだろうか。だれか曲目リストを作ってないだろうか。すごく新鮮で、かつよくできていて、とてもおもしろかった。またぜひ聞きたい!! で、正直言うと、その後の「一人酒盛」は、ちょっとツラかった。力が入っているのかもしれないけど空回り?という気がしてしまったので。権太楼師匠が喬太郎さんのホテトル音頭を歌い、3番くらいまで歌った後で、ソデからご本人が「違うな!!」と登場したから「やんや」の喝采。そこで2コーラス歌ったのだが、2番で歌詞に「大根」というのが聞こえたと思ったら、「練馬のホテトル~」ですって。全くサービス精神旺盛なんだから。

 熱気あふれる、楽しい落語会で、その中でも喬太郎さんの「井戸の茶碗」は、ちょっと衝撃的なおもしろさだった。喬太郎さんには「引き出し」がいっぱいあるんだね。 

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