« ほっとする、オシャレな映画? | トップページ | 腹十二分目(?)の歌舞伎見物 »

2006.09.13

ギリシア悲劇は疲れるんである

9月13日(水) 「オレステス」 19:00~ 於・シアターコクーン

作/エウリピデス 翻訳/山形治江 演出/蜷川幸雄 出演/藤原竜也(オレステス)、中嶋朋子(エレクトラ)、北村有起哉(ピュラデス)、吉田鋼太郎(メネラオス)、香寿たつき(ヘレネ)ほか

 歌舞伎のチケット取りが希望通りいかず、今日の「オレステス」が早くから決まっていたのに、その前に歌舞伎座・昼の部を見る羽目に(感想は後日)。ちょっと予想はしてたけど、こんなハシゴはしたくないね、やっぱり。ギリシア悲劇を見るには、こちらもエネルギー充分でなくては。

 「オレステス」は、すっごく見たいというわけではなかったのに、ついふらふらと安い方の席で申し込んだら当たっちゃったという・・・。絶対見たいのは外れるくせにねえ。(ネタばれあります)

 安い席ということは、2階の端の方なので、下手側の太鼓の人しか見えなかったけど、上手側からも音楽は聞こえていた。その太鼓の大きな音とともに、舞台にザアザア雨が降りはじめ、エレクトラのかなり長いせりふから芝居が始まる。が、水音のせいもあるのだろう、私の所にはせりふがきちんと届かない。聞こえない、というのではなく、うまく聞き取れない時がある、というくらいだが。最初がこれなので、どうも気持ち的にうまく入っていけなかった。その後も、要所要所で雨が降り、コロスの声などうまく聞こえることもあり、そうでないこともあり、という状況。しかし役者さんは皆、声を張り上げて、すごいエネルギーである。

 オレステスは裸に近くて、叔父のメネラオス(こちらは重装備)に助けを乞う場面など、ほんとに哀れな無力な若者という部分が際だっていた。そして、やっぱり北村さんは素敵よね、と思いながら見ていた。役柄もあるだろうけど、それほど声を張り上げなくても、よく通る声と滑舌!! 舞台上の作りなどは、「オイディプス王」を思い出させるものだった。途中に入る音なども。

 で、一番「うーん」だったのは、ラストのアポロン(の声)。大きなイベントか何かのMCじゃないんだから、って気がしてしまった。これは1階で見てたら、また違う印象だったかもしれないが。あ~、へとへとだぁ。

|

« ほっとする、オシャレな映画? | トップページ | 腹十二分目(?)の歌舞伎見物 »

演劇」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ほっとする、オシャレな映画? | トップページ | 腹十二分目(?)の歌舞伎見物 »