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2006年11月

2006.11.26

「功名が辻」を今ごろ

 ちょこちょことしか見ていなかった大河ドラマ「功名が辻」だけれど、今月に入ってから多少はまじめに見ている。一応、篠井英介さんは見ておこうか、という感じで。でも、あんまり出てこないよ。

 今日、「種崎浜の悲劇」では、なんといっても香川照之に圧倒された。前回あたりから、それまでとは違う「暗い目」に引きよせられていたのではあるが、もう一気に! 私は今まで彼の出演しているドラマ、映画などはみたことがなくて、ちょっと認識を新たにした。

 偶然、来年2月のパルコ劇場「フール フォア ラブ」は、寺島しのぶ&香川照之で、すでに見に行く予定にしているから、ちょっと楽しみが増えた。そして、なんだか妙に評判のいい映画「ゆれる」も、今週末から下高井戸で上映されるはずなので、こちらも忘れずに。

 大河ももう終幕近く。どういうシーンで終わるのかいな、というのが「予想クイズ」的な楽しみで・・・。私が見た回(そう多くない)では、野口五郎、松本明子などが印象に残っていて、今後(来年以降?)、役者さんチェックで楽しもうかな。

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2006.11.24

菊之助ファン、増加中

11月23日(木・祝) 「花形歌舞伎 昼の部」 11:00~ 於・新橋演舞場

 初日に続いて、「昼の部」2回目である。今日は私が2ヶ月に一度くらい企画している「着物で観劇」の日。本日の参加者はフルメンバーから1人欠けて4人で、まあ4、5人ならばそう「うざったくはない」かという気持ちが私にあるので。あまり大勢でうち揃って、みたいなのは苦手だし、かといって自分一人で見にいく時は、ぜったい「洋服でいいや」になっちゃうから、自分に対する強制力! 私が見たいものに皆さんを引きずり込んでるだけかもね。

 後ろの方だったけど、センターで花道もよく見えたので、まんぞくまんぞく。海老蔵・弁慶では彼の美しさがそう発揮されないこともあり(なんか、やたらに目を剥くし)、オバ4人が菊之助・弁天に魂を奪われてしまいましたとさ(笑)。芸があればいつでもできるかもしれないけど、「今だからこその美しさ」は確かにあるよね。

 その後、西麻布の知人の呉服店に移動して、ひとしきり着物談義に花を咲かせたあと(でも何も買わない)、菊之助くんのことを語りつつ、おいしい和食とお酒で〆。楽しい一日なのでした。 

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2006.11.23

マイノリティを生きる

11月22日(水) 「トーチソング トリロジー」 14:00~ 於・パルコ劇場

作/ハーヴェイ・ファイアステイン 演出/鈴木勝秀 出演/篠井英介(アーノルド)、橋本さとし(エド)、長谷川博己(アラン)、奥貫薫(ローレル)、黒田勇樹(デイビッド)、木内みどり(ベッコフ夫人) ヴォーカル&ピアノ/エミ・エレオノーラ

 お能を見るときなどは少し予習をするんだけど、それ以外は全く何も考えずに劇場に足を運ぶ。できるだけ劇評の類も読まずに。だけど、この「トーチソング~」は、ちょっとは予備知識があったほうがよかったかな、と思う。わかっていたのは、篠井さんが「封印」を解いて、ゲイの役をする、ということだけ。まあ、時間がたつにつれて、いろんなことを思い出し納得し考え・・・というのでも、いいんだけどね。だからと言って、もう一度見るには、私のエネルギーが不足している。休憩込みで3時間10分という長さだけの問題ではなくて。(以下、ネタばれ)

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2006.11.22

「現代の」「若者」がここにいる

11月21日(火) 「阿佐ヶ谷スパイダース イヌの日」 19:00~ 於・本多劇場

作・演出/長塚圭史 出演/内田滋(広瀬幸治)、伊達暁(中津正行)、美保純(中津和子)、八嶋智人(宮本)、長塚圭史(西田明夫)ほか

 さて、また長塚圭史である。また、というのは「アジアの女」があったからだけれど、阿佐ヶ谷スパイダースとしては「桜飛沫」以来か。何がなんでも見たい、というのではなくて、ある種の「ひっかかる部分」に引きずられているかのように、出かけてしまう。

 会場は、パブリックシアターよりも、新国立劇場よりも、本多劇場の方が彼らには「いい感じ」。で、補助席どころか、階段状の通路に座布団席も。

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2006.11.19

笑った! 濃ゆい人々のあったか芝居

11月18日 「八百屋のお告げ」 19:00~ 於・東京芸術劇場小ホール2

作/鈴木聡 演出/鈴木裕美 出演/松金よね子(水野多佳子)、岡本麗(小西邦江)、田岡美也子(本田真知子)、加納幸和(坂手川正信)、井之上隆志(松原光夫)、佐藤二朗(芹沢保)

 3人の女優による「グループる・ばる」の20周年記念公演。私は前回の「片づけたい女たち」が永井愛の作・演出だから、というので見に行ったのがきっかけだから、2回目である。加納さんが出演、というのも大きな魅力だった。それに、チラシによると、作者が鈴木聡さんでタイトル「八百屋のお告げ」なんていうと、どうしたって落語の「占い八百屋」を連想しちゃうんだけど・・・。第一、この会場には、落語を聞きに行ったことしかなかったから。

 いや~、落語にはまるで関係ないけど(当然か)、大人な笑いですごく面白かったよ! カーテンコールでの松金さんの挨拶によると、23日の夜公演チケットがまだ余裕ありとのことなので、大人のみなさん、どうですか?(その場合は読まないでね)

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2006.11.18

かつての新宿のエネルギーも、空舟に乗せて

11月18日(土) 「現代能楽集Ⅲ『鵺/NUE』」 14:00~ 於・シアタートラム

作・演出/宮沢章夫 出演/上杉祥三(演出家)、若松武史(黒ずくめの男)、中川安奈(桐山雅子)、下総源太郎(俳優)、半田健人(若い俳優)、上村聡(映像作家)、鈴木将一朗(マネージャー)、田中夢(女優)

 鵺とは、トラツグミの異称。と言われても想像できない。ツグミなんて可愛い感じだけども。先日の鎌田東二氏のお話では、京都大学の植物園で鳴き声は聞けるらしい。ただし夜。 平家物語では、「頭が猿、胴体は狸、尾は蛇で手足が虎のケモノで、源頼政に射取られた」とあり、能はその鵺が僧の前に現れ、魂の救済を願って海に沈むのである。さて、それが宮沢章夫作のお芝居となると・・・。

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2006.11.13

台詞たっぷりの「元禄忠臣蔵」

11月14日(月) 「元禄忠臣蔵 第二部」 12:00~ 於・国立劇場大劇場

伏見撞木町》第一幕 《御浜御殿綱豊卿》第二幕、三幕 《南部坂雪の別れ》第四幕

藤十郎(大石内蔵助)、彦三郎(進藤八郎右衛門)、秀太郎(遊女浮橋)、梅玉(徳川綱豊)、愛之助(大石主税/羽倉斎宮)ほか

 第一部が「よく泣いてたなァ」というお芝居だったとすれば、第二部は「よく喋ってたなァ」ということになる、私の中では。撞木町の内蔵助-八郎右衛門をはじめ、御浜御殿の綱豊-新井白石(我當)など、座敷で一対一で、という場面がけっこうあって・・・いや、ちょっと眠くなったのでした。

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2006.11.12

「鵺(ぬえ)」とは何だ

世田谷パブリックシアター・レクチャーシリーズ「鵺」  各日・16:30~

11月11日(土) 講師・小田幸子/11月12日(日) 講師・鎌田東二

 現在、シアタートラムにて上演中の、「現代能楽集Ⅲ『鵺/NUE』」(宮沢章夫)に関わるレクチャー。と言っても、お芝居の方はあくまでも能の「鵺」にインスパイアされて宮沢さんが作ったものであり、レクチャーは能「鵺」の読み解きが中心である。

 私はこれまでのパブリックシアター「現代能楽集」は見ておらず、この宮沢作品も「まあ見てみようか」というくらいだったのに、レクチャーの企画にはかなり積極的に乗ってしまった・・・お勉強気分の「秋」だからかな。「鵺」は「平家物語」から、ということもある。自覚はしてなかったけど(早い話が忘れてた)、もともとの能「鵺」も見ていたのでした・・・ほんとにこういうとき、備忘録ブログは役に立つ(苦笑)。 

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2006.11.09

宝生能楽堂は緊張感に包まれていた

11月8日(水) 「狂言ござる乃座  36th」 18:30~ 於・宝生能楽堂

舞囃子「高砂 八段之舞浅見真州(大鼓・亀井広忠、小鼓・大倉源次郎、笛・一噌幸弘、太鼓・金春國和)ほか 「末廣かり万作(果報者)、高野和憲(太郎冠者)、万之介(すっぱ)--休憩--「釣狐」萬斎(白蔵主/狐)、石田幸雄(猟師)

 この春くらいから、「萬斎さんが今年は『釣狐』をなさるんですって!?」という話が、流れていた。「猿に始まり、狐に終わる」という修業の到達点であり、また最高秘曲と言われる大曲だから、ほかの曲とは見る方の気持ちも全く違う。

 ござる乃座は3回公演だが、11/8と11/25、そして12/1と間隔があいている(あとの2回は国立能楽堂)。そして、8日はその最初だから、いっそう緊張感があったと思う。そういえば、裕基くんが初めてお猿さんを演じた「靫猿」も秋のござる乃座で、あの時は抽選に外れたのでした。今回は無事に当選! ふだんは中正面席だけど、こういう時はがんばって正面席にしちゃうのだ。

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2006.11.08

久々に寄席に行った

11月8日(水) 「鈴本演芸場 昼の部」 12:40ころ入場

ろべえ・子ほめ、美智(マジック)、こみち・蚤の子どもがカッポレを踊ったりお酒を飲んだりの噺、喬太郎・肥かめ、小菊(粋曲)、志ん五・たいこ腹、正雀・紙屑屋、遊平・かほり(漫才)、扇遊・お見立て--仲入り--ペペ桜井(漫談)、菊之丞・紙入れ、玉の輔・宮戸川、とし松(曲独楽)、市馬・掛け取り

 市馬師匠がトリの鈴本・昼だけど、なかなか行ける時がなくて。でも今日なら、午前中の用事をすませて、夜の能楽堂までの時間をうまく使える!と、出かけたのだった。さすがに帰宅したらば、ぐったり~。

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2006.11.07

「船弁慶」が面白くて

11月6日(月) 「花形歌舞伎 夜の部」 16:30~ 於・新橋演舞場

時今也桔梗旗揚(ときはいま ききょうのはたあげ) 本能寺馬盥の場 愛宕山連歌の場」松緑(武智光秀)、海老蔵(小田春永)、松也(光秀妹桔梗)、芝雀(皐月)ほか 「船弁慶」菊之助(静御前/平知盛の霊)、團蔵(弁慶)、梅枝(源義経)ほか 「義経千本桜 川連法眼館」海老蔵(佐藤忠信/源九郎狐)、段治郎(源義経)、猿弥(亀井六郎)ほか

 新橋演舞場では初めて2階の右袖から見る。なかなかよい場所で、見えにくかった(というより全く見えなかった)のは、馬盥の場の春猿(園生の前)くらいかな。・・・って、二等席なんだから、見えなきゃ困るか。花道が最後まで見えたり、「船弁慶」で揚げ幕(能の)が上がったとたん菊之助くんが見えたりと、ちょっと嬉しい。

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2006.11.05

「倉橋由美子」を聞く

11月4日(土) 「対談 倉橋由美子 大人の小説の魅力  豊崎由美が『お子ちゃま』文学を斬る!」 13:30~ 於・明治大学和泉図書館

Kurahashi 対談者:古屋美登里-豊崎由美

 当ブログで「追悼・倉橋由美子」を書いたのは、2005年8月24日。そのとき、偶然(というわけではないのか)豊崎由美さんの名前も挙げていた。彼女の文章は、それまでもあちこちで目にしており(それこそnumber誌あたりから)、独特の文章リズムが気になっていた。いっぽう古屋さんは、過去の「本の雑誌」の書評担当者の中で、一番好きだった。そのお二人が倉橋由美子について語るというのでは、行かないわけにはいきますまい。幸い、会場はドア to ドアで30分少々という近さでもあり、秋の午後、いざ明治大学へ!

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2006.11.02

床の上にペットボトル

 29日、「ベケットを読む」のポストトークの時。ステージの上に椅子が4つ並べられていて、そこで皆さんが話された。椅子の足元にはそれぞれペットボトルが置かれて、なんか美しくない、と思ってしまった。というか、床の上に直接置きたくない。2人1組で間に小さいテーブルでも置けばいいのに、とよけいなことを考える(そうすれば、太田さんが資料を床に置かなくてすむし)。

 と、思ったばかりだったから、新橋演舞場でも、私の席の近くの人がペットボトルを足元においていて(1人ならず)、ふ~ん、なのだった。ボトルだから違和感ないのかなあ。

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2006.11.01

新橋演舞場、本日初日

11月1日(水) 「花形歌舞伎 昼の部」 11:00~ 於・新橋演舞場

番町皿屋敷」松緑(青山播磨)、芝雀(お菊)、松也(お仙)ほか 「勧進帳」海老蔵(武蔵坊弁慶)、菊之助(富樫)、芝雀(源義経)ほか 「弁天娘女男白浪」菊之助(弁天小僧菊之助)、松緑(南郷力丸)、團蔵(鳶頭清次)、左團次(日本駄右衛門)ほか

 去年、「児雷也」をわくわくしながら見たのは11月の新橋だった(そしてそれが、松助丈の最後の舞台だった・・・)。今年は海老蔵、菊之助、松緑がそろうというので、楽しみにしていた。演目もポピュラーなものばかりだし。それに、松也くんとか團蔵さんとかも、ご出演なんだも~ん。

 昼の部は本当は楽日近くに見ることになっているのに、それまで待ちきれず、たまたま3階の1列を見つけたので迷わず行くことにした。一応、演舞場へは計3回見に行く予定だけど、各階制覇(笑)、となった。幕見があれば、もっとふらふら行っちゃうね。

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