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2006.12.13

呂勢大夫さんに、ぎりぎりセーフ!

12月13日(水) 「文楽十二月公演」 17:00~ 於・国立劇場小劇場

義経千本桜」初段 堀川御所の段 二段目 伏見稲荷の段、渡海屋・大物浦の段

 12月の文楽公演は期間が短いので、なかなか見に行ける時がない。今年は鑑賞教室を諦めて、こちらのみ。しかも、どうせなら呂勢大夫さんが出演される後半(12日以降)を見ようと思ったもので、今日になった。でも実は世田谷パブリックシアターのマチネ(ナイロン100℃)のチケットを先に取っていて、そちらが1時開演だから4時には終わって国立劇場に行けるだろうという読みは・・・甘かった。本日終演4時40分。国立劇場にかけこんだ5時10分からほんの少しして呂勢大夫さんご登場で(三味線は燕三さん)、やれやれだよ~。通路際の席を取っててよかった。

 さて、大夫さんの「声」である。年配の方の深みのある渋い声はともかく、若手の場合、自分にとって聞きやすい声とそうでないのがあるように思う。語りの技術云々の以前に(だって私には義太夫に関して何も言うべきものはないもの)。その部分で私の一番が呂勢大夫さんかな、と。今日は渡海屋・大物浦の段で「中」を語った咲甫大夫さんも、すごくよかった。ま、いい場面でもあるんだけども。

 人形でも、玉女さん(渡海屋銀平/知盛)の力強さと、和生さん(女房おりう/典侍局)のきりりとした品のよさに特に惹かれた。知盛が義経を討つために長刀を手に駆け出す場面、あるいは傷ついて戻りながらもまだ戦う場面、そして最後に碇を背負い海に消えるところ・・・ほんとに手に汗握る、という感じで、見ている方も力が入っちゃった。歌舞伎の大物浦は長らく見てないなぁ、ということも思い出した。

 文楽の方が感情移入しやすい部分も多々あって・・・これで、大夫さんが違う人だったらうるうる来るかもしれないね。カンペキ個人的な好みを言ってますが。

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歌舞伎・文楽」カテゴリの記事

コメント

間に合ってよかったですね。
文楽は、義太夫がダイレクトに入ってくる感じがあって、ああこの人好きだなっていうのが出やすいと思います。歌舞伎の義太夫なんて、私はめったに好き嫌いを感じません、っていうかどうでもいい感じ(笑)
知盛、しばらくでないなと思ってたら、浅草で獅童がやるというので複雑な気分です。見に行きますけど…
獅童の方が客が呼べるゆえの配役でしょうけど、どうせなら男女蔵にやらせてみたい。

投稿: 猫並 | 2006.12.14 08:56

猫並さま
コメントありがとうございます。
猫並さんチに書こうと思っていたのですが、
疲れ果てて頭の中がぐじゃぐじゃで・・・。
ほんと、歌舞伎では義太夫をあまり意識しませんよね。
その前に、「おお、綺麗!」とか、役者さんに入れ込んで。
・・・にしても、獅童くんが浅草で知盛ですか。
ここ数年、浅草歌舞伎は行ってましたが、
来年はパス、のつもりで、演目すら見てませんでした。

投稿: きびだんご | 2006.12.14 09:55

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