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2006.12.14

タイムスリップを舞台にて

12月13日(水) 「ナイロン100℃ ナイス・エイジ」 13:00~ 於・世田谷パブリックシアター

作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ 出演/峯村リエ大倉孝二みのすけ松永玲子坂田聡池谷のぶえ立石涼子ほか

 演出のケラさんも、俳優・峯村さん、大倉さんたちも、今まで何度か見たけれどナイロン100℃の公演としては初めてである。これだって、パブリックシアターでなければ、見なかったかもしれない(コメディ?、というのも見ることにした一因)。・・・という程度の距離なんだけど、うむむ、面白かったよ~。2000年9月に初演されたものを、かなりキャストを変えて再演とのこと。(ネタばれあります)

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 タイムスリップものであるから、場面の転換がかなり多いのは当然。しかも、現在:2000年8月を足場として、1985年、1964年、1945年、さらに未来の2019年へと登場人物が移動する(歴史的事実の例で織田信長も出てきたっけ)。時代だけでなく、1985年の羽田空港と主役たちの廻(メグリ)一家の家、1964年の廻家と寄席?と酒場・・・などなど。この場面転換がとても鮮やかだった。天井の高いパブリックシアターの空間もうまく生かされて、そこにスポットライトやらスクリーンもうまく使われて、めまぐるしい「時間移動」にも違和感がなかった。

 メインは廻一家(一族)の現在、過去、未来であるけれど、そこに絡むタイム・パトローラー夫婦とか、お笑い芸人とか、過剰なほどにてんこ盛り。でも、うまく繋がっているんだよねぇ。

 峯村さんの、アルコール依存の妻ぶりは「生活に疲れた」感なんかが、とてもうまいと思った。と同時に、15歳の彼女を演じた植木夏十(やはり長身)も、存在感があったなぁ。大倉さんは一段とキワモノっぽくて、手足の長い軟体動物ぶり(笑)をいかんなく発揮していた。気になったといえば、実はけっこうキーになる芸人・カンダタ役の坂田聡。「お笑い」の中でも、ストーリーでも「異分子」の存在が、はまっていたように思えた。

 画像は公演パンフレット・・・と言っていいのかどうかわからない。箱入りで全4点が入っている。ビジュアルブック、テキストブック、シールつきカレンダーブック、ポスター。シールなんて要らないんだけど。ポスターどうすんの?と思いつつ。だいたい1500円以上のパンフは買わない、という自分ルールを破ってるし(2000円)。テキストブック(白鳥の絵の方)では蜷川×ケラ対談も読める。そういえば、劇中、ニナガワ、ノダヒデキの名前が出てきて、とうぜん笑いを取っていたのでした。

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コメント

久しぶりの訪問です。ナイロン100℃は、今年「カラフルメリィでオハヨ」を観たのですが、意外とくたびれたので、今回は何となく食指が動かず見送ってしまいました。でも、やっぱり観ておけばよかったです……。

投稿: ポンジュース | 2006.12.28 21:33

ポンジュースさま
ようこそです。なんかお芝居って、タイミングがありますよねぇ。公演場所やら時期もからんでくるし。
でも、いっぱ~いあるお芝居の中から、自分の感覚(嗅覚?)を信じてチョイスする、ってのも大事と思います。来年もいっぱい「ヨシ!!」と言えるお芝居に出会えますように。

投稿: きびだんご | 2006.12.28 22:50

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