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2006.12.07

ホーム&アウェー、落語と歌

12月6日(水) 「年忘れ 落語と歌祭り」 19:00~ 於・横浜にぎわい座

第1部:落語 開口一番・市朗(金明竹)、喬太郎・午後の保健室、風間杜夫・粗忽長屋、市馬・掛け取り --仲入り-- 第2部:歌 風間「釜山港へ帰れ、ともこ」 喬太郎「鳥追い道中?、東京ホテトル音頭、大江戸ホテトル小唄、東京イメクラ音頭」 市馬「赤城の子守歌など、昭和歌謡」 風間「ぎらぎら音頭温度」、風間&市馬「俵星玄蕃」(司会・喬太郎)

 ほんとは宝生能楽堂の「野村狂言座」に行く日であったのだが・・・つい、この顔ぶれに負けて(そして、6日は市馬師匠のお誕生日と教えられたこともあって?)、初めてのにぎわい座に向かった。

 と言っても、何度も書いてるかもしれないけど、実は特に噺家さんの歌が好き、というのでは全くない。昭和歌謡なんて何回聞いても覚えられないし。その上、実は風間杜夫の落語というのも、積極的に聞こうとは思ってなかった。明治座で「居残り」という芝居をやった時、少し落語のシーンがあったと思うけど、どうもね、という感じだったから。それなのに最近、風間杜夫の落語、という会を見かけることもあり、・・・という気持ちもあったのだった。

 でありながら、結果的に風間杜夫は面白かったというか、いろんな顔を見せてくれて、さすがに俳優!と思ったのである。落語はとうぜん、彼は本職ではない、その「おずおずさ」みたいなものと、粗忽長屋のアホらしいシュールさが合致して、私には不思議に違和感なかった。なんかね、熊さん八っつぁんの喋りよりも、噺の背景とかから役づくりしていったような感じ、というのかしら。そして、彼が本職も真っ青の落語をするなら、落語家のン十年は何なのか、ってことにもなるわけで、俳優さんの落語だったのだと思う。

 そして第2部の歌では、まずタキシード姿でかっこよく歌う。この場面では、「ステージは自分のもの」だったと思う。落語の時と声が全然違う。そして、語りが主体の「ともこ」などコミカルな持ち味も披露。その後、市馬師匠の歌の間にまたもお召し替えで、松平健に張り合うのかというような着物姿だった。まあ、最後の「俵星玄蕃」はやはり、大きなカンニングペーパーを見たりせずに歌ってほしかった(でなければ、歌は市馬師匠に任せて踊るとか・笑)。

 で、次の問題(?)は、喬太郎さん。大笑いマクラがたっぷりでなかなか噺に入らず、その挙げ句の「午後の保健室」と、押しまくる歌のコーナー、そして玉置宏さんを真似た台詞ながらアヤシイ司会者ぶりと、どこもまぁ喬太郎カラー。それはこの3人の中では自分のポジションはこれ(全てを通して色物的な)、と定めたよう、とでも言えばいいだろうか。こういう喬太郎と、直球の市馬--ほんとにいいコンビだよ。でも、喬太郎さん、グッタリしてないかしらん。テンションの落差がふっと心配になってみたりして。

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コメント

お待ちしておりました。ありがたく拝見。
楽しそうな会、観たかったなあぁ。

ほんとに、きょんきょんは心配になりますね。
好きなだけに。

市馬師匠の歌を聴きたいって言うか、楽しそうに唄ってる姿を見るのが面白いって言うか(笑)
なんでこんな歌知ってるの、しかも暗記って
って、笑いが込み上げてたまりません。

投稿: まー坊 | 2006.12.08 10:27

お待たせしました(笑)。
昨日の午前中に書こうと思ってたのに、アクセス障害で。
まー坊さんはにぎわい座には行けなかったけど、
蒲郡でたっぷり聞いたんだからさぁ。
でも、そういう「見たい」「聞きたい」は
とどまるところを知らないのよね。

私も歌より「楽しそうに唄ってる姿」を見て楽しむ、というか
そういう熱気の高揚感が好き、というか。

投稿: きびだんご | 2006.12.08 20:21

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