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2006.12.10

千作さんの芸を堪能

12月9日(土) 「東西狂言の会」 14:00~ 於・三鷹市公会堂

解説・野村萬斎、小舞「八島」野村遼太 「痩松」野村万之介(山賊)、深田博治(女) 「察化」茂山千作(太郎冠者)、茂山宗彦(主人)、茂山七五三(察化)--休憩--「宗論」野村万作(浄土僧)、萬斎(法華僧)、竹山悠樹(宿屋)

 年に一度の三鷹・東西狂言の会。これが楽しみで三鷹市マークルの会員になってる、と言っても過言ではない。会場もなかなか見やすいのだけれど、(いつも言うように)駅から遠くて不便なのだ! 我が家からはバスで行けるけど、雨でなかなか来ず、萬斎さんの解説にちょこっとだけ、遅刻してしまった。

 なので、最初の方は聞けてないんだけど、それぞれの演目解説はなんとか。「宗論」のような大曲ができるのも、ここで続けてきたから、というようなお話があって、ちょっと嬉しい。

 ふだん、野村万作家の狂言は見る機会が多くてある意味、慣れてる、ということもあるんだけど、茂山さんのやわらかい喋り、動きがとても新鮮。しかも! 1919年生まれの千作さんがほんとに素晴らしい。この芸が見られてありがたやと、手を合わせたくなるくらい(笑)。ちょっとした時の目の動きとか、細かい部分までが可笑しいんだもの。「察化」じたいが爆笑を誘う曲ということもあって、ほんとに大受けだった。

 対して「宗論」。こちらは解説で「平和運動の大会(だったかな)」で演じたことがある、と話されたとおり、ばかばかしくて笑うところもあるんだけど、普遍的なテーマを持っているから、余韻が残るんだよね。万作さん、萬斎さんが台詞を唱和するところでは、完璧なハーモニーというか、声の重なり方(声の質)がとても美しくて、このあたりが親子なんだなぁと思ってしまった。

 遠路はるばるでお気の毒みたいだけど、千作さんにはこれからも三鷹に来ていただきたい、どうぞお元気で、と心から願っている。

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