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2007.01.23

「鏡獅子」に大拍手

1月22日(月) 「寿 初春大歌舞伎 夜の部」 16:30~ 於・歌舞伎座

廓三番叟」雀右衛門、富十郎、芝雀ほか 「祇園祭礼信仰記 金閣寺」幸四郎(松永大膳)、玉三郎(雪姫)、吉右衛門(此下東吉)、東蔵(慶寿院)ほか 「春興鏡獅子」勘三郎ほか 「切られお富」福助(お富)、歌六(赤間源左衛門)、高麗蔵(赤間屋女房お滝)ほか

 そんなわけで、新橋演舞場から歌舞伎座へ移動。このブログを始めたのが2004年9月で、当時は毎日真面目に出社し、月末には夜間労働・タクシー帰宅もあったっけね。それを思えば、平日にのんきに劇場へ行ってるなんて、夢みたい。・・・とはいえ、3階席のハシゴをする、というあたりが私の限界か(私らしいとも言う)。

 さてさて、今月の歌舞伎座は、昼夜ともに踊りが2つあって、常日頃「踊りは苦手」と言ってる私は、はぁぁ・・・ではあったのだけれど、久しぶりに見た「鏡獅子」がとてもよかった。

 もちろんそれは勘三郎さんの芸の力なのだけれど、それ以外の、長唄やお囃子なども含めて堪能した!! と言っても、自分でも何もわかっちゃいないとは思ってる。それでも目を引きつけて離さないものがある、ということなのだと思う。「胡蝶の精」の宗生くん、鶴松くんも、しっかり踊っていて、単に小さくて可愛い子が踊ってる、ということじゃなくて大したもんだなぁと思ったのだった。「当代一」のかけ声にちょっと笑いが来たのはいかがなものか。かけ方の問題か? でも・・・。

 そして、河竹黙阿弥作の「切られお富」。お正月の感じはない演目(しかも終演9時半で、物語は途中まで)。「悪婆」と呼ばれる切られお富の役を、福助が初役で、とのことで、ある意味予想通りのお富ではあった。でも、こういう福助は嫌いじゃない。伊勢音頭の万野なんかで「やりすぎ?」みたいなのが記憶にあるけれど、こういう「主役は私のものよ」的な役だと平気だなー。いろいろやってみてね、という気になる。そして、実は歌六・高麗蔵の赤間屋夫婦の感じが好きだったりする。

 「金閣寺」ではひたすら玉三郎丈に見とれる。ゆえに、桜の木に縛られたあたりから目がランランとしてたけど、その前はちょっとzzz。玉三郎のひとつひとつのポーズが、どこをとっても完璧に美しい、という気がした。それ以前の、幸四郎-吉右衛門のシーンなども、「絵として美しい」と思いつつ睡魔に負けてしまいました。←ストーリーを考えずに見てたから? 「廓三番叟」はいろんな意味で眼福眼福、かな。

 今月はお正月らしくウキウキと、という感じの演目構成ではなかったのが残念だけど、でも、見ているうちにふっと「そうか」と思ったり、新たな発見があったり。私なりの楽しみは尽きない。

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コメント

良かったですよねぇ、鏡獅子。私も、見られて良かったです。アレだけで、チケ代の元が取れたと。

当代一の掛け声、なんか「狙ってました」っていうのが透けて見えたような気がしました。それで笑うのも違うな、とは思ったんですが、声のほうも、思わず出た!という大向こうではなく、どっかで言ってやろうと最初からきっかけを狙ってたような気配が。
睦会とは思えず…もしかして素人さん?と思ったのですが…違うかなぁ。

投稿: 猫並 | 2007.01.24 00:00

勘三郎、襲名興行を3ヶ月見たあと、しばらく「お腹いっぱい」になったこともありますが、こういう鏡獅子に出会うと、改めて良いわ~なのでした。

掛け声はそういわれてみれば「狙ってた」感がありましたねぇ。出だしのところがすでにスカッと来ないと言うか。ほかにもよく聞き取れない変わった掛け声(屋号でなく十八代目でもなく)とか、「気をそらさないでよ」という気はしました。
一度近くに座った夫婦が、自己満足的に小さな掛け声をかけてて、楽しみ方はそれぞれなんだがしかし・・・ということもありました。どうも歌舞伎座に行くと大らかにできない自分(>_<)

投稿: きびだんご | 2007.01.24 01:04

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