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2007.02.26

文楽の「三業」解説を楽しむ

2月26日(月) 「あぜくらの夕べ 文楽入門」 16:00~ 於・伝統芸能情報館 レクチャー室

第一部「解説」豊竹英大夫鶴澤燕三桐竹勘十郎--休憩--第二部「実演」艶容女舞衣 上塩町酒屋の段より

 あぜくら会の会員誌で募集があったので、往復はがきで申し込んで行ってきた。電車トラブルもあり、4時ギリギリに着いたので、レクチャー室の後ろの方に座る(定員100名とあったと思う)。三味線がよく見えなかったのは残念だけど、「なら開場を並んで待ってろ」ってなものだよね。まず第一部はお一人ずつ、基本的なことの解説から。文楽入門とは銘打たれてるけど、いやいや、かなり年季が入ったファンも多いような気配。 

 大夫さんの腹帯や「おとし」などについては、同じ場所で咲甫大夫さんから聞いたし、その前にパブリックシアターでも、大夫と三味線の座り方などについて聞いたっけ。なので、そのあたりは、おさらいという感じだけど、英大夫さんはテレビの文楽入門に出演されたりしてるだけに、喋り方がうまい!! 受講者を笑わせながら、「喉ができるのに20年はかかる」など、実はシビアなお話を。

 そして、じゃあ皆さんやってみましょう、ということで、有無を言わさず「ととさんの名は十郎兵衛、かかさんは、お弓と申します」を練習。その後、5月の演目「絵本太功記」から、「さすがの久吉、よく言った(ハハハ)り」も。こういう参加型だととても楽しい。ふだん大きな声を出すことがないから、気分スッキリ!

 三味線の解説は、上にも書いたように、もう少しよく見えたら・・・とは思ったけど、それぞれの場面に合った弾き方ということで、例を挙げながら弾き分けてくださる。聞いたときにはよくわかったつもりだったけど、(床が交代するときの「オクリ」と「サンジュウ」の区別など)はたして・・・。ま、次に見に行く時には、三味線にも耳を澄ませるのだ!!

 人形も、一人遣いから実際に「ここに手を入れて」などと示しながら、いろいろ演じ分けを。そして、3人遣いになると、勘弥さん、簑四郎さんも加わって、どのように合図を出すのか、などなども含めて、じっくり見ることができた。いや~、大変な世界です。

 休憩後は「お園のくどき」の部分の実演・・・なんだけど、その前にお茶目というか、英大夫さんが、「子ども」「老婆」「侍」の声で、出だしだけ語り分けして、人形もそれに合わせた動きをする、という特別版もあって大受け。ほんとに笑ったり声を出したり感心したりで、2時間余りが過ぎてしまったのだった。

 つい先日の新聞に、文楽の研修生がゼロになった、と出ていたと思うけど、一人前になるまでに、三業のどれをとっても大変な時間がかかる、というのがネックなのかなあ。血縁とかが関係ない世界なのに、勿体ないなあ。(と書きつつ、万一、我が子がこういうことに関心があって、ぜひやりたいと言ったら、「大変よ~」「無理」とか言いそうだなぁと思ったりして。でも、本当に好きな子だったら、何がなんでもやるんだろうね。そんな若者を捜し出さなくっちゃ)

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