« こっくり、ほどよく満腹の「忠臣蔵」 | トップページ | 地獄めぐりの合間に、また閻魔 »

2007.02.14

地獄その2 三軒茶屋にて

2月14日(水) 「地獄八景:浮世百景」 19:00~ 於・世田谷パブリックシアター

監修/桂米朝 脚本/東野ひろあき 演出/G2 出演/佐藤アツヒロ、高橋由美子、山内圭哉、松永玲子、小松利昌、出口結美子、桂吉坊、市川笑也、桂吉弥、升毅、松尾貴史

(ポストトークは出演者11人全員+東野ひろあき氏(司会))

 チラシにも名前が出ている通り(そしてタイトルからもわかるように)上方落語に材を取ったお芝居である。どうやら松尾貴史さん、東野さんあたりが、話を進めていったもののよう。ストーリーの中にも、落語ネタがいーっぱい出てくる。

 けれど、見に来ている人は、「アツヒロくんが好き」とか「G2いいよね」みたいな感じが多いように思った。少なくとも私の周りはそうでした。だからというか、笑いも「イマドキの若者が好むタイプ」のものなのかもしれない。かくいう私は、なぜ見に行ったのかと言えば・・・まあ、落語がどのように使われてるの?という興味と、山内圭哉とか松永玲子が妙に気になってるから、かなあ。

 先週見に行った「地獄でございます」と一緒に、タイトル=地獄、とまとめちゃったけど、あちらは舞台上はずっと地獄、でも閻魔さまは出てこない。こちらは時々、閻魔さまが出てくるけどメインは浮世。

 ちょっと話にのれるまで時間がかかった。細切れっぽく進むんだもん。でも、かなり個性的な役者さん揃いで、アドリブなんかも入れながら(?)、ほどよく力が抜けてるような感じで、しだいに素直に気楽に楽しんでいった。2人の噺家さんも、キャラを生かしていて、芸達者~!

 キャスト的には、松永さんが小糸(高橋由美子)の母親というのは、ちょっとどーぉ?と思ったくらいかな。「崇徳院」ネタの時の笑也さんはインパクト大。見てる時は、ちょっと拒否感があったんだけど、時間が経ってみると意外に面白いもんだと思っている。

 (落語に限らず)いろいろネタが仕込んであって、全部わからなくていいよ、わかるところで笑って雰囲気を楽しんで! というところかもしれないな。

 ポストトークでは、やっぱり関西弁のことが話題になっていた。佐藤さん、高橋さんなどは、まったく関西弁に縁がないので大変だったそう。感情を込めるとアクセントとかがめちゃくちゃになってしまい、ずっとダメ出しをされていたとか。あと、「アンケート」はよく読まれているようですよ! 開演前のインフォメーション(非常口とか携帯電話の注意など)が、関西弁で(実は松永さんの純粋関西弁らしい)、私はちょっと苦手だったんだけど、このアナウンスについても、アンケートにいろいろ書かれているみたい。

 ま、これだけ個性的な人たちが集まって、軽く楽しめる、でもアハハと笑ってその場限り・・・というのが、落語的かもしれないなあ。

|

« こっくり、ほどよく満腹の「忠臣蔵」 | トップページ | 地獄めぐりの合間に、また閻魔 »

演劇」カテゴリの記事

コメント

あ、地獄へは先を越されました(笑)
そういえば私は、最近めったなことではアンケートを書かなくなりました。書くとしたら、場内の管理によっぽど腹の立つことがあった時か、この主催者からぜひDMが欲しいと思った時くらいでしょうか。
そんなことめったにないけど。
私の地獄行きは明日、愉しみに参ります。

投稿: 猫並 | 2007.02.15 07:24

猫並さま
「地獄へお先に」っていうのは、どうよ(笑)。

私もたま~にアンケートを書く時の理由は同じですね。昨日もよっぽど書こうかと思ったことがありました。パブリックシアターは床や2階の手すりとか、わざわざ音が響くように作ったでしょ!ってね。

明日もポストトークつき(席は移動できなかった)。3時間、楽しんできてください。

投稿: きびだんご | 2007.02.15 08:53

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« こっくり、ほどよく満腹の「忠臣蔵」 | トップページ | 地獄めぐりの合間に、また閻魔 »