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2007.02.25

千秋楽のパルコ劇場

2月25日(日) 「フール フォア ラブ」 14:00~ 於・パルコ劇場

 今月6日付けで、プレビュー公演の感想をちょこっとだけアップした「フール フォア ラブ」も、今日が千秋楽。さてさて、楽日はどんな感じなのかな、という気持ちで見に行った。前回は2列めの右寄りだったけど、今回はもう少し後ろ(ただしやはり右ブロック)で、舞台の全景が見えてよかった。

 ほんの20日ほど前に見たばかりなのに、けっこう忘れている部分もあって驚く。あれ、こうだったっけ?みたいな感じ。

 冒頭からしばらくの、エディ(香川照之)とメイ(寺島しのぶ)の緊張したやりとりには、プレビューの時より「濃密感」が増してるのは確か。当たり前か。これは見ている私が、ストーリーを知ってるから、ということではないよね。で、マーティンの甲本雅裕が、ずいぶん動き(表現)が大きくなってる? 私としてはただ茫洋という感じで「そっか」と言ってるのがよかったなー。

 大谷亮介の老人って、やっぱり難しい役だと思う。見れば見るほど、考えれば考えるほどわからなくなりそう。っていうか、やっぱり私は、アメリカ、西部、カウボーイetc.の世界自体が苦手なのに違いない。・・・でも、記憶が新しいうちに、違う演出家で見てみたい気もする、不思議な作品ではある(決して、行定演出にNOと言ってるのではなくて)。

 千秋楽ということで、カーテンコールの2回目で、行定さんが客席から舞台に駆け上がり、5人が並んだ。にこにこ笑顔の寺島さんを見ながら、ほんとタフな人だなぁ、なんて思っちゃった。あんなふうに毎日毎日、悲鳴をあげてるのに、綺麗な発声はずっと変わらないし。

 公演プログラムに、長塚圭史と鈴木勝秀の両氏が寄稿しているのも、予想外で嬉しかった。二人ともが上げている「パリ、テキサス」(ヴィム・ヴェンダース監督)って、サム・シェパードの脚本だったのか!! というくらいに、あのあたりの物語から遠く離れている私ではある。

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コメント

無事打ち上がったんですね~東京公演。よかった。
演出家、初日も2回目に客席から舞台に駆け上がってましたが…そんなに客席から、しかもいい位置で見てるって…あり?(笑)
パリ・テキサス、私はサム・シェパードといえばコチラを思い出すんですが、翌年か前年に書いてるんですよね、これとこれ。なんだか不思議です。

投稿: 猫並 | 2007.02.26 20:52

猫並さま
皆さん、なんだか楽しげなカーテンコールの表情でしたよ。
行定さんがステージに上がられたら、天井から金色のテープがカーテンみたいにドワーンと落ちてきて、紙吹雪も大量に! 俳優さんたちも「おおっ」という感じでした。
サム・シェパード・・・ちょっとだけ気にしておきます(笑)。

投稿: きびだんご | 2007.02.26 22:09

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