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2007.03.25

いない人にも思いを馳せた花組芝居

3月24日(土) 「かぶき座の怪人」 13:00~ 於・全労済ホール スペース・ゼロ

脚本/福島三郎、加納幸和 演出/加納幸和 出演/加納幸和(九重八重子)、植本潤(色出しのぶ)、山下禎啓(恋助)、松原綾央(山下流行)ほか

 花組芝居20周年の記念公演である。なーんて書いても、加納さんとか植本さんが個別に出演したものしか見たことなくて、花組芝居は初めて見る。ここ数年、気にはなっていたのだけれど、というところで。

 なので、と言っていいかどうか、大勢の出演者が最初のうち、よく掴めず、ストーリーの複雑さ(劇中劇中劇って・・・)と相俟って、開幕してしばらくは苦戦。(私の)調子が出て来たのは、「かぶき座の怪人」宇治乃川霧の霊(八代進一)が登場したあたりから。

 しかし、国立天地(あめつち)劇場での文明座の演し物が「欲望列車」とは(そういえば大御所「春杉夏希」が杉村春子に近い名前だわね)。そして同時並行的に進む歌舞伎が親子ダブル襲名披露狂言「恋助十種の内 姥ケ池」で、ちょこっと出てくるTVドラマは「愛の喜界ケ島」。このタイトルだけでも盛りだくさんという感じ(笑)なんだけど、新進気鋭の演出家・山川は、野田秀樹みたいで、かつ言ってることは蜷川から拝借、みたいな部分もあり、評論家の台詞にも「いかにも」感があったり。こんなのはスパイスとして楽しむ部分かな。

 歌、音楽、踊り・・・どれも楽しくて見応え十分。衣裳も豪華でした。そして所作なんかでもそうだけど、動きがスムーズなのね~。で、劇中劇以外の部分が、過剰でついていくのに苦労した、というあたりが花組芝居初心者かしら。

 しかし、植本潤って人は!! どんなカッコしても可愛くて、なんで?と言いたくなるくらい。そして、加納さんは、ドレスもよかったけど、最後の着物姿が一番好きかも。最初のうちはなんとも思ってなかったんだけど、後半、加納さんに篠井英介さんがダブってしまったところが2カ所ほど。・・・そういえば、篠井さんと「欲望という名の電車」には深い縁があるし。と、つい「今はここにいない」人のことも思ったのだった。20周年なんだから、いいことにしてね。

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コメント

おお、ご覧になりましたね。
私ももう一回行きたかったなー(/_;)

熱海で死んじゃうあたりは太地喜和子様だし、大名跡と大女優の間の子供といえば…なんて妄想しながら見てましたが(^^ゞ、最後の加納さんの和服はずっと「なんかヘンだな」と思うだけで…カーテンコールになってようやく「左前だ!」と気がつく始末でした(爆)
植本潤って役者は、実物が一番かけ離れてると思いますっ!
大ファンです(^^ゞ

投稿: 猫並 | 2007.03.25 11:14

猫並さま
はい。行っちまいました(^v^)フ
これでもかっ、という感じを結構楽しみましたよ。
ほんとに、いろいろ「妄想」も誘われました。
加納さん、ドレス姿もいいけど、私としては
それは篠井さんのもの、という気分。
で、いろんな衣裳のうち、「チュニックはおばさん度高し」
というのは改めて思ったので、気をつけようっと(笑)。
植本潤! 目が吸い寄せられちゃうの。

投稿: きびだんご | 2007.03.26 01:24

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