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2007.03.21

「春分の日」と折口信夫

 今月の国立劇場(小劇場)の歌舞伎は、玉三郎の演出・出演で「蓮絲恋慕曼荼羅」。新作だし、チケット取りが大変そうだったから見に行くことなく、どういうストーリーかも知らないまま来ていた。ところが昨日、これが「中将姫伝説」に材を取っていると、教えられた(猫並さん、ありがとう)。
 おおっ。なかなか印象深かった映画「死者の書」(川本喜八郎監督)を思い出しちゃう。タイミング的にも……というのは、平日の朝、再放送しているNHK「知るを楽しむ」で、中沢新一が折口の「死者の書」を語った回だけを最近たまたま見て(しかも録画して)いたから。
 で、今朝、その録画を見ていたら、「死者の書」では春分の日に、主人公・藤原南家郎女(のち中将姫)が(大津皇子の霊に導かれ)當麻寺に赴くのであった。自覚してなかったけど。そういえば、映画でもそのシーンはよく覚えている(曼荼羅を織り始めるのが秋分の日)。
 春分の日、秋分の日の穏やかな世界が、あの世との通路を開く、云々と、仏教の受容と絡めて折口の小説世界を中沢氏は解説していた。

 ちょうど春分の日に、この物語(と折口信夫)に再び出合うなんて、不思議な気分。そして、お墓参りから帰って、夕方になってから朝日新聞を読んだら、今日の「折々のうた」が釈迢空!! せっかくだから歌を書いておくね。

 山のうえに かそけく人は住みにけり
     道くだり来る心はなごめり

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コメント

そうなんです、中将姫なんですが…
役者は上手く構成も面白いけど「すごくいい!」ってほどじゃなかったのは置いといて、鬱々と引っかかってたこともありました。おおっぴらには書かず、mixiあたりにこっそり書いたせいで、解決しないんですけど(^^ゞ
私も、知るを楽しむ、好きです。

投稿: 猫並 | 2007.03.23 08:08

猫並さま
やっぱりアンテナは張っておかなくっちゃね、と、
反省しきりの私です。
蓮とか曼荼羅とかという字を見ても、
ピンと来てないっつーのも・・・。修業が足りん!

投稿: きびだんご | 2007.03.23 10:09

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