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2007.03.31

国立能楽堂の空気が好き

3月31日(土) 「狂言ござる乃座 37th」 14:00~ 於・国立能楽堂

横座」 牛主萬斎何某万之介竹山悠樹 「重喜」 重喜裕基住持万作、(地謡)--休憩--「寝音曲」 太郎冠者萬斎石田幸雄

 ほんとは国立能楽堂の定例公演や普及公演に行きたいのだが、どうも日にちが合わず・・・。かろうじて万作家の狂言は見続けている、という感じ。しかも、ちょっと疲れ気味で、いまひとつ乗り切れなかった。「横座」なんだけど。

 というのも、最初の「横座」は語リが中心になっており、目先の(遣り取りの)面白さではない「語りの力」の部分を、受け止め切れなかったので。でもまあ「奈須与市語」だって、何度も聞くうちにわかってきたのだ、と思うことにしよう。 

 いっぽう「重喜」は、裕基くんの成長をこうして確認してる、という気分。(4歳の時か)小舞の扇がやけに大きく見えた、とか、じっと立ってる時にグラグラしてた、なんてほんと遠い日のことだ。そういえば、きっと友達が見に来たのね、というような親子連れと入り口で一緒になった。「重喜」という曲がまた、子どもの無邪気さにピッタリで、笑いました~。途中、万作さんと(少し離れて)向かい合ってるときに、最初の言葉が出てこなかったのだが、そう違和感のないタイミングで万作さんがフォローし、その後、まったく何事もなかったかのように進行したのには感心。

 「寝音曲」は茂山家のを見たことがあったけど、やっぱりずいぶん感じが違うなあと思った。あちらの柔らかさに比べると、ピキピキというか、特に萬斎さんだからね。この曲は正面で見たかったなー(私は中正面)。

 プログラムによると、太郎冠者が謡うのは通常の「海人 玉ノ段」と、公演日によっては(今回は3回公演)「咸陽宮 琴ノ段」とのことで、今日はその「咸陽宮」だった。これは彼にとってリベンジ的な部分もあるようで、自分の会を持ち、そこでいろいろ精進していく姿勢の現れなのでしょう。ござる乃座は、プログラムも読みがいがあって。彼がどういう思いでこれらの曲に取り組むのか、きちんと読みたい。

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