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2007.03.07

映画と「情熱大陸」の奈良美智

NARA:奈良美智との旅の記録」 11:15~の回 於・渋谷 ライズX 

監督/坂部康二 出演/奈良美智、graf A to Z チームほか

Nara ←奈良さんとgrafの共同製作初期、大阪「S.M.L展」で買ったぬいぐるみの写真。私の携帯、待ち受け画面はこれです。

 このドキュメンタリーから振り返るに、私がけっこう奈良さんの絵に入れ込んでいたのは、世紀の変わり目あたりか。彼の出身地、弘前の煉瓦倉庫で行われた展覧会を見に行った夏(2001年)が、なつかしい。

 2005年6月のソウルから、ニューヨーク、ロンドン、バンコク、横浜、大阪、弘前。06年7月29日(~10月22日)開幕の弘前・吉井酒造煉瓦倉庫での「A to Z展」までの、旅と製作の日々を追った記録である。

 クリエイティブ・ユニットgrafとの共同製作を経て、奈良さんの絵が変わっていく。それがどうも受け止めがたくて、最近は足が遠のいていたのだけれど、このドキュメンタリーでその空白をちょっとは埋められたかな。

 とにかく、奈良さんという人は、絵で表現することでしか彼として生きていけないんだと、スクリーンを見ながらつくづく思った。それはとても幸せなことであり、もしかしたら残酷なことでもある? どうしたらそんなふうに生き続けられるのか。

 この映画に関して、何も予備知識を持たずに映画館に入ったのだけれど、何やら「既視感」が・・・。うむむ、「情熱大陸」で見たシーンかも、ということで、夕食時には去年6月の「情熱大陸」を見る。ああ、同じ監督で、情熱大陸と同じ部分も入っていたのか、と納得した。もちろん、テレビの方は30分番組の中で、奈良美智という一人のアーティストにのみスポットを当てているが、映画ではgraf(豊嶋秀樹)との共同作業、人との関わりも大事な要素であった。

 さて、これで私の奈良熱は再燃するのかな。この映画を上映している「ライズX」は渋谷スペイン坂の途中にある。映画館だなんて、今まで全然気がつかなかった。1階、2階で合わせても50席くらい(上からの方が見やすそうなので、2階で見た。2階は15席)。椅子はけっこう座り心地よくて、ゆっくりひっそりスクリーンに向き合うには、なかなかよい所でした。

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コメント

私はこの人の描く子供の表情って真実を突いてるなーって感動したんですが…最初はてっきり女性だと思ってました。
字面だけみれば女性っぽいし、あの表情を捉える意地悪さは女性特有のモノじゃないかと思ったりもしたので。
ほら、男性って子供に甘い…
ところが、ある日テレビにご本人が登場してびっくり。名前もフツーに男性っぽい名前でまたまたびっくり。
男性でも、子供のああいう表情って見分けられるんだ…と、見直してみたりして(笑)

投稿: 猫並 | 2007.03.08 08:18

猫並さま
私も勿論、ナラ・ミチという女性だと思ってました。

この映画の中で、ベルリンに留学してた時代のことを
「言いたいことはあるのに言葉にできない」
「でもいっぱい考えてる」
と仰ってましたが、あの目の女の子たちも
そんな感じがします。
だいたいあの子たちは奈良さん自身だったのだし。

誰しも、あんな「目」に出会った記憶はあるんじゃないかな。
自分自身? 我が子? 妹弟? クラスメート??

投稿: きびだんご | 2007.03.08 21:51

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