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2007.03.14

「力こそが全て」に、Noと言える明日?

3月14日(水) 「橋を渡ったら泣け」 14:00~ 於・シアターコクーン

作/土田英生 演出/生瀬勝久 出演/大倉孝二(佐田山)、奥菜恵(八代マチコ)、八嶋智人(井上)、小松和重(赤柳)、鈴木浩介(長野)、岩佐真悠子(田中ミドリ)、六角精児(栗田)、戸田恵子(赤柳カオリ)

 私にとってはとても魅力的なキャスト! というか、なんか曲者ぞろい、という感じである。先週(シアターアプル)、今週と、2週続けて水曜日のマチネだけれど、今日はさすがに若い人(女性)が多い。

 でも早々とチケットを買ったときには、キャストが魅力的と思っていたはずなのに、それで満足してしまったのか、劇場に来て、あれ誰が出るんだっけ??という状態。まあ見ればわかるか、というくらい、ノンビリ気分でいたことは確か。(以下ネタばれあり)

 ↑ストーリーに関してはほぼ予備知識ゼロで客席に座る。しょっぱな、佐田山が姿を現し、時間をかけて水のある場所まで来る・・・ここを、ちょっと散漫に見てしまったことを、後から何度も後悔してしまった。うーん、キーとなってたんだねぇ。橋を渡ってたよ。

 会話の中で、だんだんと状況がわかってくる。まさに「日本沈没」という事態が起きて、乗鞍岳の上のあたりにいた人たちが小さな集団で生き延びていたのだ。佐田山は諏訪湖に就航していた遊覧船(パンダの船でスワ号という)で、ここに来た。彼がいた場所でも、ここでも、「力のある人」が独裁的になり、殺された人もいたらしいことが語られる。

 といっても、基本的に笑いがたくさんあるから、暗くはない。暗くはないけれど、ありそうな事態そのものは笑えない、というところかな。八嶋さんや六角さんは、まさにイメージにふさわしい役どころで、自在に演じてるというふう。他の人も、たぶん役をきちんと把握できてるんだね~。で、大倉さんが、きちんと考える人!なのだった。「過去に学び、間違いを繰り返さない」のである。

 希望の持てるラストにも救われて、純粋によかったなーと思える。それにしても、こういう「極限」というと、大倉さんでは「赤鬼」、奥菜さんでは「胎内」を思い出しちゃうよ。

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