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2007.03.10

二日がかりで絵本展を見る

ブラティスラヴァ世界絵本原画展」 (3月11日まで) 於・三鷹市美術ギャラリー

 9日、午後から仕事だったので、その前に、と思って行ったはいいけれど、思いの外、時間がかかり全部みられず。残りを見るべく本日も・・・というわけで、地元ゆえの2日連続出動とあいなった。なぜ、見切れなかったかというと、絵本の原画展示のほかに、その絵本を手に取って見られるようにもなっていて、ついつい。

 それに、2005年「ブラティスラヴァ絵本展」の入賞作だけではなくて、1900年代前半のチェコの絵本や原画も数多く展示してあり、相変わらず「チェコ熱」継続中だから、時間も足りなくなるでしょ!! ブラティスラヴァも昨夏訪問しており、ランチを食べたお店の入り口や店内の絵が印象的だったのでした(画像・右)。

EhonSurobakia_1   展示は大きく3部に分かれており、第1部:2005年の受賞作、第2部:2005年の日本人の出品昨、第3部:チェコの絵本および原画、おもちゃなど、という具合。第1部と2部の間のコーナーに絵本と椅子が置いてあって、自由に手に取って見られる。また入り口ロビーでは、チェコアニメも大画面テレビで見られた(別会場のスクリーンでアニメを見る、という企画もあったのだけれど、日程の都合がつかずあきらめた。展覧会の入場券があればOKだったのに)。 

 第1部の原画はかなり私の好みにピッタリのものが多くて、何回でも見たい!という感じだった。中で印象に残ったのは、残念ながらグランプリではなかったけれど、フランスの作家の「革命」と、ベルギーの「悪女フリート」。どちらも絵本が置いてあったので、そちらもじっくり見た。「革命」はちぎり絵を使ったもので、モノトーンとちょっぴりの赤。絵本には文字は少しだけで、絵のみのページが多い。戦車やら銃やら・・・私の思っていた絵本のイメージと違う。

 そういう点では「悪女フリート」も同じ。こちらは絵の色彩がものすごく好き!! そしてストーリーにクラクラするよ。以下パンフレットより。ひどいいたずらっこの少女メグは、周囲からはもちろん両親からも疎まれていました。自分にふさわしい場所を求めて、地獄さがしの旅に出たメグは、途中で燃えさかる炎や奇妙でみにくい生き物に出会います。最後には地獄にたどり着きますが、悪魔は彼女に何の関心も示してくれず、失意のなかで死を選びます。うーん、たまりませんわ。ブリューゲル(父)の同題の作品をモチーフにしているとのこと。この絵本はほしい!!

 日本の作家の中では、長新太「なんででんねん天神はん-天神祭」がよかったなー。とにかく長閑とかほのぼの系の絵本は苦手なので・・・こういう家で育つとどんな子ができるるんだろう!?

 そして、チェコの絵本の数々。いやはや、とても充実していた。チェコアニメは特に近年、注目されているけれど、そこに至る長い伝統があるんだなぁと思ったのだった。そして会話本などではあまり思わなかったけど、まとまった本で見ると、チェコ語の文字(記号ね)も、とてもキレイというか可愛いというか。そうそう、チェコで出版された日本の昔話の本もあって、1910~20年くらいのものも。

 画像・左はたくさんの挿絵を残したヨセフ・ラダによる「黒ビールの宣伝カード」(1930年)4枚。これいいなあと思っていたら、ポストカードになってたので思わず購入。ああ、やっぱりお金を貯めて、またチェコに行くのだっ。

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