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2007.04.17

笑って泣いて・・・コンフィダント

4月16日(月) 「コンフィダント・絆」 19:00~ 於・パルコ劇場

作・演出/三谷幸喜 出演/中井貴一(スーラ)、寺脇康文(ゴーギャン)、相島一之(シュフネッケル)、堀内敬子(ルイーズ)、生瀬勝久(ゴッホ) 音楽・ピアノ演奏/荻野清子

 劇中でたくさんの歌が、ルイーズによって歌われる(すべて荻野さんのオリジナルとのこと)。今も私は「スーラ、ゴッホ、ゴーギャン、パー シュフネッケル♪」と歌いながら、これを書いてます!(これが繰り返し歌われるのですっかり覚えた)

  もう、ほんとに笑ったよ、で、泣いたさ。三谷芝居で泣く自分が信じられないけど、でも・・・。(ネタばれあります)

 19世紀末のパリ。画家たち4人が共同で借りたアトリエでの1ヶ月が舞台で、窓の外には建設中のエッフェル塔が見えている。お話はモデルを務めたルイーズが、随所で進行役となりながら進んでいく。

 最初(と最後に)、舞台の下手袖に置かれたピアノのそばで、年老いたルイーズが回想しながら歌う。ちょっと老婆風の声をつくってるんだけど、この部分はあまり好きじゃない(汗)。そこから一転、パッと若く美しいルイーズが生き生きと動き始める。堀内敬子って人を映画の「THE 有頂天ホテル」でしか知らなかったけど、こんなに綺麗な人だったの!?という感じ。認識不足でございました。舞台の上で輝いてた。こういうキラキラしてみえる女優さんを、久しぶりに見た気がする。

 4人の画家たち。スーラ中井=きっちりしていて温和。ゴッホ生瀬=ナイーブで生活力ゼロ。ゴーギャン寺脇=男っぽくて一番魅力的。シュフネッケル相島=ある意味、凡庸だけど、お父さんみたい・・・・・・ちょっと(かなり)言葉が足りてないけど、まあこんな感じ。つまりは役者のイメージ通りでもあるのかな。で、笑いのネタがあちこちにばらまかれてるから、笑ってるうちにあっという間に時間がたっちゃう。

 中井さんは、見るからに知的で真面目なんだけど、だからよけいにコメディーっぽい部分がピタリとはまる(以前、紀伊國屋ホールで段田安則さんと共演された芝居でもそう思った記憶が)。つい保護したくなるような生瀬さんに、嫌みじゃなくセクシーな寺脇さん、そして一番親しみやすそうな相島さん。でも、芸術は残酷だから、・・・相島さんと一緒に涙してしまったのだった。そのシュフネッケルが描いた絵が、まさしく♪スーラ、ゴッホ、ゴーギャン、パー シュフネッケル。コンフィダントすなわち画家のそばにいて支える人が、シュフネッケルだったのである(と、最後にルイーズがコンフィダントについて語る)。

 ストーリーは面白いし、役者さんは皆、生き生きと演じてるし、ほんとに見応えがあって、これを見ることが出来た幸運に感謝している。

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