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2007.04.03

たっぷり歌舞伎に浸った、名古屋の一日(追記あり)

4月2日(月) 「陽春花形歌舞伎」 11:00~ 於・御園座

通し狂言 盟三五大切」三津五郎(薩摩源五兵衛/家主)、菊之助(小万)、橋之助(笹野屋三五郎)、彦三郎(富森助右衛門)、團蔵(ごろつき勘九郎)ほか 「芋掘長者」三津五郎、菊之助、橋之助、亀三郎、亀寿、松也、秀調

 昨日アップした丸善落語会を、ことさら「ついで」と強調しなくてもいいんだけど、やっぱり気持ちとしては、御園座遠征! なので。私はホテルから歩いて行ったのだけれど、地下鉄の伏見駅からもすぐで、とても便利な場所にある。開場は10時半かなぁと思いつつ、少し早めに行ったら、もう開場していた! 入り口が何カ所もあるんだね~。地元の人に取って貰った席は、久しぶりに花道の近くで、表情を間近にみることができてラッキー。

 さて、「盟三五大切」。初めて見た時の、あの・・・食事のシーンだけは忘れられない。あとは、そんな話だったっけね、と思い出すくらいで。ところで、これを国立劇場にて、雀右衛門丈で見たような気がしていて、確かに筋書を見ると平成4年4月に国立劇場で上演されている。でも、当時、歌舞伎を見た記憶がないというか、どうして見たんだろう、記憶を合成してるのか?などなど、ちょっとした謎である。ありうるのは、商売をしていた義父ルートからの招待くらいかなぁ。まるで「夢」である可能性も残ってるけど。

 それはともかく。やっぱりというか、いかにも南北的世界だよね~。どろどろのエグい味つけ・・・。その中で、三津五郎丈の源五兵衛/大家の達者さと、菊之助丈の小万の美しさ艶やかさが特に印象に残っている。源五兵衛が百両の大金をだまし取られ、また仇討ちに加わることもできなくなり、本当に絶望のどん底で花道をひっこむシーン。その救いようのなさがきちんと伝わるからこそ(プライドも)、後の様々なことへうまくつながるんだと、初めてわかった気がした。

 南北の世界にどっぷり浸かったあとは、「芋掘長者」で明るく楽しく! 見た目にも綺麗だし、こうして気分良く劇場を後にできる、というのも大切だよね。

Mitsukoshi  そして黄砂の町をお喋りしながら三越まで歩き、「衣裳・小道具で見る歌舞伎展」へ。友人の持ってた三越カードのおかげで2人まで無料とのことで、ありがたや~(チケットを買おうとした時に、カードはお持ち?と確認してくれるなんて親切だね)。入ってすぐの所に「仮名手本忠臣蔵」若狭介、塩冶判官、師直の衣裳が飾ってあって、おおっ、吉右衛門・菊五郎・富十郎だわ!!という感じ(2月歌舞伎座)。揚巻の衣裳なども、こんなに間近に見られて、と感涙ものでした。様々な小道具も面白くて、雨の音を出す団扇などは実際に使ってみることもできて、いっそう楽しかった。碇知盛のあの碇、ほんとに大きかった。持ち上げさせてほしかったな(笑)。

 楽しい歌舞伎づくしの一日が終わって、ヒューンと帰京。たまには遠征するのもいいなあ、と、癖になりそうな予感(財布は悪寒)。

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歌舞伎・文楽」カテゴリの記事

コメント

そなんですよ、楽しいんですけど、お財布は軽くなっちゃいますよねぇ。
来週2往復しようとしてるんですけど、やっぱやめようかな~、でも、仲蔵だし~。
あーーーーっもぉーーーっ。

投稿: まー坊 | 2007.04.05 20:49

歌舞伎展、東京で見たっきりですが、揚巻の衣装が「いつの誰の?」と思いませんでした?
わたし、干し柿がついてるバージョンなんて見たことなかったですもん。思わず帰ってから手持ちの資料で確認しちゃいました(^^ゞ
玉三郎自前の衣装にはついてないし、ジャッキーさんのにもない、菊之助がきてたのにもないような気がするんだけど…
それと、帯はありました?揚巻も八つ橋も帯がなくてがっかりしたのを思い出しました…
でもタイの模型なんかは作ってみたくなりましたが。

投稿: 猫並 | 2007.04.05 22:07

まー坊さま
「稼ぐに追いつく貧乏なし」
というのは、遊びには当てはまらないよねぇ。
「仲蔵を名古屋でやってくださいっ!」
と、師匠に強くお願いしてみるとか・・・。
まだまだ先は長いよ!!

投稿: きびだんご | 2007.04.05 22:11

猫並さま
実は揚巻の衣裳、そんなにちゃんと見てないんです。
あれ?こんなんだっけ、と思ったくらいで。
(それは絢爛豪華さが足りなかったからかも?)
帯もなかったです!!
豪華な刺繍の着物も見たけど
どっちかっていうと、細工物とか製作過程とか
さわって音を出したりするのがよかった。

投稿: きびだんご | 2007.04.05 23:02

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