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2007.05.21

盗人の笑い、奥方の笑い

5月14日(月) 「五月大歌舞伎 昼の部」 11:00~ 於・新橋演舞場

鳴神」染五郎(鳴神上人)、芝雀(雲の絶間姫)ほか 「鬼平犯科帳 大川の隠居」吉右衛門(長谷川平蔵)、歌六(船頭友五郎)、福助(長谷川久栄)、歌昇(小房の粂八)ほか 「釣女」吉右衛門、歌昇、錦之助、芝雀

(遅まきながらやっと感想をば) 

 webで安い席を見つけたときに速攻クリック。そのとたん、3階・東では鳴神上人の庵が見えないか!?と気がついたけど、まあいいか、贅沢は言えない・・・。でも結局、西とはいえ一番1列に近い所の上に、右隣が空席だったから殆ど不自由なく見えるしノビノビ座ってられて、ものすごくラッキー!!

 タイトルは、「鬼平犯科帳」で印象的だったことから。

 夜の部・法界坊の吉右衛門丈に今ひとつ乗れなかったのは何故かなぁ、と思うんだけど、お馴染みの鬼平はやはりカッコイイです(とはいえ、テレビで見たことはない)。原作は全部読んでいても、もちろん記憶に残っているのは少ない(?)私。でも、この「大川の隠居」はよく覚えている。

 これはなんと言っても、もと盗人役の、歌六さんがいい感じ。しょっちゅう笑う、その笑い方が独特(シみたいに。ちびまるこちゃんの「野口さん」を思い浮かべちゃった)。これは耳につくでしょう、悪い意味じゃなく。そして笑い声といえば、平蔵の妻の福助さん。もう細かい部分は忘れたけど、役宅で平蔵が冗談を言った時だったかな、いくらなんでもそこまでアケスケに(夫に先んじて)笑わないんじゃないの?と思ってしまった。いや、たぶんいろいろ読み込んで役作りをしてるんでしょうね・・・。

 「鳴神」。芝雀さんにはやはり品があって、けなげな感じも見え隠れ。なんか得難い感じに思える。染五郎さんも思った以上に迫力があったなー(でも、見るからに謹厳実直・石部金吉タイプの上人の方が面白い? って、そんな人はいないか)。ラスト、踊りの「釣女」は文句なしに楽しい。狂言「釣針」もシンプルにアハハと笑っちゃうんだけど、歌舞伎となると視覚的にも印象に残るなぁ。錦之助-芝雀の美男美女カップルは、スモーキーなグレーとピンクの衣裳が、ほんとに似合ってた! で、吉右衛門丈が笑わせつつもピッと締めて、気分良く演舞場を後にしたのだった。

 今月はチケットを買う段階では、歌舞伎座=昼>夜、演舞場=夜>昼、のつもりだったのだけれど、見事に逆の結果となりました。これだから全部見たくなるのよねー。困った困った。

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コメント

染五郎の鳴神上人サマは、どうも破戒坊主っぽくて、自分から姫を口説きそうに見えたんですが…
破戒っぽくないのは團十郎くらいしかいないかな?!
もともと「め組」と「鳴神」が大好きなので(誰がやっても)はなっからきびだんごさんとは逆の期待でしたが(笑)、チケットの売れ行きからみると世間はきびだんごさんと同じだったようですね~

投稿: 猫並 | 2007.05.21 19:04

猫並さま
そうそう破戒坊主っぽいね、染五郎(>_<)
どっちかっつーと、姫様を騙すタイプ←言いたい放題。

世間(および私)はポピュラーな演目につられちゃうんですよ。
それでいて、歌舞伎で鬼平はどうも、ってところもあったしね。

投稿: きびだんご | 2007.05.21 22:08

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