« シェイクスピアと歌舞伎 | トップページ | スタンディング・オベーションの歌舞伎座 »

2007.07.23

華やいだ熱気のコクーンにて

7月23日(月) 「お気に召すまま」 13:30~ 於・シアターコクーン

作/W・シェイクスピア 訳/松岡和子 演出/蜷川幸雄 出演/成宮寛貴(ロザリンド)、小栗旬(オーランドー)、吉田鋼太郎(前公爵)、田山涼成(タッチストーン)、高橋洋(シェイクイズ)、月川悠貴(シーリア)ほか

 春に、さいたま芸術劇場で見たのと同じく、蜷川演出によるオールメール・シィクスピア。見られたら、くらいの軽い気持ちでいたので、2階の最後列から。でも、うまい具合に、センターブロックの通路際で、なかなか快適に見ることができた。どうせ2階なら、最後列もいいかもしれない(A席です)。

 こんな調子で気軽くコクーンに行ったら、まあまあ、当日券を求める人たちの長い列はできてるし、「チケット譲ってください」の札を掲げている人もいるし。平日マチネなのに。入場してみれば、パンフを求める長い列。へぇぇ、こんなことになってるんですかっ。最終的に、立見の人がかなりいた。で、オープニングで、俳優たちが全員、通路から出てきた時には「きゃー」。ふだんあまり縁のない光景なもんで、めずらしくて。客席の女子率95パーセント以上? このあたりの熱狂が、(俳優の違いもあるけど)コクーンだもんね、という気もした。

 アーデンの森が、後方、立体的な地面で(要するに丘というか森、というわけで)、大きな木の幹があったりして、とても効果的。そういえば、4月の「恋の骨折り損」@さいたま、でも、大きな1本の木がドーンと舞台を占領していたんだっけ。あ、「NINAGAWA 十二夜」もね。趣はずいぶん違うけど。

 私は俳優の誰かのファン、ということはないんだけど、小栗旬くんは髪型もキュートで(笑)、なかなかよかったなー。高橋洋さんもね、いい役! 成宮くんを見ていたら、やっぱり、男性が「女性」を演じ、その「女性」が「男性」のフリをする、という部分、今月の個人的にお祭り開催中「十二夜」に通じるものが・・・。だけど、なんと言っても吉田鋼太郎さんの存在感というか、大きさが、キモですかね~、などなど。本物の羊も出て来たんでした。しかも、そうとう長時間、舞台の上にいて、最初のうち、ちょっと気を取られてしまったな。

 道化の田山さんも、いかにも、という感じではあるんだけど、このお芝居の道化はなかなか難しそう。ホンとしての面白さが・・・ということなのかなぁ。その分、オールメールで目新しさとかアイドルっぽく。なんて言うとしかられちゃうかな(誰に?)。

 こういう劇場の、歌舞伎座とはまた全く違う華やぎも、とてもいいものだと実感した。そんなわけで、本日も楽しくシェイクスピアを見たのでありました。

|

« シェイクスピアと歌舞伎 | トップページ | スタンディング・オベーションの歌舞伎座 »

演劇」カテゴリの記事

コメント

私も、パンフを買う長い列に恐れをなして買わずにきたら、あとからアレに亀治郎が女形を語ってるページがあると聞いてちょっと残念に感じております(^^ゞ
同じ蜷川シェイクスピアが平行してやってるんだから、想像がつくといえばつくのですが…うーん、すごい列ですもんね。
小栗旬があんなにウマいとは思わなかったので、映画も見たい気分になってきてるところです。

投稿: 猫並 | 2007.07.24 07:57

猫並さま
パンフ、行列に加えて2000円という、許容範囲を超える値段だったのでやめましたが・・・まあ、亀治郎さんが! なるほどぉ。
ほんと小栗旬くん、うまかったですね。成宮くんは、カツゼツがちょっと?と思ったりしながら見たけども。「キサラギ」も100分楽しく見られましたよ。
2階後ろだったから、見始めると「熱狂」とは無関係で、まあそれもよかったかな。      

投稿: きびだんご | 2007.07.24 08:39

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« シェイクスピアと歌舞伎 | トップページ | スタンディング・オベーションの歌舞伎座 »