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2007.07.30

とらえどころのない、ザラザラ感

7月30日(月) 「劇団ダンダンブエノ 双六公演 砂利」 14:00~ 於・スパイラルホール

作/本谷有希子 演出/倉持裕 出演/坂東三津五郎(蓮見田)、田中美里(有里)、片桐はいり(際)、酒井敏也、山西惇(戸所)、近藤芳正(孝生)

 スパイラルホールでお芝居を見るのは初めて。へぇぇ、こういう会場なんだ、という感じ。客席の後方は(9列目から)階段状になっているから、10列チケの私はちょっと嬉しい。だって、前に大きい人がいると見えないんだもん。・・・と思いきや、家のセットの下の方(庭に砂利があるところとか床下)は、見えませんでしたっ。

 本谷有希子は注目の演劇人と言っていいだろう。でも、なんとなく見に行くまでには至らずで。その人の作を、三津五郎さん、近藤芳正さんたちで、ということなので、チャンスかと思って見に行った。平日マチネということで、お年の方(しかも男性)が目立つ客席だった。三津五郎さん方面からかしらね、やっぱり。

 で・・・。スズナリあたりで、ぎゅぎゅっと濃密に演じられたらば、もっとクッキリくるものがあったかもしれないな、という気がした。だけど、そうじゃない部分が、本谷・作を、ダンダンブエノwith三津五郎で、ということなんだろうな。

 基本的に、こういう心理的な、内向きの芝居は苦手なんだよね・・・。と、わかっていながら見てるわけだが。箱男(酒井敏也)の存在に、私も攪乱されちゃうし。ただ、個々の描写ではなくて、全体に流れるザラザラした感覚は、イヤではない。

 役者さんでは、今回初めて、片桐はいりが面白いなと思えた。大人計画あたり(?)で、出合った彼女は、どうもしっくり来なかったんだけど。つまりはテンションの高い変わった役よりも、日常的な感覚の役柄の方が、好きということかもしれない。

 たまには、こういう新しい人の作品も見て(ポツドールもしかり)、うー、ワカランと言いつつ、脳を活性化するといい?

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コメント

あ、これもハシゴしてる(笑)
片桐はいりが面白かったです~、っていうと、そりゃ顔が面白いと思われそうで、なんか上手く表現できないかと悩んだのですが、どうにも語彙が不足していて(/_;)
彼女の登場でいっきに覚醒したというか晴れたというか、全体が見えるようになった気がして、そこからの方がそれ以前より数倍のって観られたんです…

投稿: 猫並 | 2007.08.01 07:22

猫並さま
えへへ。ついついハシゴになってしまうんですよ。貧乏性かしらん。でも、「十二夜」の脱力感を引きずっていて、ちょっと「見る気合い」が欠けてました。
片桐はいり、見直しました。あんまり滑舌が良くないイメージがあったんだけど、全くそんな感じはなかったし(台詞の質が違うのかな)。でもねえ、この手のお芝居は、もうちょっと安く見たいと思っちゃった。

投稿: きびだんご | 2007.08.01 09:26

楽にもう一度(笑)。
ラストの三津五郎様の笑顔は、忘れられません!
楽日だったためか、三津五郎様がカーテンコールで挨拶されましたが、「感情のない男の役なのに、途中で涙がこみ上げてきて・・・」とおっしゃっていらしたのが、印象的でした。

片桐はいりさん、わたしは芝居を拝見したのは、初めてですが、ヤラれました。特に、メイド服になってからのはいりさんが、すごく可愛くて、びっくり!
でも、きっとユニットによって、印象が変わるんでしょうね・・・。

三津五郎様が、「基本的に、再演はないそうですが、アンケートに再演希望って書くと、もしかしたら・・・」とおっしゃってたので、アンケートに「再演希望!」と書いてきました(笑)。

投稿: おまさ | 2007.08.01 13:51

おまささま
まっ、さすが! 三津五郎さんご出演ですもんね。
あんなグズグズのスエット着てたり、アフロヘアにすんごい衣裳だったり・・・あら!!の連続でした。こういうお芝居への挑戦、映画への出演なども含め、充実の年代、というところでしょうか。私も(おまささん経由で)つい気にしちゃいますワ。
はいりさん、ほんと可愛かったですね。本多劇場のロビーでお見かけした時には、不思議な存在感があって、地味なのに光ってました。

投稿: きびだんご | 2007.08.01 23:34

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