« とらえどころのない、ザラザラ感 | トップページ | さて今月は・・・《8月の巻》 »

2007.07.31

しをんちゃんは粋なアネさんでした

7月30日(月) 「『あやつられ文楽鑑賞』刊行記念 落語と義太夫の甘い関係」 19:00~ 於・紀伊國屋ホール

落語・柳家喬太郎「寝床」、女流義太夫・竹本越孝、鶴澤寛也「伽羅先代萩」より「政岡忠義の段」、座談会・三浦しをん+喬太郎+竹本越孝+鶴澤寛也(司会・矢内裕子)

 スパイラルホールから紀伊國屋ホールへ回る。微妙に時間が半端で困っちゃった。昼間の大雨も上がって、客席はスパイラルよりも華やかでさえある。満員御礼。不思議なファッション(膝下丈くらいの着物? 丁稚スタイル??)の人もいたし。先日、同じ新宿セミナーに出演された金原瑞人さんの姿が見えたのだけど、新潮文庫の三浦さんの新刊に解説を書いてらっしゃいました。古典芸能に関する著書もあるしね。

 まず、司会のポプラ社編集者・矢内さんの挨拶のあと、三浦さん登場。なんと、着物姿でありました(よく考えたら、他の出演者は絶対和服なんだから、そうなるのか)。黒地の訪問着(かな?)がキリリ粋な雰囲気で、エッセイなどのイメージとはずいぶん違うけど、よくお似合い! で、彼女が今日の演目を紹介。伽羅先代萩のストーリーも、かなり丁寧にふれていた。

 さて、喬太郎さんの「寝床」。いつもの落語会とは客層が違うから、最初は探りつつという感じもあったけど、ええ、やっぱりいつもの喬太郎ワールド。旦那がいかにも下手くそな義太夫の発声練習をほんとにするのが、かなり破壊的(シュワッチも混じってた)。繁蔵が長屋のみなの欠席理由を言う時には、「安倍の坊ちゃんは?」「参院選で負けて・・・」とか(つづいて小沢氏も)、で、やっぱり参加という段になると、「泣くのは片山の旦那に任せた」みたいな、時事ネタにも大受け。そうか、彼はしをんさんと同じく、ポプラビーチに連載してたからの人選だったのねー。

 女流義太夫を聴くのは全く初めて。ちょっと入り方が、えっ!?という感じだったのだけれど(低音からで迫力がないから)、演目は「政岡」だし、やはり「母の情感」が直接に来るという、不思議な感覚を味わった。

 休憩などはなくて、舞台の前に椅子を横一列に並べて、そのまま座談会。矢内さんが仕切るのかと思いきや、ほぼ三浦さんが進行役も兼ねる。この始まりの時に、下手側前方と、上手側後方から、「きょんきょーん」という声がかかったけど、これってどうなんでしょうか。しをんさんの会のゲストなのでは。座談会では、喬太郎さんがうまく場を回してたね。おもしろいしをんさんの反応とか、なんとなく不思議ちゃんの雰囲気の義太夫の二人(特に三味線の寛也さんが)とか、面白かった!

 この後、希望者には「あやつられ文楽鑑賞」のサイン会(開場後に整理券配布)。私はとっくに買って読んじゃって、今は文庫「私が語りはじめた彼は」を読んでるところだよ。

|

« とらえどころのない、ザラザラ感 | トップページ | さて今月は・・・《8月の巻》 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

落語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« とらえどころのない、ザラザラ感 | トップページ | さて今月は・・・《8月の巻》 »