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2007年8月

2007.08.31

山口晃@トップランナー

 NHK「トップランナー」(8/25)のゲストは、当ブログでも時々触れている画家・山口晃さんであった。友人から知らせてもらって無事に録画したのだけれど、昨夜、再放送でも偶然また見た。一瞬、なんでDVDレコーダーが勝手に再生を始めたのかと思ってしまったよ~。

 彼の顔からヒゲがなくなったのは、今春の上野の展覧会あたりから? みょうに好青年っぽい雰囲気になってる。人気の芸術家のイメージなじゃいなぁ。メディアへの露出が多い人たち、村上隆とか奈良美智あたりが、カリスマ、孤高といったイメージ(あくまで私の)なのとはかなり違う。彼の日常生活の断片を、UP誌上のマンガ「すゞしろ日記」で読んだりしてるから? そういう普通っぽい部分に油断していると、油断ならない言葉が出てきたりして、とても面白く見ることができた。

 もっか練馬区立美術館で彼の画が見られるのよね。あー、他にも行きたい所がいっぱいなのに・・・行けるかなぁ。

 

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2007.08.30

渡辺えり子の新作と福助

8月29日(水)「八月納涼大歌舞伎 第2部」 14:45~

ゆうれい貸屋」山本周五郎原作 三津五郎(桶職弥六)、孝太郎(お兼)、福助(幽霊染次)、勘三郎(幽霊又蔵)ほか 「新版 舌切雀 -花鳥の森・夏の里」渡辺えり子作・演出 勘三郎(玉婆)、福助(すみれ丸)、勘太郎(森彦)、七之助(お夏)、三津五郎(小人/与太郎)ほか

 8月の歌舞伎座は、チャンスがあれば見に行こう、という程度のノリだった。演目的にも、ぜひ見たいというのが、私にはなかったから。それでも日にちと席がうまく合ったから、結局全部見たのではあるが。中で、この第2部の人気はすごくて、一般発売の前に、チケット松竹では売り切れ。こうなると、つい、「ならば見るか」という気持ちがムクムクわいてきて(笑)、マメにサイトをチェックしていて発見! 3階7列右寄りなんて久しぶり。意外と見やすくて、しかも周囲に迷惑な人もおらず(以前このあたりに座った時のトラウマ)、快適でよかった。

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2007.08.29

ネタおろしの子別れ(下)

8月28日(火) 「市馬落語集」 19:00~ 於・お江戸日本橋亭

市朗・子ほめ、市馬・不動坊火焔--市馬・子は鎹

 当日券のみと変わって、「市馬落語集」の客席も落ち着いたかな。また以前のように、少しゆったり気分で聞ける気がする。天気予報に雨マークが出ていたので(出てなくても?)、傘を忘れちゃいけない。

 市朗くん。さいきん若手研精会でも頑張ってるのよね。ところが・・・最初の方でちょっと舌がもつれたものの快調に進んでたのに、もう30秒もせずにサゲなのに、「初七日」「お七夜」から後が出なくなっちゃった。前に戻って言い直そうとしたところへ師匠からタオルが投げ入れられて(実際は師匠が登場して「もういい」と)、残念ながらチョン。「謝って降りるんだよ」と言われて、「勉強しなおしてまいります」というのが、とっさに出たのはカンシンよ。前座の間は、どこででもお勉強なんだから(客もそう期待してないでしょ)、次は必ずうまくいきますように。

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2007.08.26

これぞ喬太郎落語、古典も新作も

8月26日(日) 「柳家喬太郎独演会」 14:00~ 於・三鷹市芸術文化センター 星のホール

開口一番(歌すみ・元犬)、喬太郎死神--仲入り--左龍・青菜、喬太郎ハワイの雪

 人気の喬太郎さんの独演会だもん、あっという間に完売しちゃった。それを、センターブロックの比較的前の方が取れるなんて、伊達に三鷹の会員をやってないんだよ! 何回も書いてるけど、若手の演劇にしても、落語会にしても、ほんと三鷹は頑張ってると思う。地の利は悪くても(でも我が家からは近いんだが)、ますます応援しちゃうぞ。談志、小三治だと、三鷹市公会堂での独演会だけど、やっぱり星のホールくらいのキャパが落語にはいいよねー。

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2007.08.25

円朝の夏、日本の夏 その四

8月24日(金) 「掛け合い噺 すずめ二人會 夏の巻」 19:00~ 於・全生庵

開口一番(前座・つる)、彦丸・鮑のし、正雀七段目鼎談全生庵住職平井正修、芝雀、正雀)--仲入り--掛け合い噺・真景累ケ淵 豊志賀

Tera_2 ←心霊写真。じゃなくて、終演後、本堂の階段から門の所を望む。

ずーっと蝋燭が並べてありました。しかも! にわかに雨が降り出して、なのに空には月が。雨は迷惑だったけど、いい感じ!!

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2007.08.23

猛暑の昼は、涼しい寄席で

8月22日(水) 「鈴本演芸場 昼の部」

(翁家和社中・太神楽)、円太郎・桃太郎、はん治・居酒屋の噺(現代の)、ロケット団(漫才)、志ん輔・浪花節の噺、しん平・うなぎの噺、アサダ二世(奇術)、菊之丞・紙入れ--仲入り--うたじゆめじ(漫才)、市馬・金明竹、勢朝・徳川家の将軍の噺、紫文(三味線漫談)、志ん橋・片棒

 ちょうど都内で1時から5時くらいまで、ぽっかり時間があいた。日向を5分と歩きたくはナシ・・・で、銀座線と大江戸線につながっているのも好都合で、鈴本に行くことにした。松坂屋でお昼を調達して、1時ごろに入場。

 今日は前半、なんだか唄ってましたよ。はん治さんが昭和歌謡? そして志ん輔さんが浪曲っぽく。その後、しん平さんはすごくインパクトのあるでかい声。単なる漫談なのか、蒲焼きにされちゃう鰻の噺なのか、よくワカンナイ。菊之丞さんは、わたしにとっては、また「紙入れ」。夏休み中の小学生も複数いる中で、あえてこの噺、ですか?(申し訳ないけどウトウトしちゃった)

 ところで、今日初めて、市馬師匠で「金明竹」を聞くことができた。正直、これが一番うれしい。マクラの高橋与太郎校長先生から、もういきなり与太郎が店番をするところ。なるほど、こんな風にマクラを遣うのね。佐吉さんの遣いの人が、4回同じことを繰り返すわけだけど、その違いも面白い。

 久しぶりに見た紫文さん。団扇で三味線を弾いてらっしゃいました。お馴染みの長谷川平蔵も、ほとんどが新しいネタで、聞いたことがあったのは飛脚屋さんだけ。楽しかった!

 涼しく気楽に3時間半。時間があれば、夏の午後を寄席で過ごすのも、ほんとオススメなのである。

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2007.08.22

大詰が待ち遠しかった「裏表先代萩」

8月21日(火) 「八月納涼大歌舞伎 第3部」 18:00~

通し狂言 裏表先代萩」勘三郎(下男小助/乳人政岡/仁木弾正)、三津五郎(倉橋弥十郎/細川勝元)、扇雀(八汐)、秀太郎(栄御前)ほか

 納涼歌舞伎の演目が発表されたとき、ストーリーがまあわかるだろうか?というのは、この3部のみだった。でも「裏表」って何よ。・・・納涼らしく、重苦しくない、ということか、くらいの予備知識。松也くんがなかなかよい役、というのを聞いて、それを楽しみに出かけたのでした。

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2007.08.18

「UP」を楽しむ

Up  たま~に話題にしている東京大学出版会のPR誌「UP」。ま、他社のを読んでいる人はいるでしょうが、これは少ないと思うので、紹介もかねて(!?)

 最近は美術ネタが多いと思う。「日本美術の歴史」「講座 日本美術史」などの版元、ということもあるね。って、某編集者が美術にシフトしてるらしい。画像は7月号、8月号なんだけど、「花鳥礼讃 日本・中国のかたちと心」展(泉屋博古館分館)、「大倉コレクション アジアへの憧憬」展(大倉集古館)について、学芸員の方が執筆している。地下鉄駅から少し歩くので、暑いさかりにはとても行く気が起こらないんだけど、少ししのぎやすくなったら、ぜひ出かけたいもの。

 連載では、「ロマネスク美術の愉しみ」(金沢百枝)が始まった。11世紀後半~のロマネスク美術って、不思議に滑稽でほのぼのしてるんだって。8月号では、スターバックスの看板から話が始まっている。うーむ、スタバのマークが「美しい歌声で船乗りを死へ導いたロマネスクの人魚の末裔」とは。

 ほかにも「たまには物理カンタービレ♪」や、山口晃の漫画「すゞしろ日記」、漢文ノートなどなどの連載も楽しみ。だからと言って、同社の本を買って読むわけではない・・・けど、まあそんな読者もいるんです。

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2007.08.16

磯公園から見た桜島を思い出した!

8月16日(木) 「八月納涼大歌舞伎 第1部」 11:00~

磯異人館」勘太郎(岡野精之介)、七之助(琉璃)、猿弥(五代才助)、松也(周三郎)、橋之助(松岡十太夫)ほか 「越前一乗谷」福助(小少将)、橋之助(朝倉義景)、勘太郎(羽柴藤吉郎)ほか

 8月の歌舞伎座は3部制だし、演目的にも気軽に見に行ける。7月の歌舞伎座に投資しすぎた私でも3階席ならば、というところで。第1部は、それでもどうしようかな、と思っていたけど、若者が頑張っていそうなので、期待を込めて見に行った。

 「磯異人館」はまったく見当のつかないお話ではあったが、チラシによると薩摩・集成館のこととのことで、おお、そういえば、磯公園には行ったことがあるじゃない! その辺りのことよね、と、がぜん興味がわいたのでした。

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2007.08.15

酷暑の昼に、義理と人情の悪漢ワールドへ

8月15日(水) 「朗読劇 天切り松 闇がたり ~第一夜 闇の花道~」 14:00~ 於・俳優座劇場

原作/浅田次郎 台本/中西良太 構成・演出/中嶋しゅう 出演/すまけい、鷲尾真知子 増田英治 音楽・演奏/藤原道山

 なかなか見に行く機会がないのだけれど(公演そのものが少ないのか? 出演者にもよるし)、朗読劇はわりと好きなのだ。最小限の舞台だてで、イメージを喚起する、という部分に、とても惹かれる。「天切り松」は、かなり前にチラシを見て興味をもっていたのに、そのまま忘れていて、直前に救いの手が!

 朗読劇にしては、ちょっと高いのではないか(6500円)と思っていたのだが、演じるお二人と、藤原道山さんの尺八(舞台の下手側にて演奏)、舞台美術も考えると、なるほどという感じ。すべてをひっくるめて、贅沢な大人の時間、という気がした。ええ、客席も熟年世代。

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2007.08.12

円朝の夏、日本の夏 その三

Toukyoujin_2  今年はなんだか円朝ブーム、なんでしょうか。映画「怪談」も公開されたし(まだ見てません、見るのか?)。でも、毎年この時期には、各寄席で、牡丹灯籠だの豊志賀だのがネタ出しされてるような気もするし。

 それにしても、「東京人」は、「落語界のシェイクスピア」と来たもんだ! この中に桂歌丸師匠と作家・辻原登さんの対談があって、これはなかなか面白かった。というか、先月の紀伊國屋ホール・円朝夜話で、円朝についてかなりエッセンス的なものを聞いていたんだなあと思った。それまでは牡丹灯籠や芝浜の作者で、すごい噺家、明治初期の人、という程度の認識だったので。今月6日には同じ紀伊國屋ホールで、歌丸・真景累ケ淵があったのに、チケットを買いそびれてしまったのが残念。ダメモトで朝日新聞に載っていたチケット・プレゼントに応募したんだけどなあ。今席の国立演芸場に行こうかしら。

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2007.08.08

あははと笑って「ひーはー!」

8月7日(火) 「Piper10周年記念公演 ひーはー」 19:00~ 於・本多劇場

作・演出/後藤ひろひと 出演/Piper(川下大洋、後藤ひろひと、山内圭哉、竹下宏太郎、腹筋善之介)、楠見薫、平田敦子、水野美紀、片桐仁

 今までだとあまり見に行かないタイプのお芝居かな。前から山下圭哉さんが気になってたところへ、三鷹で片桐さんを見て、その時に入っていたチラシに誘われた、というところで。本多劇場のロビーには、物販なんかもたくさんあって、なんか活気があふれてる。

 後藤ひろひと、という名前はよく目にしていて、何度も見たように思ってた(脚本を? 演出を?)。でも、そうじゃないらしい。さて、チラシによると「かつてないコメディ最高傑作」なんだって。

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2007.08.06

暑い日には、寄席で“まったり”

8月5日(日) 「池袋演芸場 夜の部」

(前座・たん丈)、志ん太・元犬 白酒・短命、ホームラン(漫才)、市馬・山号寺号、扇遊・肥がめ、アサダ二世(奇術)、さん喬・千両みかん

 谷中の全生庵で噺家さんのお店をひやかした後、お蕎麦屋さんで一服。その後、同行したMちゃんが池袋へ行くというので、「んじゃあ」と別れようとしてなぜか一緒に行ってしまった(笑)。高座返しの前座は、さっき全生庵で師匠を団扇であおいだりしていた市丸くん! 出てくる噺家さんは皆、とうぜん円朝まつりから池袋へ来てるわけで、暑くて頭がボンヤリしてる、とか、いろいろ。でも、そういう雰囲気がまったくもって寄席だわね。

 私は仲入りで失礼したのだけれど、白酒-市馬-扇遊-さん喬、と聞けば、浴衣割引で2000円の木戸銭は惜しくないでしょ。おまけに漫才と奇術だもん(ただしアサダ二世さんはほぼ漫談のよう)。そういえば、市馬師匠とさん喬師匠の、高座までの歩き方って、すんごい対照的。さん喬師は、あんなにスタスタなんだっけ。もうずいぶん聞いてなかったみたい。・・・やっぱり素敵ですわ。

 あんまり混む寄席はちょっとイヤだけど、今月、暇な時にまたノンビリ寄席が楽しめるといいな。

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2007.08.05

円朝の夏、日本の夏 その二

8月5日(日) 「落語協会感謝祭 圓朝記念」 於・全生庵

Encho  毎年、8月11日の三遊亭円朝の命日あたりに行われている、落語協会のお祭り。今年は「公式ガイドブック」というのを100円で売っていて(くじ付き)、それを読むと2002年から開催されてるんだねー。第1回には息子と一緒に行ったんでした(奉納落語会を聞いた)。ほんとに今は昔だ。ここ2、3年は行ってなかったから(だって暑いし、混むし)、ずいぶん久しぶり。円朝まつりの日って、ほんとにめちゃくちゃ暑いんだもん!

 一応、円朝のお墓にお参りして、公開中の「幽霊画」も見た(8月中は公開)。いま全生庵で検索してみたら、ネット上でこの幽霊画も見ることができるんだ!! ここに納めてあるのは40幅。円朝は100ほど集めていたそうだけど、60幅は預けていた藤浦家(タニマチ?)とともに、関東大震災で灰になってしまったという。

 あ、辻原登「円朝芝居噺 夫婦幽霊」のカバー画になってる應岱を、ちゃんと見てこなかったな。

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2007.08.04

真夏の真昼の「夜行列車」

8月4日(土) 「いとこ同志」 13:00~ 於・東京芸術劇場小ホール1

作・演出/坂手洋二  出演/渡辺美佐子(女)、佐野史郎(男)、宮本裕子(若き日の女/彼女)、向井孝成(若き日の男/彼(息子)

 平成19年度公共ホール演劇製作ネットワーク事業、と銘打たれたこのお芝居、6月中旬から各地を回って、この東京が最後。明日が千秋楽である。「いとこ同志」自体も、ちょっと前に公演があったなぁ・・・なんて思って調べたら、それでも2年以上前のことだった(シアタートラムにて)。

 出演者もそれぞれ有名なんだけど、今まであまり見たことがなかった。特に佐野史郎さんは初めて。さて、真夏のマチネは体力的にちょっと厳しい・・・と思いつつたどり着いた東京芸術劇場。やはりトラムくらいのキャパかしら。とても見やすい(けど出入りはしにくい)。ステージの上には列車のボックス席が5組×2(通路を挟んで)あって、要するにまんま列車の車両内というところ。

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2007.08.01

さて今月は・・・《8月の巻》

8月1日(水) 今月の、予定は未定!(^^)! 出没予定メモ

歌舞伎・・・納涼歌舞伎第1部・2部・3部

演劇・・・いとこ同志、ひーはー

落語・・・喬太郎独演会@みたか井心亭、同@三鷹市芸術文化センター、すずめ二人會、市馬落語集

 旅行をするのかしないのか、最近まではっきりしなかったので、1週間ばかり変に予定があいてしまった。気の向くまま、何か見に行くかもしれない。歌舞伎はそう積極的ではなかったけど、やっぱりねー。ほかに・・・屋形船にて幇間芸を見るのでした。

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