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2007.08.26

これぞ喬太郎落語、古典も新作も

8月26日(日) 「柳家喬太郎独演会」 14:00~ 於・三鷹市芸術文化センター 星のホール

開口一番(歌すみ・元犬)、喬太郎死神--仲入り--左龍・青菜、喬太郎ハワイの雪

 人気の喬太郎さんの独演会だもん、あっという間に完売しちゃった。それを、センターブロックの比較的前の方が取れるなんて、伊達に三鷹の会員をやってないんだよ! 何回も書いてるけど、若手の演劇にしても、落語会にしても、ほんと三鷹は頑張ってると思う。地の利は悪くても(でも我が家からは近いんだが)、ますます応援しちゃうぞ。談志、小三治だと、三鷹市公会堂での独演会だけど、やっぱり星のホールくらいのキャパが落語にはいいよねー。

 歌すみさんは初めて。歌る多さんのお弟子だそう。男の子のような短髪で元気よくって、好感をもった。

 さて、喬太郎さん。たまにしか落語を聞かない友人と一緒だったのだけれど、「前より太った?」「そうみたいよ、お腹のあたりが成長してる」などという会話も。根拠なく1席目は新作かなぁ、なんて思ってたもので、「わー、死神!」とびっくり。この噺を聞くこと自体ひさしぶり(前に聞いたのも喬太郎さんだったかもしれない)。ちょっと(かなり)演劇っぽさを感じさせるんだよね。呪文が「あじゃらかもくれん 三鷹市芸術文化センター 歩くとちょっと遠い」とかなんとか。時事ネタっぽい呪文かなあと思ってたから見事にハズレ。古典落語なんだけど、「今」が随所に入っていて、でもやはりきっちり古典。こういう感覚がうまいよねぇ。

 仲入り後は、まず左龍さん。どうやったらあんな髪の毛になるの? さすがに喬太郎さんの弟弟子だけあって、噺もきっちり(体格も・・・)。笑いどころたっぷりの「青菜」であった。この夏は「青菜」を聞けないかと思っていたけど、ここで聞けるとは。

 そして「ハワイの雪」。たしか花形演芸会で、ウルウルきた記憶が。その時よりももっと噺に入り込めたように思う。これは、会場環境も微妙に影響しているかもしれない。変な言い方だけど、ストーリー的には思いっきりくさくもできるのに、そういう方向にあえて浸らせない、みたいなところも感じたなぁ。人生の晩年、ほんとにきちんと生きてきたからこそ、という、あたたかい気持ちになれた。会場の雰囲気も含めて、今までのところ今年のベスト高座にしておこうっと。

 一緒に行った友人は新潟出身で、たまたま母方の祖母が上越高田だったので、なおさら感慨深かったらしい。風景が目に浮かんだと言っていた。

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