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2007.08.16

磯公園から見た桜島を思い出した!

8月16日(木) 「八月納涼大歌舞伎 第1部」 11:00~

磯異人館」勘太郎(岡野精之介)、七之助(琉璃)、猿弥(五代才助)、松也(周三郎)、橋之助(松岡十太夫)ほか 「越前一乗谷」福助(小少将)、橋之助(朝倉義景)、勘太郎(羽柴藤吉郎)ほか

 8月の歌舞伎座は3部制だし、演目的にも気軽に見に行ける。7月の歌舞伎座に投資しすぎた私でも3階席ならば、というところで。第1部は、それでもどうしようかな、と思っていたけど、若者が頑張っていそうなので、期待を込めて見に行った。

 「磯異人館」はまったく見当のつかないお話ではあったが、チラシによると薩摩・集成館のこととのことで、おお、そういえば、磯公園には行ったことがあるじゃない! その辺りのことよね、と、がぜん興味がわいたのでした。

 その「磯異人館」、勘太郎くんが実直な兄・精之介、松也くんが血気にはやる弟・周三郎という組み合わせで、ちょっとおやおや。松也くん、ここに来ましたか! 勘太郎の役はイメージ通り、かな。彼と実は恋仲である琉球の姫が七之助くん。細面の顔だちに、髪型や衣裳がとてもよく似合っていた。それと、精之介の親友である才助を演じた猿弥さんが、思慮深い友人思いの役をうまく演じていたと思う。

 ストーリーの発端は生麦事件にあって、明治維新前後の不安定な社会状況に思いをはせたり、薩摩を舞台に、琉球、そしてロンドンやパリまで視野に入れて、コンパクトに面白い話だったなあと思う。勘太郎くんの達者さはもちろん!!(でも、意外な役で驚かせてほしかったりするんだなー)

 踊りの「越前一乗谷」。これ、あんまり期待してなかったけどけっこう面白く見た。昔よりも踊りが楽しめるようになった、ということかもしれない。暗いといえばとても暗いんだけど、登場人物も多彩だし、竹本やお囃子も楽しめるし。途中、郎党で勘三郎&三津五郎の踊りも見られるのは、ちょっとボーナスっぽい?

 中では橋之助と4人の家来が扇で踊るところ、あるいは、大勢での立ち回り的なところなど、スケール感もあってよかった。そういう勇壮な部分と、福助、橋之助の「情」の場面に竹本がうまくからんで、印象的でした。

 磯異人館でも思ったことだけど、ここにちょっとだけ出てきた勘太郎くんの声が、ほんとに父親と似てるのよねー。

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コメント

ああ、今月はまだ歌舞伎座に行ってないし、まだまだ行かないんだっけ、と、思い出しました。私しゃ今月は節約モードで3部なんて3階Bしか取りませんでしたよ(^^ゞ
松也くんは、去年も納涼歌舞伎の時に成駒屋さんたちとやってましたよね~なんか他流試合っていうか出稽古って感じがして、役柄もいつもと違う感じで(八犬伝なんか特に)夏歌舞伎らしくていいなぁと思ったんでしたっけ。

投稿: 猫並 | 2007.08.16 23:57

猫並さま
あら、まだまだ、ですか。今週中にお出かけアリかと思ってましたが。節約モードは、歌舞伎に関してのみ、という「但し書き」が必要では(笑)。
そういえば、去年も松也くんは8月に出てましたね。どんどんいろんな役に挑戦してほしいです。「一乗谷」では郎党クンたちの中の「美青年担当」に見えました。

投稿: きびだんご | 2007.08.17 09:48

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