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2007.08.29

ネタおろしの子別れ(下)

8月28日(火) 「市馬落語集」 19:00~ 於・お江戸日本橋亭

市朗・子ほめ、市馬・不動坊火焔--市馬・子は鎹

 当日券のみと変わって、「市馬落語集」の客席も落ち着いたかな。また以前のように、少しゆったり気分で聞ける気がする。天気予報に雨マークが出ていたので(出てなくても?)、傘を忘れちゃいけない。

 市朗くん。さいきん若手研精会でも頑張ってるのよね。ところが・・・最初の方でちょっと舌がもつれたものの快調に進んでたのに、もう30秒もせずにサゲなのに、「初七日」「お七夜」から後が出なくなっちゃった。前に戻って言い直そうとしたところへ師匠からタオルが投げ入れられて(実際は師匠が登場して「もういい」と)、残念ながらチョン。「謝って降りるんだよ」と言われて、「勉強しなおしてまいります」というのが、とっさに出たのはカンシンよ。前座の間は、どこででもお勉強なんだから(客もそう期待してないでしょ)、次は必ずうまくいきますように。

 市馬師匠はネタ出しされてる「子は鎹」を控えて、弟子の失敗を云々するどころじゃなかったかもね。師匠は大変だぁ。マクラでは、ちょうど日曜の早朝に放送された「NHK 短歌」への出演のことを。「ちはやふる」を1分半でやれと言われたそう。録画ではあるけれども、編集しないようにきっちり時間に納めるべく進行するなんて!! というような話から、いつものペース、雰囲気で、「不動坊火焔」。お風呂屋での妄想に大笑い。幽霊が出るし、夏の噺みたいなのに、上方では冬の噺なんだって!?

 「子は鎹」は、来月23日の「三人集」に向けてのネタおろしでしょう。師匠の落語では、悪人(意地悪も含めて)がいないのよね。ゆったり市井の人、暮らしを描いて、その大らかさが魅力だなあと、改めて思ったのだった。亀ちゃんと母親とのやりとりにジーンとしたりして。だからというか、当然というか、玄翁でぶつんだし、鎹だし。玄翁は亀ちゃんが持って出てたのよ!

 ま、「親子そろって暮らさなきゃ」みたいな感覚が、今日の世相からは浮いちゃうところが、古典落語のむずかしいところだったりして。

 ちょうど「子は鎹」の間に、かなりの雷雨だったようだけど、外へ出た時にはほぼやんでいてラッキーだった。これは市馬日和といえるのかどうなのか。

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