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2007.08.04

真夏の真昼の「夜行列車」

8月4日(土) 「いとこ同志」 13:00~ 於・東京芸術劇場小ホール1

作・演出/坂手洋二  出演/渡辺美佐子(女)、佐野史郎(男)、宮本裕子(若き日の女/彼女)、向井孝成(若き日の男/彼(息子)

 平成19年度公共ホール演劇製作ネットワーク事業、と銘打たれたこのお芝居、6月中旬から各地を回って、この東京が最後。明日が千秋楽である。「いとこ同志」自体も、ちょっと前に公演があったなぁ・・・なんて思って調べたら、それでも2年以上前のことだった(シアタートラムにて)。

 出演者もそれぞれ有名なんだけど、今まであまり見たことがなかった。特に佐野史郎さんは初めて。さて、真夏のマチネは体力的にちょっと厳しい・・・と思いつつたどり着いた東京芸術劇場。やはりトラムくらいのキャパかしら。とても見やすい(けど出入りはしにくい)。ステージの上には列車のボックス席が5組×2(通路を挟んで)あって、要するにまんま列車の車両内というところ。

 ボックス席の夜行列車にサングラスをかけた女が座っている。そこへ男がやってきて・・・。女は作家で、男は「いとこ」? 彼らのことを書いたシリーズ作「いとこ同志」はミステリーで、でも彼らじたいがミステリアスよ。

 そして1970年の彼ら。やはり夜行列車に乗っている。すべてはその旅から始まったのか? で・・・今、シングルマザーである作家の息子と、彼のいとこミミちゃんが結婚することを告げるために、夜行列車に乗っている。時間が様々に行き来して、でも謎が深まるなあ。この変な男はなんなんだ?

 息子たちがやってきた作家の別荘が、まんま列車の車両、という設定がおかしかった。窓の向こうに大きな木があって、日の光なども美しかった。でも、暑い中を出かけて冷房でひんやりし、ずーっとかなり暗い客席にいたので、時々意識を失ってしまいましたです。出演者はそれぞれほんと実力派という感じで、安心して見ていられた(だから意識がとんだ?)

Itoko_3 屏風だたみ方式のかなり立派なパンフレット(ゆえに表裏で8面)がついていた。沢野ひとしのエッセイ&イラストも載っていた。燐光群「放埒の人」つながりね。

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