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2007.09.10

眠気も吹っ飛ぶ歌舞伎座・阿古屋

9月10日(月) 「秀山祭九月大歌舞伎 夜の部」 16:30~ 於・歌舞伎座

「壇浦兜軍記 阿古屋」玉三郎(遊君阿古屋)、染五郎(榛沢六郎)、段四郎(岩永左衛門)、吉右衛門(秩父庄司重忠) 「身替座禅」團十郎(山蔭右京)、染五郎(太郎冠者)、左團次(玉の井)ほか 「二條城の清正」吉右衛門(加藤清正)、福助(秀頼)、歌六(藤堂和泉守)ほか

 お天気もスッキリしない月曜日。お昼過ぎに家から歌舞伎座へ直行。・・・このパターンはなんとなく元気が出ないんである。ぼんやり昼寝でもしたい気分になったりするので。という情けない有様だったけれど、見終わって気分スッキリ。今日もおもしろく見ることができた。うーむ、これもささやかな幸せ(笑)。

 全体を通してみれば、まず「阿古屋」で緊張して目と耳を集中させ、「身替座禅」でそれを緩めてアハハと楽しみ、「二條城」では今度は気持ちの部分が緊張する、という感じではないかしら。

 阿古屋ではまず衣裳に目を奪われて、何度もオペラグラスをのぞいちゃった。あんまりストーリーなんか関係なくて、ほんとに眼福耳福(こんな言葉アリ?)やはり今、玉三郎の阿古屋が見られる幸せ! その集中をほっとさせてくれるのが、段四郎の人形振り。そして、演奏の間の、3人の姿なども注目しちゃったよー。

 「身替座禅」は間違いなく面白い演目だけれども、どうもそれほど満足できなかったな。ナニユエに?? 左團次って、私の中ではやはり太郎冠者。團十郎の山蔭右京も、遊び人の柔らかみみたいなものが足りない気がする。ニンじゃないってこういうことかしら(えらそうに。ちょっと言ってみたかったの)。

 4時半に席についた時には、全部見るのがきつかったら二條城はパスしようかしらと思っていた。でも「秀山祭」なのに申し訳ないじゃない、という気分。結果的に意外にも入り込める感じで楽しめたのだから、わからないものである。客席も暗くしてあって、全編「一触即発」的な不穏な空気が流れている。そんな中での、老いた吉右衛門清正の忠義、それに引けをとらない福助の品のよさで、筋が通ってる気がした。夜の部、ここにちょっとだけ出てくる役者さんたちも、それぞれにキチンとしていて、より厚みが感じられた。清正の妻役の芝雀の目ヂカラにも惹かれました。

 そういえば、今日の私は3階2列3番。2列は2番から始まるからほぼ端だけど、久々にこのあたりから見た。で、左隣・2番はどうやら玉三郎ファン(?)のおじさんで、途中、阿古屋の花道の出の時など、西1列に移動したり(全く空席だった)、お弁当ガラを途中で捨てに出たり、出入りが激しい! んがー!と思ってたら、これだけでお帰りだったようで、あとは左側へ足も伸ばせて快適に見ることができた。終演後、すぐに出られるし2列2番っていいかも。

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コメント

わたくし、先日3列5番で見ました。
座席が正面を向いている分、西側よりいいかも?と
思いました。

今度は、2列40番台ってので夜の部再見予定。
どっちが見やすいかなぁ???(笑)。
もっとも、前の列にどんな人が座るかにも、
大いに影響を受けますが(爆)。

投稿: おまさ | 2007.09.11 11:19

では私めは17日の月曜に行ってまいります。

投稿: クヮン | 2007.09.11 21:03

>おまささま
意外と見やすいんだな、と。「二條城」では1列のオバサマが4人くらい帰ったこともあって、一段とよく見えました。
平穏な気持ちで見るには、確かに前の人の座高とか、ガシャガシャ音とか、「人」の要素が大きいですけどね。最近はウヒャ~というのはなくて嬉しい。

>クヮンさま
まっ、17日ですか。お楽しみに!! また感想などお聞かせください。私は17日は大阪でござりまする。

投稿: きびだんご | 2007.09.11 21:54

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