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2007.09.27

千秋楽のシアターコクーン

9月26日(水) 「ドラクル」 14:00~ 於・シアターコクーン

作・演出/長塚圭史 出演/市川海老蔵(レイ)、宮沢りえ(リリス)、勝村政信(アダム)、永作博美(エヴァ)、手塚とおる(司教)、山本亨(ジョン・ジョージ)ほか

 わざわざ千秋楽を狙って見に行ったわけでは決してなくて、水曜マチネが都合よかった、というだけなんですが。どうせ当たらないと思ってたし。コクーンシートが抽選にはずれて、2階最後列、通路際の席。主役は近くで見てみたかった?が、ホラー全くダメ人間だから、遠くてよかったのかも。

 先に見に行った人たちの評判はおしなべて今イチ・・・。戯曲を読まずに行けばよかった、という声もあったので、手元にあったけれど、あえて全く読まずに行ってきた。

 「シアターガイド」の長塚×海老蔵対談なんかを読んでも、「はじめにドラキュラありき」で作られたんだなぁ、というのはあった。それをどう長塚さんが仕立てあげたのか?に興味があった。舞台装置や照明などがとても効果的で、2階の後ろから見ていると、第1幕のなんとなくスモーキーな感じなんて宗教画チック(特に下手奥の演奏スペースが)。

 ストーリーもわかりやすい。・・・んだけれど、レイにおける「リリスの聖女性」があまり伝わってこなかったのと、リリスの子殺しの理由が明らかになった時に、正直それはないんじゃないの?とガックリ。18世紀のゴシックホラー世界に、いきなり現代の阿佐ヶ谷スパイダース登場、みたいな。ええ、これで萎えましたです。

 第2幕、アダム、エヴァ、司教の登場で、舞台はぎゅっと濃密に。というか、この3人の役者さんは、はまってたと思う。はまってたのは、第1幕の「黒いドラキュラ」2人もですかねー。主役に関していえば、海老蔵の2幕の長い独白がきちんと届かなかったことと、宮沢りえも、もうこういう役はいいや、と思わされちゃった、というのはある。この2人の共演は、また見てみたいけれど。

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コメント

この舞台ねえ。正直、そこをどう感情移入したらいいのか?おっさんには、まったくわかりませんでした。そもそも長塚自身が切実につきつめてるテーマじゃないんじゃないの?それで観客になにか伝えようたって無理じゃないかなあ。佐藤おりえかなんかがやりそうな役(やらないか?)の宮沢りえ、本人ももういいやときっと思ったとわたしも思いました。長塚さんもっと等身大の舞台にすればいいのになあ。

投稿: honjin | 2007.09.27 11:38

honjinさま
そうですよね。海老蔵だから、ドラキュラだから、というところから無理に作っていったような気がします。こういう話なら長塚さんでなくてもよかったし。
でもまあ、この経験を次回作に生かして欲しいです。

投稿: きびだんご | 2007.09.27 21:45

わたしはもう…菊ちゃんの怪談と海老様のドラクルと、どっちが痛かったかなぁという回想に浸っております。お金出したぶんだけ、ドラクルのが痛かったかな、やっぱり。

投稿: 猫並 | 2007.09.30 10:28

猫並さま
うーむ、結局「怪談」を見に行かなかった私。

「ドラクル」では珍しくウトウトしてしまいました。
(前半は頑張ってたけど、海老の長台詞あたりで)
永作博美で大河ドラマを思い出したりもしちゃった。
ちょっとイメージがダブったもので。

投稿: きびだんご | 2007.10.01 00:50

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