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2007.09.30

ヴェニスの商人、東京千秋楽

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開演前のロビーにて(前回の感想は9月2日付け)

 開場前に到着したのだけれど、かなり行列ができていたので、そばの書店にて時間調整。入るときの列では河合祥一郎先生の前でした。ロビーはまだ静かで、ワインなんぞ飲んでいたらば、楽隊さんに仮面の人たちが登場! わいわいやってるうちにあっという間に55分になって、今日はロビーも満喫だいっ。

 じつは今日のタイトルは別のを考えてた。それは「ヴェニスの商人におけるペニス」。いや、さすがに自粛(でも書いてるし)。前回は気づかなかったけど、仮装の人たちの中には、それを強調した扮装(?)だったり、芝居の中でもわりとしばしば露骨な感じなので。そもそも市村シャイロックが3000ダカットと引き替えに肉1ポンドと要求するときに、それを暗示してるっぽい。寺島ポーシャだってそんな台詞があったことにも気がついた。(このあたり猫並さんのサジェスチョンあり)

 今日も我知らずというくらいに、市村さんに引き込まれた。特に、下手の最前列から見ていたので、裁判のシーンで「キリスト教に改宗しろ」と言われたとき、背中を見つめることになって、さらに悲しさが増した。財産も娘も、すべてを失ったあげくに、いとも簡単にキリスト教に改宗せよと言われてしまうなんて、もう抜け殻になるしかない。圧倒的多数の強者の横暴だわっ。

 この「ヴェニスの商人」は2回見て、正解だった。席が舞台に近かったからか、藤原竜也のコミカルさも、より楽しめたし。いろんな意味で伸び伸び演じてる、その感じが溢れてる気がした。彼の「無邪気さ」には西岡アントーニオも命を投げ出すわね・・・。

 そうそう、前回「もうダメ」と思ったグラシアーノだけど、今日はそれほど気にならなかった。やはり、聞き取れる位置だったからか? むしろその声と、グラシアーノの粗野な雰囲気がピッタリしてるんだな、と思いながら見ていた。あとはネリッサの佐藤仁美と、ユダヤ人のテュバル(樋浦勉)がすごくよかった。ほかの小さな役の人たちもきっちり芝居してるという心地よさがあったなぁ。

 千秋楽なので、何度かのカーテンコールの後、紙吹雪が降ってくるし、挨拶(市村さんが藤原さんを指名。西岡さんが「英語でやれ」とか茶々を入れてた)も。その頃には、オール・スタンディングなのでした。演出にも俳優さんにも満足!!

☆パンフレット、9月4日から稽古場写真じゃなくて舞台写真が入ったそうで。そんな歌舞伎の筋書みたいな商売を(笑)。さすがに2冊は買いませんよ。

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コメント

あら、舞台写真が!
知りませんでした(^^ゞ売ってる人も声高には宣伝してなかったような気が…知っても買わないけど。
今回は、初日にも楽日にもいかれなくて、それがちょっと心残りですが、私も2回見てよかったです。私の場合は2回ともさほど環境に変わりはなかったのですが、1回だと見逃してるものってやっぱりあるもんですねー

投稿: 猫並 | 2007.10.02 01:16

猫並さま
たしかパンフ売り場の後ろの壁に「9月4日から舞台写真入り」みたいに貼ってあったんだと思います。
今回はお隣が一人でいらした年輩の婦人で(上品にゴージャス)、ぜったい音羽屋ファンだと思いましたよ、拍手の方向が。私の席は端ばかりで、中央からは見られなかったんですが、まあそれを言い出すときりがないしね。
藤原竜也の「無邪気さの魅力」は、賞味期限いつまでかなー。

投稿: きびだんご | 2007.10.02 22:11

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