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2007.09.25

紀伊國屋ホールに2時から9時まで

9月23日(日・祝) 「三人集」 昼の部14:00~ 夜の部18:00~ 於・紀伊國屋ホール

昼の部 三三「お富与三郎・木更津」、談春「お富与三郎・稲荷堀」、(市馬・お富さん)--お仲入り--志の輔「バールのようなもの」、市馬「子別れ(通し)」

夜の部 市馬「国定忠治(上)」、三三「国定忠治(下)」、(市馬・?)--お仲入り--鶴瓶「私(わたくし)落語」、談春「子別れ(通し)」

 この数年、市馬・談春、あるいは談春・三三の組み合わせの会が増えている傾向はあったのだけれども、こう来ましたか! という感じ。「三人集」結成ですって。なんとなく信じられない気がしてます、第1回公演を聞いた今でも。それこそ、この何年かで、評価が急上昇している「小さんの弟子・孫弟子」という共通点はあるんだけど、こういう、ちょっと派手な感じ(?笑)は、市馬師匠と無縁なんだもん。

 前座さんの噺はナシで、いきなり開演。あとは、昼の部で、お富与三郎・木更津の後、暗転して、黒紋付の市馬師匠が「ご新造さんへ、おかみさんへ・・・いやさお富、久しぶりだな・・・」の台詞をば。それと、昼夜とも、市馬師匠の唄付き。う~む、そんな予感がちょっとはしてた・・・かな。

 にしても、昼夜続けての紀伊國屋ホールで、椅子の座り心地があまりよくないので、ちょっとお尻が痛くなっちゃった。昼と夜の間に、地下のパスタ屋さんで腹ごしらえ。お仲間らしき方々もいっぱい見かけた。6割くらいの人が、通しで見ていたらしい。

 この日の収穫は、やはり、市馬・談春、二人の「子別れ(通し)」を聞くことができたこと! アプローチの違いがはっきり感じられて、しかもどちらがいいとか悪いとか、ということではなしに、鏡の両面のようなような印象を受けたのだった。それぞれの存在があるからこそ、より輝く、とでも言いたい感じ。

 アプローチの違いというのは、たぶん、市馬「子別れの下なら誰がやってもうまくいく」、談春「子別れの中が好きで好きで」というとらえ方だったり(←一部推測あり)、亀ちゃんの造型だったりする。それがあくまでも、二人にとって自然なやり方であって、だからこそ、部分的ではない噺の違いが、くっきり浮かび上がるのかなあと思っている。

 あとは、鶴瓶さんを聞くのは全く初めてだったけど、「私(わたくし)落語」で語られたお母さんのこと、あるいは昭和30年代の大阪の情景など、ほんとに巧みな話術に大笑い。志の輔さんの「いつも絶対に面白い」噺と、三三さんの端正さにも、引き込まれてしまったのだった。

Aki_hitoe ←今月で満90歳になる(戸籍上は9/26生まれ)義母の単衣だから、さていったい何年前のものやら。それと、一応リキを入れて、「馬」を連れて行ってました。

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コメント

お世話になりました。
お義母さまのお着物だったんですか~
うちのお義母さんにもそれとなく「着物欲しいな~」って感じを匂わせてあるんですけど、お姉さんがいるからなあ。
「馬」、光ってましたよ。

今回の唄のはさみ方は良かったんじゃないかなと思いますが・・・
会の雰囲気を軟らかくしてくれた感じで・・・

投稿: まー坊 | 2007.09.26 22:14

まー坊さま
遠くから、はるばるお疲れでした。
(疲れてない? 単に飲み過ぎただけ??)
夜の部は、ああ談春さん目当てのお客さんだな、と
いうのを感じさせる受け方でしたね。
それがちょっと新鮮でした。

義母の着物は全部私が貰いました。義妹はいるけど着ないので。でも、家を建て替えたときに(仮住まいが長かったこともあり)、かなり処分してしまっていたから、全部といっても少しだけどね。

投稿: きびだんご | 2007.09.26 22:33

飲み会ではす向かいに座っていたhonjinです。わたしの住むあたりは美濃焼の産地なので初窯のときは必ず左馬の湯飲みをつくって配りますね。やっぱ馬は縁起物なのです。うちの家も玄関を入ると、1500×900もある巨大な八駿馬という水墨画がかざってあります。馬の絵は玄関から家の中にはいるように飾らなくてはいけないんですが、位置的に玄関からでていくようにかけてある。だからたぶん運がよくないんだるなあ。これ愉しい日記ですね。またのぞかせてくださいませ。

投稿: honjin | 2007.09.27 10:07

honjinさま
ようこそ!! その節はお世話になりました。
みーんな、すごい大酒飲みで圧倒されました。
ウマはやはり縁起がいいのですねぇ。
私は友人に午年生まれの人が多いのと
職場におウマさんの駆けっこ好きが多いです(笑)。

ほんとに備忘録ですけれども、どうぞよろしく。

投稿: きびだんご | 2007.09.27 21:33

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