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2007年10月

2007.10.29

【観劇メモ】NHKホールで古典芸能を見る

10月28日(日) 「NHK古典芸能鑑賞会」 16:00~ 於・NHKホール

第1部 芸競四季粧(わざくらべ しきのよそおい) 「義太夫 関寺小町」「狂言 蚊相撲」「舞踊 傾城半田稲荷」(司会:中川緑、林家いっ平)

第2部 歌舞伎「寺子屋

(時間ができたらちゃんと書きます・・・。ほんとかな) 

テレビでは見ていたけれど、古典芸能鑑賞会に実際に行くのは初めて。大きなホールなので、うーんと思いながらもA席にしていたら、まさに花横でありました。第1部は司会の2人が花道で喋ってたので、それはよーく見えた。

 でも、義太夫にしても、踊りの時の長唄にしても、マイクを通した声がなんかムズムズする感じで・・・。特に、長唄は、私の席だと、黒御簾のお囃子とほぼ同じ場所からスピーカーを通して聞こえてくる感じで、最後まで慣れなかった。一番印象に残ったのは、実はこの「音声」だったりして・・・。

 文楽以外で住大夫さんの義太夫は、紀尾井ホール(小ホール)で聴いたことがあった。今回は小鼓、笛も入って、いい雰囲気。これ、小さい会場で聴いてみたいなあ。

 結局、今月の国立劇場は見に行けなかったので、芝雀さんをここで見られてよかった! それと、寺子屋を語った竹本喜太夫さんがすごく印象に残った。これからちょっと気をつけて聴こうっと。

 放送予定は12月7日(金) 22時25分~(NHK教育)

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2007.10.24

【観劇メモ】バルコ劇場

10月23日(火) 「犯さん哉」19:00〜

演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ 出演/古田新太、大倉孝二、中越典子、犬山イヌコほか

ケラ+古田でなんとなく抱いていた嫌な予感が、当たってしまった。ちょっと私にはダメでした。
 中身がないのはともかく(笑)、もっと単純に笑いたかったんだけど…笑いのツボが私とはずれてた、ということでしょうね。

古田新太はかなりのシーンで、白いブリーフいっちょだし、うん〇、〇っことかお尻出すとか…ガキんちょ(文字通り、幼稚園児くらい)の世界。それだけで遊んでるとしか見えなくて、じゃあ安直テレビのお笑いみたいじゃない? 世相をおちょくってる部分もあるんだろうけど、そこまで自分が入れなかった。

あと、映像の使い方も気に入らないのだ。それに頼ってる部分が。

出演者はみんな結構好きなのにねー。大倉さんを久々に見たんで、その点はヨシかな。
先週今週と火曜はブーであった。来週?何も見ないよ。

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2007.10.23

【観劇メモ】歌舞伎座・夜の部

10月22日(月)

牡丹燈籠」仁左衛門、玉三郎、錦之助、吉弥ほか 「奴道成寺」三津五郎

この季節に怪談?と思っていたけど、いやー面白かった。なんかね、「女たちの物語」という感じ。落語では、その一部をたまにしか聞かないけど、男の側の話でしょ?

それが今回通しで見ると、
お米、お国、お峰
の3人にほんとに情が感じられて、見直してしまったのですよ。

吉弥さんのお国は、すごく存在感があった。最初は単に色っぽいなあと思ってただけなんだけどね。「美吉屋っ!」誰かと思った。
玉三郎さんは、根津にいた時の貧しいけどおおらかなおかみさんぶりと、栗橋での憂いがくっきりしてて、ほんと引き込まれた。

対する男性陣は、みんなちょっと情けないのを、愛之助、錦之助、仁左衛門という細面・美形タイプが演じて、これまた結構でございました。

落語が元なんだし、笑える部分もたくさんあるけど、お峰が夫婦のことをしみじみ語る時にフフンと笑う女性が近くにいて、ちょっと興ざめ。ま、身につまされてのことかもしれないけど。

個人的なツボは、栗橋でお国がいた店が笹屋ということ。私の義父の代で店じまいした米屋が笹屋なのだ。墓石にも刻んである。この場面を見るたびに、おおっと思ってるはずなんだけど(笑)。

奴道成寺は5月の三つ面子守が評判よかったからかな。大向こうさんの絶妙なタイミング&歯切れよさに、感服。第三のお囃子という感じ。「音」に関しては、先入観ありすぎだけど、私が見た日は三味線が……。

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2007.10.17

【観劇メモ】三文オペラ

10月17日(水) 「三文オペラ」 14:00~ 於・世田谷パブリックシアター

演出/白井晃 出演/吉田栄作、篠原ともえ、ROLLY、大谷亮介、銀粉蝶、猫背椿ほか

 昨日のD列は前から8列目、今日もD列でこれは最前列。というか、役者さんと同じ平面にいるんですけど・・・椅子だって、なんか補助席っぽいよ。で、舞台が「3階建て」の構成なので、1階部分は同じ平面にいるからやたら近いけど、上を見上げるのが大変。演奏ブースなんて全く見えず、2、3階部分に縦・横に走る電光掲示板の文字も読むのに一苦労だった。オープニングは「貧乏人のための、7500円オペラ」とかなんとか。ええ、今日の入場料(一般)は7500円(笑)。

 「キャバレー」にしろ「三文オペラ」にしろ、とても有名な作品で、それを2日続けて初めて見たんだけど、「三文オペラ」」には、とても「今日性」を感じた。80年前の作を、今ふうに味付けしたからだけではない普遍的なテーマが伝わってくるから。「キャバレー」の場合は、ナチスの存在が表面的にしか受け止められなかった。

 とはいえ、「三文オペラ」がすごくおもしろかったかと言えば・・・。吉田栄作が悪の親玉というよりはジゴロに見え、篠原ともえもなんだかピッタリ来なかったな。ROLLY出演をキワモノっぽく捉えていたけど、すごくよかった。歌もとうぜん一番聞かせるし。

 偽装ホームレスの人たちの衣裳が、ほんとにボロボロで汚れていて、セーターに穴が開いてたりしてた。やっぱりわざわざ作るんだよねぇ。

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2007.10.16

【観劇メモ】キャバレー ☆劇評がらみの追記あり

10月16日(火) 「キャバレー」 19:00~ 於・青山劇場

演出/松尾スズキ 出演/松雪泰子、秋山菜津子、平岩紙、森山未來、阿部サダヲ、小松和重ほか

(またしばらくは、メモのみしかアップできないかも)

 なんで「キャバレー」を見に行こうかと思ったのかといえば、たぶん、阿部サダヲと秋山菜津子の舞台を見たすぐ後に、チケット情報が出たから、と思う。もうずいぶん前のことで、夏前には確保してたんじゃないかしら。この2人を見たくて、なのに・・・どうも魅力が生かせてないんじゃないかなあ。

 きっと松尾スズキとは合わないんだね、私は。過去に何回か見た大人計画でもそう思ったはず、なのにさ。休憩込み2時間40分が、とても長く感じてしまった。周りは若い子が多くて、面白かったらしいけれど。

 収穫は、森山未來くんがなかなか存在感があったことと、松雪さんの足がすっごく綺麗だったこと、8人くらいのダンスシーンが素敵だったこと、くらい。うーん、がっくり。願わくは、明日、口直しができますように。がっくり×2になったらどうしよう。

☆たまたま同じ日に朝日新聞に劇評が載った(山口宏子編集委員)。鉤十字をつけた踊り子の行進に無邪気に手拍子が起きたとか。私が見た時はそんなことはなかったけど、一番最初にナチスを意識させる「わが闘争」という著書名にも、全く何も反応がなかったことを思えば、さもありなんというか・・・。歴史には何も学ばないで現在がある??

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2007.10.15

声についても考えた、勘三郎奮闘公演

10月14日(日) 「錦秋演舞場祭り 中村勘三郎奮闘 十月大歌舞伎 昼の部」11:00~ 於・新橋演舞場

俊寛」勘三郎/俊寛、勘太郎/丹波少将成経、七之助/千鳥、亀蔵/平判官康頼ほか 「連獅子」勘三郎、勘太郎、七之助、亀蔵、彌十郎 「文七元結」勘三郎/長兵衛、扇雀/女房お兼、勘太郎/文七、芝翫/角海老女房お駒ほか

 1、2ヶ月に1回、数人の友人たちと見に行ってる企画の一環で。といっても、提案やチケット確保は私の担当なんだけどもね。集まって話に花を咲かせる、という側面があって、「きれい」「すごい」「おもしろい」etc.が第一、とくれば、今月は演舞場ではありますまいか。よく(orなんとなく)知っている演目揃いという点でも、ポイントが高かった。

 それにしても、「俊寛」はかかりすぎの感がある。今月は国立劇場で幸四郎の「俊寛」もあるなあと思っていたら、前進座も、ですか? 右近さんたちの巡業の演目だったっけ。あ、今年お正月に歌舞伎座で吉右衛門・俊寛を見てるし・・・。

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2007.10.14

至近距離落語

10月13日(土) 「第10回 翁庵寄席」 18:00~ 於・人形町翁庵

開口一番(立命亭八戒・一目上がり)、白鳥・トキそば、志ん五・幇間腹--仲入り--白鳥・恋するヘビ女、志ん五・井戸の茶碗

 毎回あっと驚く企画の「翁庵寄席」も、これが第10回なんだそうで、その記念という意味で、第1回のゲスト白鳥さんと、志ん朝の一番弟子・志ん五さんの会となった。翁庵は明治座に近いから、志ん朝さんが出演されてた時には贔屓にしてらしたんだよね。弟子の志ん五さんも一緒に明治座に出られてる時は、「ねぎせいろ」を召し上がってたとのこと。

 で、今回の私は、親子というには私が可哀想で、姉妹というには図々しいだろ、という年回りのカワイイFちゃんと一緒に出かけた。このFちゃんは、だけど妙にマニアックなところがあって、白鳥さんや、喜多八さん、さん若さんといったところがお好みなのだ。我々は落語が取り持つ友人と言えるのよねー。2人で打ち合わせて着物で出かけたのだが、なぜか最前列の椅子が2つ空いていたので、そこへ座った(前回の喬太郎さんの時は一番に到着して最前列だったけど)。ほんとに至近距離!

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2007.10.11

ささやきから空っぽの目へ、イアゴー

10月10日(水) 「オセロー」 19:00~ 於・さいたま芸術劇場

翻訳/松岡和子 演出/蜷川幸雄 出演/吉田鋼太郎(オセロー)、蒼井優(デズデモーナ)、高橋洋(イアゴー)、馬渕英俚可(エミリア)、山口馬木也(キャシオー)、壞晴彦(ブラバンショー)ほか

 いやはや、やっぱり遠かったです・・・。まあ、行きはよいよい帰りはこわい、で、終演が11時に近いんですからねえ。

 立地条件などもあって、数えるほどしか行っていない「さい芸」。そしてなんと今回初めて1階席から見た。私はH列だったけど、最前列ってものすごく舞台に接近してるんだなあとわかった。前の方だと見上げるのに首が疲れたんでは、と心配になるくらいの上部を使う舞台でした。

 そしてシェイクスピアといえばの某先生による、「台詞を喋るのが俳優、台詞じゃなくて『会話』のタレント」という評を聞いた直後の観劇となった。ええ、それは優ちゃん評でしたが。

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2007.10.10

BIOMBOって何だ

「BIOMBO/屏風 日本の美」展 於・サントリー美術館 10月21日まで

会社の子が、どうしても「ビンボー」に読めるんですぅ、と言ってたBIOMBO。ポルトガル語やスペイン語で屏風を表す言葉だそうで、ビオンボと発音する(まんま字の通りね)。
8日まで有効の招待券はあったのに、行くける時がなくて、全くなーと思いつつ。空き時間に行くにはちょうどいいんだもーん。
……という程度の認識だったけど、意欲的な展示というか、こういうの企画すると楽しいだろうな、と感じる内容だった。

単に屏風が並んでるわけではなくて、絵巻物の中に描かれた「屏風のある風景」から、その当時の屏風の使い方もわかる。
今ではありえない折れ曲がり方で立て掛けられている様子や、高貴な人の産室の白屏風などなど。

また、もともと一連の襖絵だったものが、屏風となってあちこちに別々にあるのを集めて見せたりも。
↑このパズルのような作業やメトロポリタン美術館、ケルン美術館から貸し出しを受けて並べて見せるなんてのも、楽しそう。

ところで、私が一番気にいったのは、16世紀の巌樹遊猿図屏風と、150年ほど前の野馬図屏風。金ピカや南蛮図屏風はあんまり好きじゃないの。

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2007.10.08

海老-菊が見られる幸せ

10月7日(日) 「第四十三回 吉例顔見世 昼の部」 11:00~ 於・御園座

毛抜」松緑(粂寺弾正)、市蔵(八剣玄蕃)、亀三郎(秦民部)、亀寿(小野春風)ほか 「かさね」菊之助(かさね)、海老蔵(与右衛門) 「権三と助十」團十郎(権三)、團蔵(勘太郎)、権十郎(助八)、左團次(家主六郎兵衛)、菊五郎(助十)ほか

 正直言うと、夜の部ほどのインパクトはなかったかな。どれもよかったと思うよ、お世辞とかは抜きで。だから、要は「存在感」というか、役柄とのマッチングというか・・・なのかしら。

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2007.10.07

演目にも惹かれて御園座へ

10月6日(土) 「第四十三回 吉例顔見世 夜の部」 16:15~ 於・御園座

鳴神」團十郎(鳴神上人)、菊之助(雲の絶間姫)、白雲坊(右之助)、黒雲坊(市蔵) 「達陀」菊五郎(僧集慶)、菊之助(青衣の女人)、松緑(堂童子)ほか 「義経千本桜 川連法眼館の場」海老蔵(忠信狐)、門之助(静御前)、友右衛門(源義経)ほか

 音羽屋が出てるから、というだけだったら、名古屋遠征はしてなかったかもしれない。いくら新幹線で1時間半ほどといっても、交通費だって大変だもんね。でもでも、團菊だよ、鳴神・雲の絶間姫だよ、かさねだよ(昼の部)・・・etc.というわけでネ。だからといって、泊まらんでもよかったのだけども、そこはまあ、観劇後の楽しみもあるってことで。

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2007.10.04

静かな秋の「野宮」

10月3日(水) 「国立能楽堂10月定例公演」 13:00~ (「高島屋コレクション 華麗なる能装束」展)

狂言「魚説法」野村万之介、石田幸雄 「野宮」シテ観世喜之、ワキ殿田謙吉、アイ野村萬斎 笛一噌仙幸、小鼓林光寿、大鼓佃良勝

 このところ、お能からは少し離れていたのだけれど、秋の深まりとともに(?)ちょっとだけ復活。万作家の狂言と、能の各派の中では唯一何度も見ている観世九皐会なので、行きやすい、というのがあった。しかも、シテは喜之先生(←矢来へ集う皆さんのまねっこ)。「野宮」は見ていたつもりだったけどそれは錯覚だった。そういえば生まれて初めて見た能が、やはり国立能楽堂の「葵の上」だったので、六条御息所には不思議な縁があるのかも。

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2007.10.01

さて今月は・・・《10月の巻》

10月1日(月) 今月の、予定は未定!(^^)! 出没予定メモ

歌舞伎・・・御園座・昼夜、歌舞伎座・昼夜、新橋演舞場・昼、国立劇場

能・狂言・・・国立能楽堂定例公演

演劇・・・オセロー、キャバレー、三文オペラ、犯さん哉

その他・・・翁庵寄席、NHK古典芸能鑑賞会

 今月は歌舞伎公演が多すぎ(-_-;) ほかに浅草公会堂でも公演があるしなぁ。一応、行きそうなのを上に挙げてみたけど、御園座と演舞場以外は、さてどうなるやら。この御園座遠征で、しばらく遠征はお休み。働け働け、です。ほかには「オセロー」を3ヶ月もかけて予習(笑)したので、楽しみ。

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