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2007.11.05

見るエネルギーも必要な、顔見世・夜の部

11月4日(日) 「吉例顔見世大歌舞伎 夜の部」 16:40~

宮島のだんまり」福助、歌昇、歌六、團蔵ほか 「仮名手本忠臣蔵 九段目」芝翫(戸無瀬)、吉右衛門(由良之助)、幸四郎(加古川本蔵)、菊之助(小浪)ほか 「土蜘」菊五郎(土蜘の精)、富十郎(源頼光)、仁左衛門(番卒太郎)、芝雀(巫子榊)、菊之助(胡蝶)ほか 「三人吉三巴白浪 大川端庚申塚の場」孝太郎(お嬢吉三)、松緑(和尚吉三)、染五郎(お坊吉三)ほか

 5月の團菊以来、今年2回目の母親連れでの歌舞伎座。こういうポピュラー&スペクタルな演目で大顔合わせというのは、地方在住で歌舞伎をあまり見られない人間にはピッタリなので嬉しい。その母親は、今回は菊之助の小浪にゾッコン、なのでした。この世のものとは思えない美しさ、なんだってさ。

 「宮島のだんまり」はほんと目に鮮やかというか、これが幕開けというのでワクワク感が増すような気がした。でも、出演者をちゃんとチェックしてなくて、誰が誰やら・・・。高麗蔵さんは出てるはずなのに、とか(笑)。装束でずいぶんイメージが違うのね。芝のぶ、亀寿の若者組につい目がいっちゃいました。

九段目は、菊ちゃんの美しさは当然ながら、芝翫、魁春の二人もすごくよくて、けっこう長かったけれども飽きなかった。鮮やかな、白-赤-黒の衣裳は、そのままそれぞれの「人」を表してるの? 黒の人、お石=魁春が、ピンと背筋を伸ばして座ってる姿が、目に焼き付いている。

 母に受けたのは、第一が菊之助だけど、第二はやっぱり「土蜘」に登場のチビッコ2人かなあ。たまたま前日、DVDで萬斎さんの息子・3歳の初舞台とお稽古の様子を見てもらい泣きをしたばかりでもあり、ひたすら感心してました。菊五郎丈の僧侶姿というのは、これまたカッコいいね。あの父子は、つややかな声という点でもよく似てる。九段目の後、「土蜘」で気分もすっきり。

 で、最後に名台詞を味わって帰宅できる、と大喜びだったんだけど、うーん。お嬢吉三が好みじゃないといえばそれまでかな。・・・というか、「月も朧に」の前後が、なんかバタバタしてる気がした。ま、欲を言えばキリがない、ってことで。

 幕間には席を立ったりもしたけど、でも久しぶりに座り疲れてお尻が痛くなった。お隣さん(就活用スーツみたいなのを着用の若い女性)が、「土蜘」で体育座りをしたんでビックリ。

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コメント

たしかに、今月は見るほうにもパワーが必要かもですね。
でも、顔見世らしい、大顔合わせの豪華配役に、大満足!の夜の部でした。
「土蜘」は、見たいところ(人)がいっぱいあり過ぎて、一度や二度ではとても見きれない!ということがわかったので、またまた幕見に通います(笑)。

菊之助くん、ますます美しさに磨きがかかり、それと芸の進歩がシンクロしていて、ほんと、よいです! 「九段目」があんなに面白い芝居だったというのは、今回はじめて気づいたかも・・・。
やっぱり「忠臣蔵」は、よくできた芝居なんですねぇ。

投稿: おまさ | 2007.11.06 11:38

おまささま
「土蜘」の幕見!! その手がありますね。
仕事が終わってから行くには、ちょうどいい時間ですし。
私もまねっこしようかな。
千秋楽には3階から見る予定ですが(今回は母親連れで奮発)
それまで待たずに、見たくなっちゃった。
でも・・・そんなこと言ってると九段目も見たくなる(笑)。

あ、今回は巳太郎さんの三味線に聞き惚れました。
とても綺麗な音色なんですもん。

投稿: きびだんご | 2007.11.07 01:57

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