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2007年12月

2007.12.31

ゆく年・2007年、思いつくまま

伝統芸能】とにかく2007年は、私にとっては「音羽屋イヤー」。今年は追っかけるゾと決めたのを見透かされたかのように、仕事でもちょっと関わりがあって、その意味でも記念すべき年になった。御園座に春秋と遠征して、意外な近さというか行きやすさに驚いたし・・・しかし、こんな調子でタガが外れていくんだろうか。ま、再演の「NINAGAWA十二夜」も通ったし、仮名手本忠臣蔵や、義経千本桜の通しなどなどで、菊五郎丈も堪能したし、楽しかった。来年も、音羽屋を芯にして歌舞伎を見ていこうと思う。

 ほかには、実は記憶に残っているのは坂田藤十郎丈。思い返せば、妹背山と摂州合邦辻を、いま見ることができてよかったのだと。

 そして、能狂言においては、出雲大社で万作さんの三番叟、福の神を見られたのはほんとに幸せだったと思う。あれから、また能方面への興味が復活してしまった。狂言だけの会は、少し敬遠しがちだったけれど、見応えのある構成など興味深いものだと再認識した。大蔵流ももっと見たいなあ。

 落語は相変わらず市馬師匠がメイン。いろいろ意欲的な試みを見せてくださったと思う。でも、寄席を大事にされることは決して変わらないと思うので、それも今後の楽しみ。そして、芝雀&正雀の「すずめ二人會」、芝浜も真景累ケ淵も素晴らしかった。企画を立て作り上げることにも、面白さを感じる。

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2007.12.29

観劇の〆は、こけら落としの劇場で

12月28日(金) 「恐れを知らぬ川上音二郎一座」 13:30~ 於・シアタークリエ

作・演出/三谷幸喜 出演/ユースケ・サンタマリア、常盤貴子、戸田恵子、堺雅人、今井朋彦、堀内敬子、浅野和之、堺正章ほか

 新しい劇場は、噂には聞いていたけれども1階でチケットを切って、そのままエレベーターで地下2階へ、というややこしい作り。コンパクトすぎて、なんか華やかさに欠ける気がする。客席自体はわりと見やすくて、パルコ劇場がひとまわり大きくなったような雰囲気かな。けっこう年輩の人も多い気がした。シアタークリエのサイトによると、初日で完売したとのこと。11月7日~12月30日のロングラン・こけら落としなんだけどね。ただし私の隣と、前列の斜め前も空席のまま・・・。やっぱりあわただしい時期だから?

 最初に、講釈師・堺正章が登場して(ちゃんと、派手なテーブルかけをかけてあった)、前口上というか音二郎一座がアメリカへ渡る前の背景説明を。この時、遅れてきたお客さんに「いらっしゃい」などと言ったりして、大衆演劇っぽい雰囲気かな。でも、この説明部分がわりと長かった気がする。・・・ちょっと不安な幕開け。

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2007.12.25

なぜに年末は昭和歌謡?(笑)

12月23日(日・祝) 「年忘れ! 市馬落語集」 19:00~ 於・内幸町ホール

市丸・狸の鯉、市馬・尻餅--仲入り--市馬・昭和歌謡メドレー

 毎年毎年、「昭和歌謡はさっぱりわかりませーん」と言い続けている。何回聞いても、ちっとも頭に入ってないし。それなのに、毎年通ってるんだよね。今年は、お江戸日本橋亭から少しキャパも大きくなって、それでも早々に完売だったらしい(そして24日には、日本橋亭でも同様の公演が)。

 2ヶ月に1回の「落語集」のうち、ではあるけれど、落語集に毎回行けるわけでもなく、それは他の常連の皆さんも同じ。そんな方々に挨拶したり、近況を報告し合ったり。開演前もなかなか忙しい(笑)。時々、このブログでも触れていた、落語の先達・N翁とK老のお二人も、たまたま同じ病気で入院や手術なさったとのこと。笑いは健康のもと、というのは本当だと思うし、笑いのいっぱいある生活で元気に過ごされますように、と祈らずにはいられない。

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2007.12.24

立ち見の国立演芸場

12月23日(日・祝) 「円丈の『らくだ』をやる会」 13:00~ 於・国立演芸場

(全員で挨拶)、彦いち・反対俥、喬太郎・擬宝珠、小ゑん・(鉄道オタクの噺)、昇太・お見立て--仲入り--白鳥・ナースコール、円丈・らくだ

 仕事は年末のラストスパート真っ最中だけれども、幸いにもこの日は休み。おかげで人気のこの会にも行くことができた。国立の主催公演だからか、当日券=立ち見のお客さんを入れていた。SWAのメンバーが揃ってるけど、わりと年輩のお客さんも多いんだなあ、というのが第一印象。

 幕があがると、円丈師以外の出演者が舞台上に勢揃い。「(自分が入門した)当時は、円丈師匠は古典の人だった」云々の話のあと、その円丈師匠も登場。しかし、みんなが並ぶと・・・喬太郎さんの「お腹」ぷっくりが、すごく目立ってましたよ。

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2007.12.20

マイナー雑誌から、伝統芸能の話題

Chibashigaku  ふだん滅多に手にしない雑誌で、続けざまに伝統芸能関係の記事を見つけたので、記録しておきます。

 右は「SIGNATURE」というカード会社の雑誌で、竹本住大夫さんのインタビューが3ページ。といっても、見開きの左ページはまるまる写真(バストアップ)。3ページめにも小さい写真(全身)が載ってる! インタビュー・タイトルは「詞(コトバ)に音(オン)あり、節に音(オン)あり」。記事の1/2くらいは文楽大夫になるまでと初期の困難な時代のことで、それは著書(「文楽のこころを語る」)でも読んだことがあった。

 後半、芸の道に関しては・・・今の若い大夫にとても物足りなさを感じている様子。熱意がまだまだ、と。「・・・好きでやっているんだろうと。好きならもっと好きになれと」「下手は下手なりに素直にやったらええのです。・・・下手だからこそ勉強するのです

 そして「大夫は深呼吸の応用です。そして大事なのは『音(オン)』なんです。詞に音あり、節に音あり、音があるから、表現ができる。歌舞伎でも落語でも一緒です。この音というものがいまの若い者にはなかなかわからない

 もう一冊、左側は、これこそ誰が読むんだ、という学会誌「千葉史学」最新号。よく、こんなのを手に取ったもんだね。この巻頭随筆が、服部幸雄人が『手を叩く』という行為」。服部氏といえば、岩波新書の歌舞伎関係のを読んだことがあるくらいだけど、そうか、千葉大学名誉教授という縁で、ここに書かれてるのか。

 元来、「手打」(拍手、手拍子など)、人間が身体を使って大きな音を立てる行為は、神との交信の意味があった、とのこと。それが、何かを賞讃するために使われるようになったのは、意外に新しくて、近代化(西欧化)の産物ともいえるらしい。そして、とうぜん本来の意味を失った。

 「近年気になっているのは、歌舞伎の劇場における観客の拍手である。最近はどの劇場でも、幕が明く時と幕切れにきまりごとのように拍手が起こる。いつからこんなおかしな習慣がついたのだろうか。・・・また花形役者、脇役の区別もなく、役者が登退場する時には約束のように拍手をする

 落語もしかり、として永井啓夫氏の「中身がよくても悪くても、たとえ悪くても始めと終りには必ず拍手を送るという最近の習慣が、これほど伝統芸の間(ま)や味を変えることになろうとは」という文が引いてある。

 もちろん服部氏は拍手を否定しているのではない。おのずから起こる賞讃の拍手などではなくて、「型」としての拍手への違和感である。そう言われれば、つい「儀礼」としての拍手を送っているなあ、と思う。カーテンコールも難問であろう。あんまりしつこいのはどうかと思うこともままある。演者と観客の関係は、これからどうなっていくのか。

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2007.12.19

ベニサン・ピット的なお芝居?

12月19日(水) 「死ぬまでの短い時間」 14:00~ 於・ベニサン・ピット

作・演出/岩松了 出演/北村一輝(シミズ)、秋山菜津子(フタバ)、田中圭(コースケ)、古澤裕介(ドイ)、内田慈(ミヤマ) 演奏/トリティックテヘダス:長屋美希恵(ボーカル)、淡谷三治(サックス)、森安信二(ギター)、小野かほり(パーカッション)

 「キャバレー」が気に入らなかった後遺症で、発作的にチケットを取ったお芝居のその2。今日は秋山菜津子を見るべく、久々にベニサン・ピットへ。この前ベニサンへ行ったのは二兎社「歌わせたい男たち」だから、相当前のことだなあ。たまたま都営新宿線の急行に乗ったら、「あら、森下って急行が停まるのか」と驚いた(昔、この沿線に住んでた時代には、そういう駅ではなかったから)。交通の便はなかなかいいけど、やっぱり劇場の周りは殺風景で、どこかでお茶飲もうと思ってたのにダメ。たまにしか来ないと、そういう情報が抜け落ちちゃう。

 で、「死ぬまでの短い時間」は、ほんとに全く何も知らないで(調べようともしないで)ノホホンと見に行った。いやー、音楽劇だったのね。道理で、チケット代が会場のわりに高いと思った。

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2007.12.18

これも「掛け取り」、あれも「掛け取り」?

12月17日(月) 「それぞれの“掛取り”」 18:30~ 於・国立演芸場

トーク(向かって左から、喬太郎・市馬・白鳥)、喬太郎、白鳥、市馬

 市馬、喬太郎、白鳥の3人が、全く同じ噺を聞かせる「それぞれの~」シリーズ。今まで、「時そば」「長屋の花見」「お菊の皿」ときて、この時期にふさわしい「掛け取り」でオシマイとのこと。

 幕が上がると、3人が座布団の上で頭を下げている。そこから、喬太郎さんが進行役となって「掛け取り」にまつわるあれこれのトークを。ま、基本は「何も知らない」白鳥さんを、後の2人があきれつついじってく、という感じかな。

 「掛け取り」に関しては、ここ数年で、市馬版「掛け取り」は確立した感があるから、後の2人は変化球勝負しかないという雰囲気は、トークの時にもあったなあ。

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2007.12.14

国立能楽堂特別企画公演・その2(能)

《続き》 復曲能「実方」

 ひたすら新作狂言「夢てふものは」見たさで行った公演だったけど、「実方」はとてもよかった! この主人公・藤原実方は、名門出身の貴公子、中古三十六歌仙の一人、舞にも優れ、光源氏のモデルの一人、とも。藤原行成との確執により陸奥下向を命じられて、失意のうちにそこで没した・・・。全く知りませんでした(汗)。

 というわけで、舞台はその陸奥の国。実方の墓に西行法師が行き当たり弔うところへ、老人が現れて・・・。

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国立能楽堂特別企画公演・その1(狂言)

12月13日(木) 「国立能楽堂特別企画公演 新作狂言と復曲能」 18:30~ 於・国立能楽堂

「新作狂言 夢てふものは作/帆足正規 演出/茂山千之丞 出演/千之丞(黍団子売り)、忠三郎(吉備真備)、あきら(夢合せ・船頭)、野村小三郎(太郎の君)、良暢(下道真備)--休憩-- 「復曲能 実方シテ(藤原実方の霊)大槻文蔵、ワキ(西行法師)宝生閑、アイ(里人)野村万作、笛松田弘之、小鼓大倉源次郎、大鼓亀井忠雄、太鼓金春惣右衛門ほか

 企画公演でとても珍しい能と狂言を、それぞれ1曲ずつ。狂言はこれが全くの初演で、宇治拾遺物語に材を取ったもの。そして能「実方」は1993年に観世榮夫師により復曲公演がなされ、今回の再演にも意欲を示しておられたとのこと。それが叶わず、梅若六郎(12日)と大槻文蔵(13日)の両師が、志を継いでシテを勤める。「波瀾の人生を駆け抜けた先輩に捧げる鎮魂歌でもある」(プログラム・西野春雄)

 そして、新作狂言で備中国・国司の世継ぎ(太郎の君)を明るく演じた野村小三郎さんの父・又三郎師は昨日、亡くなられたそう・・・。

 まずは新作狂言の感想を、以下に。

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2007.12.12

スイートよりはビターな、チェコアニメ

12月12日(水) 「ファンタスティック! チェコアニメ映画祭」 於・ユーロスペース(12月14日まで)

(ビタースイートプログラム。78分)理想、爆弾マニア、剣の結末、アイスホッケー、聖火ランナー、カンティレーナ、ナンセンス、小さな道化師ファンファロン

 サントリー美術館で「鳥獣戯画」の後半を見てから渋谷へ(鳥獣戯画も会期終了間近なので、前回よりもずいぶん混んでいた。でもまあ、甲乙丙丁の4巻だけはじっくり見たけど、後はそこそこ)。

 ところでユーロスペースは東急本店の近くへ移転してからは初めて。事前に地図を確認してはいたけど、ちょっとアヤシイ界隈(?)。でも映画館自体はなかなか綺麗で、さすがに若い人が多かった。チェコアニメ映画祭の4つのプログラムのうち、短期間に3つ見るなんて、やればできるもんだ。後はD(ナンセンスプログラム)だけど、うちの2本はチェコ語の教室でDVDを見せてもらったものだし、またの機会を待つことにしよう。

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2007.12.11

ウキウキ気分はお預けの、今月の歌舞伎

12月10日(月) 「十二月大歌舞伎 夜の部」 16:30~

「菅原伝授手習鑑 寺子屋」勘三郎(松王丸)、海老蔵(武部源蔵)、福助(千代)ほか 「粟餅」三津五郎、橋之助 「ふるあめりかに 袖はぬらさじ」玉三郎(お園)、獅童(通辞藤吉)、七之助(亀遊)、勘三郎(岩亀楼主人)ほか

 今月見るのは、これだけ。予定では昼の部も3階Bから見ることにしていたのだけれど、なんとなく元気が出ず・・・。昼夜ともに、ちょっと重い(暗い)感じがするんだもの。感想も簡単に書いておきます。

 「寺子屋」は、手習いに来ていた子たちが、皆、親に連れられて帰ったところまでは覚えているんだけど、その次に気がついたら、松王丸が首実検しておりました。うむむ。福助さん(風邪ぎみ?)の千代登場からは一気に惹きつけられたのにな・・・。

 「粟餅」は臼と杵、それにお餅まであって、小道具も楽しい踊り。2人がタスキをかけると、その赤と袖口からこぼれる襦袢の赤がとても美しくて、しばし目を奪われちゃった。

 「ふるあめりか~」。なんだか幕末史のおさらいをしているような気にもなってしまうのが(年号や歴史上のキーワードが出てくるので)、少し興をそぐところ。そんなことを思う人はそうはいないかしら。勘太郎と七之助の兄弟が、すごくキャラクターに合っていたと思う。七之助クンは「薄幸の病んだ遊女」が似合いすぎ。あと三津五郎が貫禄あって素敵だったのと、ちょいとだけ出た福助さんも面白くて。夜の部の私の◎は福助、そして三津五郎だな。

 ほんと俳優さんが大勢出演していて、すごく贅沢な感じ。・・・でも、ちょっとしか登場しないのよね(松也くんもほとんど顔を隠してる状態でちょっとだけだし)。玉三郎のためにある演目、というところで、これだけで独立した公演でもよかったんじゃないの、なんて思ったのだった。

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2007.12.09

新宿コマで「座頭市」

12月9日(日) 「座頭市」 13:00~ 於・新宿コマ劇場

監督/三池崇史 出演/哀川翔(座頭市)、阿部サダヲ(神撥の八)、遠藤憲一(竜之介)、麻路さき(朱太夫)、松浦佐知子(お紺)ほか

 うーむ、私はいったいなぜ、この「座頭市」を見ることにしたのか? 答えは簡単。松尾スズキ演出の「キャバレー」の阿部サダヲが気に入らず、これなら彼らしさを見られると思ったから。「キャバレー」後遺症その1、なのである。後遺症その2の秋山菜津子を見に行くのも、今月だけどね。それと、遠藤憲一もわりと好きだから、主演の哀川さんには目をつぶって、というのが正直な気持ち。ま、今後は「お口直し」はDVDにしておきます!!

 いや、阿部サダヲはもう注文通りの役どころ。ストーリーも後半はなかなかよかったし(ちょっと無駄なところが多い気はするものの)。でもねえ、哀川さんはやっぱり映像の人? 発声がひとりボソボソしてるし、舞台上の存在感というか、凄みは感じられなかった。まあ初めに主役ありき、なのかもしれないけど。

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チェコアニメの様々

12月8日(土) 「ファンタスティック! チェコアニメ映画祭」 於・吉祥寺バウスシアター(12月14日まで)

Anime  先日、シアタートラムに「審判」を見に行ったとき、ロビーでパンフ(右)を貰って、その翌日「失踪者」の時に、前売り券を1枚買って帰ったのだった。映画の場合、行きたいなぁ、で終わることが多いから、「行くぞ!」のためには、前売り券が必要だったのよ。「審判」「失踪者」の半券提示でも、同じく割り引きにはなるのだけれど。左は劇場で購入したプログラム。

 このチェコアニメ映画祭は、渋谷ユーロスペースと吉祥寺バウスシアターにて、4つのプログラムで上演されている。最終週のいまは吉祥寺がA・B、渋谷でC・D。私は3時半からBプログラム、そして続けてAを見てきた。入替制だから、ちゃんと窓口で半券を渡して割り引き(前売り料金に)してもらった。

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2007.12.08

「沼津の段」をじっくりと

12月7日(金) 「社会人のための文楽鑑賞教室 Bプロ」 19:00~ 於・国立劇場小劇場

寿柱立万歳」睦大夫・つばさ大夫ほか/清志郎ほか/一輔(太夫)、和右(才三) 「解説 文楽の楽しみ」相子大夫/清丈/一輔  「伊賀越道中双六 沼津の段」呂勢大夫・千歳大夫/清二郎・富助ほか/玉女(十兵衛)、玉也(平作)、清之助(お米)ほか

 今月はどうも文楽とは時間が合わず、やっとこ鑑賞教室のみを見る。しかも社会人のための、を。金曜の夜だから遅刻も覚悟したけど、予想より早く6時半に仕事が終わった。それから駆けつけても、ロビーでそそくさとサンドイッチを食べる余裕があるのは「地の利」!!

 とはいえ、ちょっと気分的にあわただしくて、「寿柱立万歳」はあまり集中できず。おっとそういえば、つばさ大夫さんは友人が好きだと言ってたな、と思ったくらい。

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2007.12.05

忠臣蔵って、楽しいじゃん!

12月4日(火) 「KANADEHON 忠臣蔵」 19:00~ 於・世田谷パブリックシアター

【花組芝居20周年記念公演】脚本/石川耕士 演出/加納幸和 出演/原川浩明(高師直)、加納幸和(戸無瀬)、植本潤(おかる)、各務立基(勘平)、山下禎啓(石堂・お石)ほか

 花組芝居が、仮名手本忠臣蔵を全段通しで上演する、というのは、かなり早い時期から予告されていたように思う。でも、歌舞伎のあの感じに慣れてると、えっ、2~3時間で通しをやるの?と、思うでしょ。じゃあ相当すっとばして、おちゃらけちゃって??と。

 ところが、いや~、感心するくらいよくできた話でありました。もちろん花組テイストですわよ。定式幕の「ちゃ・く・み」色のパネル?を上手く使った幕(上下に動く)や、屏風、七段目の梯子などなど、シンプルだけれどすっきりした大道具・小道具、討ち入り後の雪の朝の美しさetc. 見た目にも楽しい。

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2007.12.02

狂言を見て、ゆったり大らか気分

12月1日(土) 「38th 狂言ござる乃座」 14:00~ 於・国立能楽堂

「鬼瓦」万作、竹山悠樹 「鳴子」萬斎、万之介、深田博治--休憩--「岡太夫」萬斎、石田幸雄、月崎晴夫、高野和憲

 ござる乃座の楽しみは、一つ一つの演目(あまり見たことがないものが多い)もさることながら、構成じたい、と言えるかもしれない。まあ、狂言だけで組まれた番組というのは、それが大事ではあるのだけれど。地元のホールなどで行われる時とはまた違って、「そう来たか」みたいな楽しみ、かな。

 「鬼瓦」は短くてそっけないほどの曲だけれど、それだけに万作さんの存在がとても大きく感じられる。きっちりしっかりの大名が見せるかわいらしさ! それに続いての「鳴子」は一転、大曲。秋の取り入れ時期の農村風景が、想像されるようなお話に、狂言の源を見るような気がした。謡がそうとうな分量あって、事前にパンフレットの詞章をもっとよく読んでおけばよかったなぁ。

 休憩後の「岡太夫」はひたすら聟のキャラクターがおかしい、単純に面白い曲。この聟は全く「与太郎」そのものだわ! 昼食が少なかったので「わらびもち」を食べるシーンでは、とても空腹を感じたのでありました。これでアハハハと笑って、ホンワカ気分で能楽堂を後にする。今日も満足満足。

 *20分の休憩時に展示室で能装束(第3期)を見てきた。

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2007.12.01

さて今月は・・・《12月の巻》

12月1日(土) 今月の、予定は未定!(^^)! 出没予定メモ

歌舞伎・文楽・・・歌舞伎座昼・夜、文楽鑑賞教室

能・狂言・・・ござる乃座、新作狂言と復曲能

落語・・・それぞれの“掛取り”、円丈の「らくだ」をやる会、市馬落語集

演劇・・・KANADEHON忠臣蔵、座頭市、死ぬまでの短い時間、恐れを知らぬ川上音二郎一座

その他・・・「ファンタスティック!チェコアニメ映画祭」、サントリー美術館?

 今月は、実は能・狂言と落語に期待してる、と言っていいかな。歌舞伎は国立劇場もあるけど、仕事の予定が狂ってダメになり、鑑賞教室ではない文楽公演も行ける日がなくて断念。しかも年末に向けて仕事が忙しくなるので、開演に間に合わない、なんてことも・・・?

 演劇はチケットを早くから買いすぎ。得チケに出たりすると、ちぇっと思ってしまうし、買った時の「熱」が冷めてから見に行くことも。だって9月ごろから買ってるんだもん。ま、面白ければいいけどね。でも、高額なチケットは今後は考えようっと。寄席にも行きたいけどきっと無理でしょう。忘年会の季節だもーん。

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