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2007.12.25

なぜに年末は昭和歌謡?(笑)

12月23日(日・祝) 「年忘れ! 市馬落語集」 19:00~ 於・内幸町ホール

市丸・狸の鯉、市馬・尻餅--仲入り--市馬・昭和歌謡メドレー

 毎年毎年、「昭和歌謡はさっぱりわかりませーん」と言い続けている。何回聞いても、ちっとも頭に入ってないし。それなのに、毎年通ってるんだよね。今年は、お江戸日本橋亭から少しキャパも大きくなって、それでも早々に完売だったらしい(そして24日には、日本橋亭でも同様の公演が)。

 2ヶ月に1回の「落語集」のうち、ではあるけれど、落語集に毎回行けるわけでもなく、それは他の常連の皆さんも同じ。そんな方々に挨拶したり、近況を報告し合ったり。開演前もなかなか忙しい(笑)。時々、このブログでも触れていた、落語の先達・N翁とK老のお二人も、たまたま同じ病気で入院や手術なさったとのこと。笑いは健康のもと、というのは本当だと思うし、笑いのいっぱいある生活で元気に過ごされますように、と祈らずにはいられない。

 さて、落語。市丸くんは雰囲気はいいと思うんだよねぇ。滑舌をなんとかしてほしいもの。市馬師匠はいかにも「掛け取り」をやりますっぽいマクラから、「尻餅」を。私が初めて市馬師匠を聞いたのが、この「尻餅」だった。今から5、6年前になるのだろうか。それほど何回もは聞いてないから、新鮮な感じ。そして、師匠には珍しいちょっとエロチックな噺だよねぇ。ま、貧乏の方が強烈ではあるけれども。餅つきの代わりにおしりをパンパン叩く時の音が、すっごい迫力。単に手を叩いているだけなのに。

 今年の忘年会は、高座の上でペットボトルのお茶を飲んだ師匠、ということで記憶されるかもしれない。途中の都々逸でゴミを吸い込んだとかで咳が止まらず(最初は竈で薪を燃やすところで煙がゴホゴホというのでごまかしてたけど、それでも無理で)、「なんか持って来い!」というところで、バタバタと現れた市丸くんの手には、ペットボトルのお茶がそのまんま。うーむ。日本橋亭ならばすぐに湯飲みがあったのにねぇ・・・。

 第2部の昭和歌謡は、いろいろテーマがあって、「忘れてはいけない過去」ということで、戦時歌謡=軍歌のコーナーも。楽しそうでしたけどね(笑)。天皇誕生日にこういう歌を、って、笑いつつも、「思想的には何もありません」が強調されてました。今年は、東海林太郎の歌で白髪のカツラと眼鏡、ディック・ミネでサングラスなど、小物もあれこれ。すべての歌は物まねしながら、らしいのだけれど、如何せんオリジナルを知らないから、どうしようもない。あ、市馬師匠は私よりも年下なのになあ。周囲では一緒に口ずさむ人も。

 裏声を使った「別れのブルース」には圧倒された。凄い声量! そして衰えを知らないタフさ加減。だって、落語集の前に末廣亭で「掛け取り美智也」で歌ってるはず。そして、翌・24日の末廣では「片棒」で、またしても歌い、夜は今度は日本橋亭の落語集で歌い抜いてるはずだもん。半ばあきれ気味のわたくし。

 ただ、司会のミックス寄席・Kさんが、悪のりというか内輪ネタを連発してたのは、いかがなものか、と。もし私が、一度市馬師匠を聞いてみたい、歌も上手ならしいし、ということで、たまたま聞きに行ったとしたら、そういう部分にはちょっと引いてしまうかもしれない。

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コメント

私も「尻餅」を聴いたのは5~6年前だったような気がします。
やはり年忘れ、お出かけになりましたか。私は師匠が歌う会だけは苦手で、初回で懲りました。あのお祭り気分は個人的に耐えられません。

投稿: kazzp | 2007.12.25 08:13

kazzpさま
あら、kazzpさんはそうだったんですか。
私はそれの軽症というところでしょうかねぇ、
仕方ない(笑)、と聞きに行ってるんですから。
「馬軍団」の方々に年末のご挨拶という局面かも。
実のところ「掛け取り美智也」は、たまーにでよくって
「掛け取り万歳」が聞きたいな、とか、
へそ曲がりになりつつある私です。

投稿: きびだんご | 2007.12.25 09:06

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