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2007.12.29

観劇の〆は、こけら落としの劇場で

12月28日(金) 「恐れを知らぬ川上音二郎一座」 13:30~ 於・シアタークリエ

作・演出/三谷幸喜 出演/ユースケ・サンタマリア、常盤貴子、戸田恵子、堺雅人、今井朋彦、堀内敬子、浅野和之、堺正章ほか

 新しい劇場は、噂には聞いていたけれども1階でチケットを切って、そのままエレベーターで地下2階へ、というややこしい作り。コンパクトすぎて、なんか華やかさに欠ける気がする。客席自体はわりと見やすくて、パルコ劇場がひとまわり大きくなったような雰囲気かな。けっこう年輩の人も多い気がした。シアタークリエのサイトによると、初日で完売したとのこと。11月7日~12月30日のロングラン・こけら落としなんだけどね。ただし私の隣と、前列の斜め前も空席のまま・・・。やっぱりあわただしい時期だから?

 最初に、講釈師・堺正章が登場して(ちゃんと、派手なテーブルかけをかけてあった)、前口上というか音二郎一座がアメリカへ渡る前の背景説明を。この時、遅れてきたお客さんに「いらっしゃい」などと言ったりして、大衆演劇っぽい雰囲気かな。でも、この説明部分がわりと長かった気がする。・・・ちょっと不安な幕開け。

 結果的に、堺正章は劇中で大活躍なんだけれども、うーん、これって主役はだあれ?と言いたい感じだなあ。ユースケも常盤貴子も、テレビではけっこう面白いと思うんだけど、舞台ではどうも・・・。特に私は常盤貴子の声がちょっとツラかったので、尚更。ま、彼女も一番最後あたりは台詞がかなりあったけど、それまではあまり喋ってなかったみたい。なんか妙に、「おじぎする貞奴」というのばかり見たような。

 その分、他の人たちの達者ぶりが、やけに目立って見えた。三谷芝居の常連さんには、やっぱり三谷さんも安心して任せられるのかも。ナイーブな座付き作家・堺雅人、自信過剰の俳優・今井朋彦、老練な女形・浅野和之に、存在感たっぷりの戸田恵子、やっぱり変幻自在の堀内敬子などなど。そこに扇の要みたいにからむ堺正章。脇を固める人たちは、最強という感じがする。だからこそ、もっと!!と音二郎&貞を思ってしまうんだよね。

 ブレヒト幕の多用や、劇中劇(「ヴェニスの商人」)での義太夫・津軽三味線の見せ方などに、「決闘! 高田馬場」を思い出させるものがあったっけ。

 カーテンコール、1回は今井朋彦さんたちのためにも拍手したけど、私にとってはそれで充分という気持ちだったので、(出やすい席でもあり)とっとと脱走したのでした。

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コメント

なるほど。
いろんなところで、イマイチ?の評判を聞きますね…
私は、こけら落としにはとっても惹かれたものの、値段に対して主役がしょぼくない?と思ってしまってパスしました(^^ゞ
テレビ中心の俳優さんってちょいと信用してないもんで。
そうか、やっぱり「脇はよかった」芝居だったんですね。

代わりにといっちゃなんですが、次の放浪記を取っちゃいました。見たことないもんで(笑)今更見るならでっかい帝劇より小さめの「みやすい」と噂のハコで見た方がいいかなと思ったんですが。

投稿: 猫並 | 2007.12.29 08:45

猫並さま
>値段に対して主役がしょぼくない?と思ってしまってパスしました(^^ゞ
そうなんですよ、それで迷ったものの・・・「コンフィダント・絆」がものすごくよかったしなあ、今井さんたちが出るしさetc.と、行くことにしたのです。結果はまあそういうわけで。
今年は値段が高くてハズレ、というのがけっこうありまして。来年はもう少し吟味しようと思ってます。

「放浪記」私も見たことないです。見るなら今のうち、かな。でんぐり返しはもうナシなんですよね。客席自体は見やすかったです。ロビーの狭さとか、覚悟して行ったので、それほどがっかりはしませんでした。立地はとてもいいんですけどねー。

投稿: きびだんご | 2007.12.29 12:15

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