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2008.01.18

東西の落語を楽しむ(追記あり)

1月17日(木) 「第5回 らくだ亭」 19:00~ 於・内幸町ホール

開口一番(小きち・出来心)、吉坊・七段目、九雀・宿屋仇--仲入り--王楽・夢金、市馬・味噌蔵

 木曜の7時は間に合わない場合もあるので、ちょっと迷ったのだけれど、市馬師匠に加えて吉坊さんも見たくて、発売初日に購入。そうしたら1列目のセンターブロックで驚いてしまった。あーん、遅れると申し訳ないじゃない。ま、6時半に会社をビュンと脱走して20分あまりで到着できたから、よかったけども。内幸町ホールにも、もう迷わずに行ける(ただし新橋駅から限定)。

 入場時にもらったプログラムによると、今回のサブタイトルは「東西対抗笑いのツボ 天才、異才、秀才、賢才の競演!!」だとさ。ちょっと長すぎませんか? って、4人にそれぞれ○才を当ててるのかな。誰がどれなのさ。開口一番、柳家小きちさんはどなたのお弟子なのかな。ちょっと言ってほしかった。

 吉坊さん。昨日から東京にいらしてて歌舞伎見物だったそう。大向こうさんのかけ声の「東西の違い」などのマクラから、芝居好きの若旦那・・・おおっ、「七段目」。最前列だったので、すべすべのお肌を羨ましく見てましたワ(苦笑)。ノーテンキな若旦那や丁稚どんが、キャラクターに合っててとても楽しい。芝居に熱中した若旦那が見得を切るその顔に見とれちゃった。あ、なんか着物の膝のあたりをずいぶん気にしてたみたいだったけど・・・。

 九雀さんは私は全く初めて。面白かったんだけど、テンションの高い状態が続いて(というより声?)、ちょっと疲れ気味。

 そして王楽さんも初めて。オフホワイトの着物と紺の袴に、しばしば目が惹きつけられた。着物は織りで模様になってるのかなあ、とね。もっと近寄って見たかった。肝心の噺は、お侍の声を変えるんだけど、それがどうも・・・。

 市馬師匠はわりと短めの「味噌蔵」。マクラも短かったし、きっと時間が押してたのね。とはいえ「磯節」など肝心なところ(笑)はきっちり。なんかねー、心地よい「味噌蔵」って感じ。ちょっとだけ力の抜けた(?)くらいが、ここまでたっぷり聞いた頭にはピッタリ。こういうのが好きだなあと改めて。

☆追記1 「七段目」。平右衛門が、おかるから手紙を読んだ時の状況を聞き考えるところ。「残らず読んだそのあとで、互いに見交わす顔と顔」で、吉坊さんと市馬師匠では、おかると由良之助の位置が逆だった。つまり市馬師匠はあくまで客から見たときに、芝居と同じになるように上手の高い位置におかる、という目線。吉坊さんは演者が観客として見たときのを頭の中で再現してる、ということなのでしょう。

☆追記2 王楽さん。マクラで、噺を練習するファミレスでみかけたおばちゃんの様子を話した。五千円札をおばちゃんの言葉として「樋口いっぱ」、と言ったあとで、「こうやって客席のレベルを計ってるんですよ」と。思いっきり不快。計られたくなんかないやい、笑いに来てるのに。レベル云々は珍しくないマクラだけど、こういう物言いを聞いたのは初めて。

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コメント

吉坊さんの「七段目」聞いてみたかったです(涙)

小きちさんは、たしか、さん喬師匠のお弟子さんだったはずです。

市馬師匠の「味噌蔵」いいですよねぇ。
うーん、昨日行けなかったのは、イタいなぁ・・・。

投稿: おまさ | 2008.01.18 11:25

おまささま
ほんと、残念でしたねー。「七段目」、吉坊さんのはすっごくかわいげがあるし、歌舞伎がお好きなのね楽しんでるわね、といういい雰囲気(それは市馬師匠も同じ)。なんか聞いてると自然にムフフフと顔がほころんじゃいました。
この先もいっぱい聞く機会はあるでしょうから、それをお楽しみに!

投稿: きびだんご | 2008.01.18 22:08

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