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2008年2月

2008.02.29

「家の子」はツライよ

 1月の半ばころだったのだろうか、NHKの土曜スタジオパークに「ちりとてちん」の小草若と四草が出ていた。たまたま、見るともなく見ていたら、小草若=茂山宗彦さんが「家の子はツライんです」みたいなことを言っていた。役の上での、「立派な草若師匠の実の息子」小草若を語っていたときだが、それは茂山宗彦としての言葉でもあった。(後に、平日のスタジオパークにも、今度は一人で出演されて、幼い頃の修業のことなども語っていた)

 たまたま同じ時期に見ていたのが、3年も前にNHKで放映された「鼓の家」。見逃したのがずっと気にかかっていたのだが、友だちの「DVDに焼いて送ってあげますよ」という有り難いお言葉に甘えて、何度も繰り返し見たところだった。こちらは亀井&田中家の3兄弟の話(と、さかのぼって父と娘の「二人鼓」の時代)。

 もっと前に見た、野村万作家の「狂言三代の初舞台」も、同じく。

 単に言葉として「伝統芸能」なんて軽く言うんだけど、「伝統」を継承する「家」というものの前に、ははぁーっとひれ伏してしまいたくなるような、圧倒的な迫力を感じるとともに、「大変だよね~」とあっけらかんと言ってみたくもなる。そう言ったとしても、彼らは全てを飲み込んで何事もなかったかのように飄々と、そこに存在し演じているのだろう。

 ついつい「平凡な家の子」で幸せ、なんて思っちゃうけど、年端もいかないころから「伝統」の中で鍛えられると(しかも実の親から)、そりゃ顔つきも違ってくるだろう。「何事かをなす」ことの前に広がる、巨大な空間を思うと、私もまた新たな気持ちで舞台を見なければ、なんて殊勝なことを思ってしまう(が、単なるミーハーは不変なのだ)。

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2008.02.26

むさしのシリーズ? 本日は吉祥寺

2月26日(月) 「ジャックとその主人」 19:00~ 於・吉祥寺シアター

まつもと市民芸術館 芸術監督串田和美プロデュース2008

作/ミラン・クンデラ 翻訳/近藤真理 上演台本・演出/串田和美 出演/串田和美(ジャック)、白井晃(ジャックの主人)、内田有紀(ジュスティーヌほか)、宮島千栄(宿屋の女主人)ほか

 串田和美&白井晃が一緒にやってるプロジェクトの第2弾・・・なんだけれど、前回の「ヒステリア」は未見。会場はシアタートラムだったはずなのにねぇ。というか、今回も見に行った理由は、ミラン・クンデラの戯曲だから。好きなんだもん、彼の小説。そして、吉祥寺シアターに行ってみるチャンスでもあるし、という感じで、ノコノコ出かけたので、それほど出演者には思い入れ(?)はない。

 そういえば、内田有紀って、つかこうへい「熱海殺人事件」で見たんだった! こわれた阿部寛があまりに印象的だったけど、彼女が「水野くん」、でした。余談ながら、今までの熱海~で、強烈に印象に残った人が、小西真奈美と阿部寛。つか芝居で一皮どころか何重にも皮がむけたのか、そもそも素材として光っていたのか、なんて思っちゃう。内田有紀は当時とあんまり変わらない。笑ってる表情しか記憶に残らないのかも。

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2008.02.24

年に一度のお楽しみ:三鷹で狂言

2月24日(日) 「東西狂言の会」 13:00~ 於・三鷹市公会堂

解説・石田幸雄、「奈須与市語」萬斎、「磁石」千之丞(すっぱ)、あきら(遠江・見付の男)、丸石やすし(宿の亭主)--休憩--「鍋八撥」万作(鍋売り)、万之介(目代)、深田博治(羯鼓売り) 笛・槻宅聡

 私は三鷹市の住民税は払ってないけど、払ってもいいと思うくらい「三鷹市芸術文化振興財団」の催し物は多彩である。調布市は圧倒的に負けている。ま、市民ではないけど近くにそんな所があるんだから、行かなくっちゃねー!! 問題は三鷹市公会堂も芸術文化センターも、中央線の駅から遠いこと。そのせいか地元の親子連れとか、老夫婦などという、万作家の狂言会ではあまり見かけない人たちも多く来ていて、地域で見る狂言、という気がする。しかも、茂山家と野村家の両方が見られるんだから贅沢!! 

 私は自宅からバスで行けるんで、実は場所に文句はあまりない・・・のだけれど、風がピューピューしているバス停で、とばされそうになりながらバスを待つのはちょっぴりつらかった。

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2008.02.23

2月24日には分身の術?

Roudoku  このところ、語学講座だのなんだのに出かけてるので、そういう知人も増えている。単に講義を聴くのなら喋る機会もあまりないと思うが、少人数だとやっぱり親しくもなる。もはや子どもの学校関係の付き合いはないけど、あちこちに出会いはあるもんだ。

 というわけで、そんな人たちからのお誘いがたまにある・・・のに、今回は見事に2月24日で重なってしまった。アマ・オケのコンサートと、朗読の会。どちらに行くの? イエイエ、そもそも先約があるのでありました(苦笑)。分身の術も使えないから、ゴメンナンサイなのですわ~。

 私も何か「発表会」的なものができる習い事、やってみよっかな・・・と一瞬思ったけど、無芸小食を貫くのであった。

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2008.02.22

せんがわ劇場と、「時の物置」ポストトーク

Sengawa_2  ←せんがわ劇場オープニングイベント「せんがわ劇場アンサンブル 0(ゼロ)番目企画」は、「時の物置」(=1961年の日本)と、「モバイル」(=テロの現代、携帯不可欠の世界)の2本が上演される。入口で渡されたプログラムは、2作品共通で、A4判カラー16ページ(画像はその中の、芸術監督と俳優の座談会)。観劇料は2500円(通しだと4000円)というのに、こんな立派なのをタダでもらっていいのかしらん。あ、私の払った市民税も入ってる? いや、自治体の財政が悪化すると、真っ先に切られそうな部門だからこそ、末永くねー、という思いなので。

 せんがわ劇場アンサンブルとは、昨年9月のオーディションで選ばれた70名の俳優・スタッフからなる劇場所属の劇団で、自主事業をプロデュースしていくという。ボランティア・スタッフではあるが。趣味的なアマチュア集団ではない、とプログラムで宣言している。

 2月20日のポストトークでは、ペーター・ゲスナー氏の思いの一端もうかがうことができたのだった。

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「せんがわ劇場」に行ってみた

2月20日(水) 「時の物置」(ポストトークつき) 13:00~ 於・調布市せんがわ劇場

せんがわ劇場アンサンブル 0(ゼロ)番目企画

作/永井愛 演出/ペーター・ゲスナー 出演/新井純(新庄延ぶ)、真那胡敬二(光洋)、岡崎慎吾(秀星)、佐々木美奈(日美)、広瀬喜実子(月岡ツル子)ほか

 以前、オープニングイベントのことを書いた「せんがわ劇場」に、初めて行ってきた。ほんとはこれより前に、桐朋学園芸術短大の人たちによる「見よ、飛行機の高く飛べるを」(永井愛・作)も見たかったけど、都合がつかず、プロの人たちが出演するものとしては1つめの「時の物置」へ。これは、世田谷パブリックシアターで見たことがあったのだけれど、どうにも江守徹(演出と加賀美役で出演)の存在感が強すぎて、それ以外があまり記憶に残っていなかった。

 劇場自体は、新宿のスペースZEROを、うーんと小さくしたみたいな作り(客席の構造や、床の材質など)。キャパは150~200くらい。自由席だったので、どこにしようかな、と思いつつ、2席だけあった「招待席」という貼り紙の真後ろの席に座った。そこへは、ポストトークのために来られたらしい永井愛さんが座ったのでした。

 休憩込み2時間40分ほど(ということが開演前に知らされると、客席から「長い!」という声が。でも、幕間に、ワインかウーロン茶がいただけて、ずいぶん太っ腹じゃありませんか? チケット代は2500円)。

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2008.02.20

きびだんご暴走中② 落語

2月19日(火) 「鈴本演芸場 夜の部」 19:00過ぎに入場

(仲入り後から)鏡味仙三郎社中(太神楽)、白酒・壺算、小菊(粋曲)、市馬・錦の袈裟

 各ジャンルにわたって暴走しなくてはいけないので(え? それはないか)、文楽の次は、中席・夜の部に市馬師匠がトリを取ってる鈴本へ。仕事が忙しくて、ややぐったりしつつも、「割引」料金(何時から割引になるのかなぁ)2000円を払って中に入る・・・権太楼「代書屋」が聞こえたけど、ロビーで暢気にしてました。

 実は名古屋の市馬ファン・Mちゃんが来てるのはわかってた。なんとか姿を見つけて、一緒に楽しむ。

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2008.02.19

きびだんご暴走中① 文楽

2月18日(月) 「文楽公演 第3部」 18:00~

 はい、2回目です。今月は歌舞伎は眼中にないですねー。月曜日は義母の施設に行く日なんだけど、頑張れば第3部にもう1回行ける、と画策していたらば、なんとウイルス性胃腸炎の発生により、面会自体ができなくなって余裕で国立劇場に行けるという、ボーナスのような日になっちゃった。そこれもこれも、義母が感染してないからできることで、お願いだからずっと元気でいてください!

 そして、学校に勤める人と通う人、という我が家族は、この時期忙しいんだか暇なんだか、ワケわかんないけど、とりあえず留守なんで、羽が伸ばせるじゃん! 遊んだ分だけ後から働こうと、固く誓って、ただいま「きびだんご号」はブレーキ故障中。

 さて、今日の文楽は売れ残り(?)チケだけど、下手寄りの2列目という、今までで一番前の席のチケットを確保。もちろん、ここにしたのは狐を見るためよ。(ネタバレあります)

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2008.02.17

ま、岩松了ですから・・・。

2月17日(日) 「恋する妊婦」 14:00~ 於・シアターコクーン

Cocoon 作・演出/岩松了 出演/風間杜夫、小泉今日子、大森南朋、鈴木砂羽、荒川良々、平岩紙、姜暢雄ほか

 これ、いつどうやってチケットを取ったのか定かでない・・・ということは、コクーンでもあり(たいてい生協で扱う)、生協で牛乳なんかを注文するのと一緒に、申込み番号を入力したのかなあ。そうでもなければ、日曜のチケットを取ったりしてないだろうし。小泉今日子の舞台を見たことがなかったから、というのと、大森南朋、鈴木砂羽、荒川良々あたりも要チェック、ということで(え? 風間杜夫は?? どうもあんまり相性がよくないかもね、とは思ってた)

 コクーンのモギリの所に、「坪内竹之丞」のポスターが1枚貼ってあって、一瞬、違うお芝居がかかってるのか、会場を間違えたのか(前科あり)と、あせった。そういえば、このお芝居、大衆演劇の一座、ということでしたねー。ビックリさせないでよ! でも、そういう大衆演劇の世界というわりに、チラシのイメージは全く違ってるよね。

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2008.02.16

インドネシアの演劇を見る

2月16日(土) 「アジア現代演劇プロジェクト〈インドネシア『オン/オフ〉』」 13:00~ 於・シアタートラム

作・演出/ディンドン・WS 出演/テアトル・クブール (インドネシア語上演:字幕つき)

 何しろ、一番好きな劇場が世田谷パブリックシアターなもので、その様々な試みも楽しみにしている。・・・のではあるが、このアジアの現代演劇とのコラボレーションは2005年以来、今回が3本目にして初観劇。しかも誘われて、という次第で、全く自慢できたものではありませぬ。今年はこのインドネシアの「オン/オフ」と、マレーシアの「ブレイク-ィング」の上演で、ものすごく正直に言うと、時間さえ合えばむしろマレーシア(言語にまつわるものらしい)を見たかった。が、この「オン/オフ」、かなり面白かった。

 シアタートラムの、俯瞰する座席は舞台を見るにはいいのだけれど、両端に置かれた字幕の映る大型テレビモニターを見るには、少しツライ。自由席だったから、中央ブロックのかなり後方を選んで、この選択はよかったと思うのだが。舞台には、ちょうど土俵のように円形のラインが引いてあって、その外側で俳優が衣装を替えたりもする(かといって全くのオフステージというのでもない)、不思議な空間。そして、その外側、下手寄りに演奏者(太鼓など)。

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2008.02.15

走る走る・・・落語に走る

2月14日(木) 「柳家喬太郎 たっぷり愛しナイト」 19:30~ 於・なかのZERO・小ホール

(開口一番)喬太郎・白日の約束、ゲストコーナー(ねこマジ)、喬太郎・おせつ徳三郎

 今週は友人から回ってきたチケットなどもあって、なんだかやらたにアタフタしている。劇場へ向かうとき、あるいは劇場からどこかへ回るとき、必ず「遅れそう!!」と走る羽目に。綺麗なカッコなんかしてる場合でもなく、特に靴は重要。ウォーキングシューズもどきで、走る走る。

 そして走っても開演に間に合わなかったのが、喬太郎独演会。7時半開演だから絶対大丈夫と思ってたのに、仕事が終わったのは7時20分に近かった。それでも30分後に会場に着いてたんだから、頑張ったもんだ(電車もすぐ来たし)。とうぜん、師匠はすでに高座に上がってたけど、まだマクラだったからホッ。

 喬太郎さんは毎年、2月14日と7月7日には独演会をやってるらしい。私は去年の7月7日に続いて2回目。人気者らしく、ほんとにチケットがとりにくい(ので、売り切れだったんだけど、お誘いが来たのでした。うふっ)。

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第2部なら「壺坂霊験記」山の段!

2月13日(水) 「文楽公演 第2部」 14:30~ 於・国立劇場小劇場

二人禿」南都大夫ほか/喜一朗ほか 「ひばり山姫捨松中将姫雪責の段 千歳大夫/富助 嶋大夫/宗助 文雀(中将姫)、玉也(岩根御前)ほか 「壺坂霊験記土佐町松原の段 睦大夫/清馗 沢市内の段 住大夫/錦糸 山の段 千歳大夫/清介 簑助(お里)、勘十郎(沢市)ほか

 月曜に見た「四の切」にポーッとなっちゃって、「第3部よかったよー、オススメ」とにわか広報係となってしまったような私。実際に勧誘成功(笑)。そんな人が多かったのかなあ。今週になってから、第3部もかなり売り切れマークを見るようになった。

 第2部は、もともと一番人気。まあね、人間国宝を見るなら第2部だもの。それに、2時半から5時半だから、お年寄りも見やすいし。というわけで、「満員御礼」が出てました。でも、私の席は9列の左ブロック。初日に買ったのにな・・・。むむむ。

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2008.02.13

SWAブレンドのお味は?

2月12日(火) 「下北沢演芸祭 SWA『ブレンド・ストーリー 2』」19:00~ 於・本多劇場

黄昏の校舎」昇太・遠い記憶、喬太郎・やとわれ幽霊、彦いち・アイアンボーイ、白鳥・明日に向かって開け

 SWAは神田山陽さんが抜けて4人になっちゃったけど、人気は相変わらず。だから、私みたいにそんなに熱心なファンじゃない、というのではなかなかチケットが入手できない。今回は昇太プロデュースの下北沢演芸祭の一つとして、本多劇場で計3公演だったから、まだ私の入り込む余地があったのだと思う。

 創作落語で切磋琢磨していくSWAの、ある試みとして、共通の「テーマ」のもとに噺をつないで、一つの世界を作る、というのがある(ブレンドするのである)。今までに作った噺を練り直したりして。で、今回のテーマは「廃校になりそうな小学校」。ゆえに全体のタイトルが「黄昏の校舎」というわけ。

 まず、SWAの背番号入りの赤い着物を着た4人のトークから始まる。学校時代の思い出、みたいな話。みんなちょっとマズい話(家裁に行ったことがあるとか)やなんかで、盛り上がる。これが全体のマクラに相当するのかな。実際の噺では、すぐにストーリーに入ったので。

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2008.02.11

いや~カッコイイじゃないの、源九郎狐

2月11日(月・祝) 「文楽公演 第3部 義経千本桜」 18:00~ 於・国立劇場小劇場

伏見稲荷の段」松香大夫/喜一朗 「道行初音旅」呂勢大夫(静御前)・咲甫大夫(狐忠信)ほか/清治・清志郎ほか 「河面法眼館の段」津駒大夫/寛治、咲大夫/燕三、寛太郎 //勘十郎(忠信、実は源九郎狐)、和生(静御前)、文司(源義経)ほか

 ブログ・デザインを「桜」にした時には、文楽のことなんて全く頭になかったんだけど、そういえば吉野のお山の道行だったのでした・・・というくらい、ふら~っと出かけて、キャー面白い、と言って帰ってきた。なんと、文楽でこれを見るのは初めて。いやはや、歌舞伎は見るけど文楽はあまり見ない、という人にも、すっごくオススメ。

 この2月公演は、とにかく第2部を見たい、というのがあって、後は成り行きだなぁ、などと思っていた。そうしたら、最近の国立劇場ネット予約にまんまと乗せられて、ちょこっと覗いてみたら5列の真ん中!? なら行きますとも、というわけ。

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2008.02.09

そうだ、奈良行こう。

 はい。1月から始まった「鹿男あをによし」を見ているもので。これって、お正月の「のだめカンタービレSP」で、さんざん(うんざりするほど)番宣を見たから興味を惹かれたのであって、そうでなければ見ようとも思わなかったはず。という意味では、コマーシャルはきっちりその役を果たしてるわけ。もっとも、リアルタイムで見ることは稀。連続ドラマを多少なりとも見るようになったのは、数年前にやっとこ導入した録画装置=DVDあればこそ。

 さて、「鹿男」、奈良在住の人が見たらどうなんでしょう。ツッコミどころ満載なのかしら。歩いているコースとか、?だったりして。私も周りに奈良大好き人間(お水取りには毎年絶対に行く)とか、そもそもン十年も毎秋、奈良に歴史がらみで逗留してる人(夫である)がいるので、「現場検証」ネタなんかも面白い。

 今週は飛鳥めぐりもあったので、懐しかった。大昔、私も自転車で回ったことがある。暖かくなったら、奈良へ行きたいな。おお、吉野の桜見物がてら、などなど。そういえば、当麻寺も懸案なのでした。気持ちは「奈良行こう」なんだけど・・・うーん。そんな余裕はあるのでしょうか。いやいや、作らねば生まれてこないね、時間もお金も。

 とりあえず寒さにもウンザリしたことだし、大阪松竹座では「二人道成寺」をやってるし(←行けないっ)、というモロモロの気分で、ブログデザインを桜にしてみた。もう暦の上では春だもーん。

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ウラノス=ギリシア神話の神

2月8日(金) 「青山円劇カウンシル♯1~RISE!~ ウラノス」 19:00~ 於・青山円形劇場

脚本/前川知大 演出/青木豪 出演/酒井美紀、土屋裕一(*pnish*)、川村ゆきえ、中野英樹、津村知与支、岩本幸子、今井朋彦、大河内浩

 青山円形劇場で行われる「新演劇プロデュースシリーズ」の第1弾。たしかに、脚本、演出は、さいきんよくその名前を目にする2人。といっても、私が見に行ったのは、今井朋彦さんが出演している、というただそれだけの理由。

 なのでその他の出演者はほとんど知らない。知名度が高いはずの酒井美紀さんも、サカイ、ミズノ、ミキ、マキ??というあたりで、顔がごっちゃになっちゃうという・・・。

 開演前のアナウンスが、前川さんと青木さんのかけあい。「上演時間は1時間40分、休憩はありません。笑いもあまりありません」とのことだったけど、そこそこクスクスっという感じで、それほど重くはなかった。

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2008.02.08

チケットを無駄しないですんだ

 私の場合、ほんとに気のむくまま劇場に足を運んでいる。ジャンルも曜日も問わず・・・のように見えるかもしれないけれど、終業時間の読みにくい仕事をしているので、それなりに行ける曜日、時間帯は決まってくる。

 逆に、一番行きやすい日もあって、それは「水曜マチネ」。表向き、義母訪問の日で仕事を入れてないということになってるんだけど(最初はそうだった)、水曜は義妹の日になったので、基本あいてるというわけ。もう、あらゆるお芝居は水曜マチネを入れてほしいくらい(実際は水曜休演というのもよくある)。

 で、頭の中で「水曜昼ならOK」と思っていると、ダブル・ブッキングすることが! PCでチケ取りをしていて、申し込みが殺到しているような時に無事アクセスできると、もう逆上してしまい、後から「あっ、その日はダメじゃない。もう他の予定が」なんてことが一度ならず・・・。その場合、「水曜昼」というのが災いして、友人に売ろうと思ってもたいていは仕事中だよね、シクシクという羽目に陥る。

 実は来週もそんな事態が起こっていたのだけれど、昨日「おけぴネット」で無事に嫁ぎ先が決まって、ほっとしている。オークションと違って定価以下でしか売れないし、発券した時の手数料や郵送料を考えると、今回も700円くらいはマイナスかな(そもそも、定価より少し安めに料金設定=水曜昼の1枚は不利かな、と)。でも、それは粗忽な自分へのペナルティー。買って貰えるのは嬉しいし、第一「空席」にするよりはどんなにいいか。

 小劇団系のお芝居を中心に、個人取引ではなくて割引のことがあって、「日にちさえ合えばなぁ」という芝居も(逆に入れ込んで取ったのに、割引になってんの? 人気ないの?? というのもあるけれども)。

 あ、「おけぴネット」で買ったこともあって、とりあえず今のところ、トラブルも起こらずいつも気持ちよくやりとりできて、助かっている。でもまあ、顔の見えない相手だから、注意は必要だし、相手に不快感を与えないようにという心づかいもしなくては、と思っている。

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2008.02.07

市馬師匠の出囃子・吾妻八景

2月6日(水) 「伝の会 本公演・昼の部」 14:00~ 於・お江戸日本橋亭

トーク(「吾妻八景」解説)「吾妻八景」、トーク(「紀州道成寺」解説)--休憩--「紀州道成寺」、「鬼ごっこ」//杵屋邦寿・松永鉄九郎、杵屋勝彦・杵屋六昶俉・杵屋三七郎

 え~、私には邦楽方面の素養は(も)全くないのですワ。小さい頃からの仲良しが、お琴と三味線を私の遠縁の人に習ったりしていても、「発表会を見に行く係」だったし。結婚式には夫の友人(当時は官僚)が、長唄を披露してくれても、変わった人がいるわね、くらいなもので。

 でも、落語会に行くようになって知り合ったいろんな人の影響もあり、「伝の会」はインプットされるようになった。あ、「伝の会」とは、長唄三味線の、杵屋邦寿さんと松永鉄九郎さんのユニット。昨春、落語家・喬太郎さんとの「べらぼうにぶらぼう」を見たのが最初で、今回初めて長唄だけの公演に行った。

 それでも長唄だけというのは、私には敷居が高くて(いくらトークが面白いことはわかっていても)、演目に「吾妻八景」がなければ、やっぱり躊躇していただろうな、と思う。はい、「吾妻八景」は、柳亭市馬師匠の出囃子だからね。どういう曲なのか、聴いてみたかったのです。

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2008.02.05

住大夫さんのお話を1時間半

2月5日(火) 「住大夫 芸を語る」 18:30~ 於・朝日カルチャーセンター新宿

 今は毎週、西新宿の朝日カルチャーに行っているので、ついつい「1回限りのお話」講座のお知らせもチェックしてしまう。行った時に申し込めるから簡単なんだもの。というわけで、今日は文楽公演を間近に控えた竹本住大夫さんのお話を聞いてきた。朝日賞受賞のお祝いで、スタッフからお花のプレゼントもあり。聞き手は現在は文化庁にお勤め(以前は、国立劇場で文楽の配役などをなさっていたとか)のアベ氏。*来月は芝雀さんの話を聞いた後「葛の葉」を見る、という企画あり。

 今日はお話なので洋服姿。やわらかい関西弁でいろいろ楽しいお話が聞けて(喋り上手なのだ)、あっという間の1時間半であった。

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女流創作落語は面白い!

2月4日(月) 「三遊亭白鳥 桂あやめ 二人会~白鳥ムーミンwithあやめちりとてちん」 19:00~ 於・東京芸術劇場小ホール2

あやめ・アタックなんば一番、白鳥・メルヘン もう半分--仲入り--白鳥・プロレス少女伝説、あやめ・ちりとてちん

 幕が上がると、まずは二人揃って登場して、マイクを手に少しトーク。あやめさんの着物は、赤い地色(朱系)に大きなトランプ柄が白と黒で飛んでいる。これはいかにも派手な大阪!という雰囲気だけれど、浅草の伝法院通りで購入したものなんんだって。華やかな雰囲気にとても似合ってる。これに黒っぽい帯の変わり結び、だったと思う(半幅、片流しっぽい?)。帯留めもトランプ。あやめさんによると、池袋は大阪で言えば天王寺、とのこと。

 あやめさん、マクラもけっこう面白くて、大阪のあれこれでも笑わせる。一席目はスポ根マンガの世界で、確かにあのデフォルメされた世界は落語チックかもね。ご本人は、「白鳥くんの噺がプロレスだというので、これに」とのことでしたが。高座でころがるのは白鳥さんの専売特許かと思ってたけど、あやめさんも相当でした。あの赤い着物で「回転レシーブ」?

 「ちりとてちん」はテレビの話題もいろいろと。実のお姉さん(子供時代に一緒に部屋の中で、風船のバレーをした人よね)が、三味線の方で、江波杏子さんの三味線の手はそのお姉さんだって。あと四草くんのファンとも仰ってましたね。そんなあやめさんは劇中劇?「地獄八景~」に芸者で出演してるそう(16日放映だったかな)。で、噺の方は、「食べ手」が芸者さんというところが、あやめさん! 色っぽくて華のある彼女だから、とても似合っていて、こんな風に古典落語でも演者次第で変えて、しかも面白い、というのはちょっと衝撃的だった。この噺のときにはエメラルドグリーンのような着物に薄いベージュの羽織。高座姿が(肩のあたりが特に)とても綺麗でした。別に偏見じゃないつもりだけど、積極的には女性の落語家を見に行ったりはしない私。でも、こういう噺のあり方はすごくピタッとくるなあ。

 一方、受けて立つホームグラウンドの白鳥さん。もともと古典「もう半分」なのに、江戸なのに、なんでムーミンなの、スナフキンにミーなのぉ。というわけで大笑いなのでした。「プロレス少女伝説」も初めて。「オチャ・コング」対「閑古鳥しのぶ」って、その名前は~(笑)。ま、サゲが直前でわかっちゃうところが難ですかねー。

 あやめさんはまた機会があったら、ぜひ聞きたい。白鳥さんは・・・すぐにそんな機会もあるんです! そうそう白鳥さんの場合、「任侠動物園」みたいに全部動物が出てくるんじゃなくて、ムーミンたちみたいなのでもとりあえず「立って歩いて、話す」イメージがすぐにできる方が私は好きだなぁ。

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2008.02.03

最後まで見た「SP」だけど

 昨秋開始の連ドラで、話題になった「SP」(フジテレビ)。連ドラを全部見るなんて、1年に1~2本しかない私だけれど、これは挫折しかかりながらも、結局全部見てしまった。で、最終的に、「よかったのは主題歌」という結論に。

 映像的にシャレている、俳優も個性的でしかも贅沢な使い方・・・でも、最後に残ったのは「不快感」だったなあ。アホーな若い子に、頭の中で「テロ計画」を練らせそうな(ただカッコいいがゆえに)、そして空想か現実かわからなくさせそうな、そんな不快感。

 映像としての一瞬一瞬がすべてに優先されるかのような、ありえないストーリー展開にも辟易。たしかに、最終回の首相狙撃場面。SPたちが倒れているシーンは無機的に「美しい」ものだったけど、しかしそんなにも犯人に好き放題させるなんて、ありえんだろ。このあたりばかばかしくて笑えた。しかも、見事に撃たれたSPは結局生きてるんだしね。

 ま、以前にも触れたけど、久しぶりに鈴木祐二改め神尾佑さんが見られたのは嬉しかったし、舞台でしか見てなかった人たちもいろいろと、しかもちょこっとだけ登場。あ、春田純一さんも久しぶりで、わーいではあったな。公安・田中役の野間口さんは、きっと私の仲間うちではこれからもこの役名で呼ぶはず。これは、「吾輩は主婦である」に出演した高橋一生さんを「書生」と呼んでいるのに続いて2人目。

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2008.02.02

お能2曲で、エネルギーを使い果たした

2月2日(土) 「若手能 第17回能楽若手研究会 東京公演」13:00~ 於・国立能楽堂

能(観世流)「松風」--休憩--狂言(和泉流)「吹取」、能(金春流)「土蜘

 若手能を見るのは全く初めて。ちょうど、見たいと思っていた「土蜘」があったこと、そして「松風」には賛助出演として亀井忠雄氏が大鼓を、ということで、楽しみにしていた。そうそう、今日の演目は、どちらもとても有名なのに、見たことがなかった。

 入口でもらったプログラムによると、能楽堂の研修生(ワキ方、囃子方、狂言方)は、今年3月、第7期生が専門研修課程を修了とのこと。そして、シテ方も含めて「各流各家の子弟がさらなる技芸の向上を図るよう研究課程の設置」もなされているとのこと。で、今日の出演者がどういう方たちなのかは全くわかんないのだけれども、ま、若手の能なのです(笑)。←なんかプログラムはお役所の文章というのか、解読が苦しい。

 「松風」は110分かかる。それくらいの長さのは何度か見たと思うけど、今日は討ち死にしちまいました・・・。zzzを我慢して、我慢しきれず、の繰り返しで、やや頭痛気味ですわ。「熊野、松風に米の飯」と言われるほどのものなのに。ガックリ・・・。若手のだからということにしておこう。ひどいねー、自分を棚に上げて。

 狂言「吹取」も初めて。演者が実際に笛を吹く、というのが珍しい(普通は囃子方が出て笛を吹くそう)。わかりやすい演目というのもあるけど、狂言っぽくない気がした。足の運びとか、身体そのものが。

 さてさて「土蜘」。歌舞伎で予習してあるから、ストーリーはわかってますわよ。見た目にもダイナミックで、こちらはあっという間の60分。投げられた蜘蛛の糸は、後見が片付けるわけではなくて、出演者が揚幕へ入る時に、意識して足にからませて持ち帰ってるみたいに見えたんだけど、果たして。胡蝶が女性で、初めて女性の能楽師を舞台上で見た。

 今週は無理しないよう、早寝早起きなど心がけて、すっかり回復していたのだけれど、そのエネルギーは今日、すっかり使い果たしてしまった。明日は休養だワ。

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「ペルセポリス」:原作を買いに走るゾ

ペルセポリス」(渋谷・シネマライズにて。19:20~の回)

  原作・監督・脚本/マルジャン・サトラビ 共同監督・共同脚本/ヴァンサンパロノー 声の出演/キアラ・マストロヤンニ(マルジ)、カトリーヌ・ドヌーヴ(マルジの母)、ダニエル・ダリュー(マルジの祖母)ほか

 やっぱり、見に行かなくっちゃ、とここで宣言することにはとても意味があった。同好の士(?)からコメントもいただき、矢も楯もたまらずという感じで、ピュンと行ってきた。「カフカ 田舎医者」を振り切って・・・(実は9時半からというのがネックで)。そうしたら、なんと「映画の日」とのことで、1000円と言われて窓口でビックリ。

 原作(グラフィック・ノベル)が日本で出版されたとき、かなり話題にはなっていた。というか、あちこちの書評で目にしていたのではある。で、気にはなっていたものの、購入するところまではいかず、だったのだが、実写版ではなくてアニメで映画化されて日本でも上映! でも実は、映画に関する細かいことは全く知らずにいた。断片的になんとなくキャッチしていた情報のみ。

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