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2008.02.22

「せんがわ劇場」に行ってみた

2月20日(水) 「時の物置」(ポストトークつき) 13:00~ 於・調布市せんがわ劇場

せんがわ劇場アンサンブル 0(ゼロ)番目企画

作/永井愛 演出/ペーター・ゲスナー 出演/新井純(新庄延ぶ)、真那胡敬二(光洋)、岡崎慎吾(秀星)、佐々木美奈(日美)、広瀬喜実子(月岡ツル子)ほか

 以前、オープニングイベントのことを書いた「せんがわ劇場」に、初めて行ってきた。ほんとはこれより前に、桐朋学園芸術短大の人たちによる「見よ、飛行機の高く飛べるを」(永井愛・作)も見たかったけど、都合がつかず、プロの人たちが出演するものとしては1つめの「時の物置」へ。これは、世田谷パブリックシアターで見たことがあったのだけれど、どうにも江守徹(演出と加賀美役で出演)の存在感が強すぎて、それ以外があまり記憶に残っていなかった。

 劇場自体は、新宿のスペースZEROを、うーんと小さくしたみたいな作り(客席の構造や、床の材質など)。キャパは150~200くらい。自由席だったので、どこにしようかな、と思いつつ、2席だけあった「招待席」という貼り紙の真後ろの席に座った。そこへは、ポストトークのために来られたらしい永井愛さんが座ったのでした。

 休憩込み2時間40分ほど(ということが開演前に知らされると、客席から「長い!」という声が。でも、幕間に、ワインかウーロン茶がいただけて、ずいぶん太っ腹じゃありませんか? チケット代は2500円)。

 さて、「時の物置」は、永井愛の「戦後生活史三部作」の第一部。昭和36(1961)年の東京の下町・新庄家が舞台である・・・というと、昨今人気の「昭和の東京」みたいだけれども、高度成長の物質主義への入口の頃、60年安保のすぐ後、売春防止法の制定からもそれほど遠くない時期である。ストーリーもそれらを様々に盛り込みながら進んでいく。

 それにしても50年近く昔のことだから、語られることどもはすべて「歴史」。舞台の上、新庄家の茶の間には、納戸から取り出された様々な物(昭和の物たち。振り子時計、火鉢、アコーディオン等々)が置かれている。客席は平日の昼ということもあって、中高年層と学生あたりに綺麗に二分されていたみたいで、中高年層には懐かしい物がいっぱいだったと思われる。

 私にとっては、全く知らない時代というわけでもないけど、懐かしさや共感、思い出がわき出すほどの時代でもない、中途半端なところのゆえか、見ている気持ちもなんだか微妙。前回の江守演出でもネックだったのは、そういうことだったのかもしれない。でも、実はとても大きな転換点だったんだなぁ、と思い至っている。

 暗転がしばしばあって、そのたびに生演奏とそしてミラーボールが回るのにはビックリ。最初、生演奏と思わず、妙に足元から響くゾ、なんて思っちゃった。ミラーボールにはだんだん慣れたんだけども、このあたりはドイツ人の演出だ!

 演出家ゲスナー氏と永井愛さんのトークなどについては別項にて。

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