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2008.02.26

むさしのシリーズ? 本日は吉祥寺

2月26日(月) 「ジャックとその主人」 19:00~ 於・吉祥寺シアター

まつもと市民芸術館 芸術監督串田和美プロデュース2008

作/ミラン・クンデラ 翻訳/近藤真理 上演台本・演出/串田和美 出演/串田和美(ジャック)、白井晃(ジャックの主人)、内田有紀(ジュスティーヌほか)、宮島千栄(宿屋の女主人)ほか

 串田和美&白井晃が一緒にやってるプロジェクトの第2弾・・・なんだけれど、前回の「ヒステリア」は未見。会場はシアタートラムだったはずなのにねぇ。というか、今回も見に行った理由は、ミラン・クンデラの戯曲だから。好きなんだもん、彼の小説。そして、吉祥寺シアターに行ってみるチャンスでもあるし、という感じで、ノコノコ出かけたので、それほど出演者には思い入れ(?)はない。

 そういえば、内田有紀って、つかこうへい「熱海殺人事件」で見たんだった! こわれた阿部寛があまりに印象的だったけど、彼女が「水野くん」、でした。余談ながら、今までの熱海~で、強烈に印象に残った人が、小西真奈美と阿部寛。つか芝居で一皮どころか何重にも皮がむけたのか、そもそも素材として光っていたのか、なんて思っちゃう。内田有紀は当時とあんまり変わらない。笑ってる表情しか記憶に残らないのかも。

 ミラン・クンデラが戯曲を書いていたなんて、全く知らなかった(みすず書房刊)。が、クンデラの原作で、串田・白井ならば、なんとなくイメージする「言葉にならないもの」があって、それは全くその通りだったといえよう。

 初めての吉祥寺シアターは、先週行った「せんがわ劇場」ほど健康的な場所にはないけれども、駅から近いし面白いところ。キャパは200余りというくらいかな。こちらは新国立劇場の小劇場のイメージに近い。でも、天井がどーんと高くて(3階分ほどあるみたい)広々としている。なのに、舞台と客席最前列はものすごく近いし、高さもほとんど変わらない。

 お話は・・・ジャックとその主人、ですね(笑)。旅をする2人の、女性に関する思い出話なんかが、舞台の上にもうひとつ作られた額縁舞台で進行する。内田有紀はそちらの舞台の人(なので、ジャックの相手でもあり主人の相手でもある)。そのもう一つの舞台の進行が、2組同時だったりすることもあって不思議な感じ。そういえば、最初から最後まで、なんだか不思議な世界だったな。解釈とかもちろん教訓とかとは無関係な、大人な時間。

 串田&白井という演出家でもある二人の「話術」を楽しみ、劇中劇(というわけでもないか、別の次元の芝居)を遊び、気がついたらクンデラの世界、だったのかもしれないな。内田有紀はやっぱり笑ってたくらいのイメージではあるけれど。あ、宿屋の女主人役、宮島さんの存在感は強烈だったな。それと衣装の色合いなんかが綺麗、と思ったら、ひびのこづえさんなのでした。

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