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2008.02.13

SWAブレンドのお味は?

2月12日(火) 「下北沢演芸祭 SWA『ブレンド・ストーリー 2』」19:00~ 於・本多劇場

黄昏の校舎」昇太・遠い記憶、喬太郎・やとわれ幽霊、彦いち・アイアンボーイ、白鳥・明日に向かって開け

 SWAは神田山陽さんが抜けて4人になっちゃったけど、人気は相変わらず。だから、私みたいにそんなに熱心なファンじゃない、というのではなかなかチケットが入手できない。今回は昇太プロデュースの下北沢演芸祭の一つとして、本多劇場で計3公演だったから、まだ私の入り込む余地があったのだと思う。

 創作落語で切磋琢磨していくSWAの、ある試みとして、共通の「テーマ」のもとに噺をつないで、一つの世界を作る、というのがある(ブレンドするのである)。今までに作った噺を練り直したりして。で、今回のテーマは「廃校になりそうな小学校」。ゆえに全体のタイトルが「黄昏の校舎」というわけ。

 まず、SWAの背番号入りの赤い着物を着た4人のトークから始まる。学校時代の思い出、みたいな話。みんなちょっとマズい話(家裁に行ったことがあるとか)やなんかで、盛り上がる。これが全体のマクラに相当するのかな。実際の噺では、すぐにストーリーに入ったので。

 最初の、昇太さんの噺で、主人公の名前は「マサヒロ」?と思ったんだけど、別にそういう風に主人公を一人としているわけでもないみたい。ただ「廃校になりそうな学校と、それを阻止したい思い」というテーマがあるだけ。昇太さんのは、輝ける少年だったのに、冴えない大人になっちゃったマサヒロくん!

 その後、喬太郎さんの噺は、リストラ&離婚した男が、故郷の小学校の警備員をしていて、そこで「幽霊」に出会う。くだらないんだけど、瞬間瞬間のセンスが抜群なんだなぁ、と改めて思った。

 彦いちさんは、もう廃校が目前に迫った学校での、「お別れボーリング大会」・・・に参加する父子なんだけど、なんで玉が鉄球?(あさま山荘で使用だそう) マイシューズは地下足袋で。ガテン系なのは彦いちさんならでは。

 で、それらの全てを強引にまとめたような白鳥さんの力業は、もうめちゃくちゃないつもの白鳥ワールド。だって、金庫に人格があるし。最後は転がりながら上手に引っ込むし。

 それぞれの持ち味を生かして、4人で演じることの「意味」というか、試みは、確かに面白いんじゃないかな、と思う。いや、私はそういうのがとても好きなので。ただ、今の時点では、もっと別の物が生み出されるほどの爆発は感じられない・・・? でも、4人だからできること、というのを、楽しみにしています!!

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