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2008年3月

2008.03.31

「狂言劇場」千秋楽

3月30日(日) 「狂言劇場 その四」 14:00~ 於・世田谷パブリックシアター

Aプロ子盗人」万之介、高野和憲、深田博治、能楽囃子(亀井洋佑、清水晧祐、観世元伯、一噌幸弘)--休憩--「唐人相撲

 一応、十周年記念のフィナーレ、ということなので、千秋楽を見ることに。だから、オマケに取った前回のBプロとは違って、5列目のセンター付近という見やすい席である。ええ、萬斎さんがよーく見えましたとも。

 無料イヤホンガイドの貸し出しが行われていた。これって毎回じゃないよね・・・? 少なくとも前回は見なかったと思う。音漏れが発生して、狂言は静かな分、それがよく聞こえて、ちょっと困ったなあ、というところ(でも私の席だと、ものすごく気になる、というほどではなかったが)。ほかにも、歌舞伎座でもよくあるけど、膝の上から落として音をたてる、とか、何かとお騒がせではあったな。

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2008.03.30

さくら色の遊雀さん!

3月29日(土) 「翁庵寄席 そば屋の花見」 18:00~ 於・人形町翁庵

開口一番(立命亭八戒・芝浜ぞろぞろ)、小宮孝泰・青菜--仲入り--瀧川鯉橋・長屋の花見、三遊亭遊雀・花見の仇討 蕎麦タイム:日本酒、かまぼこ、卵焼きつき

 待ってました遊雀さん、というか、おかえりなさい。席亭からかなり前にこの予定を聞いた時に、すでに「絶対に行きます!」という気持ちだった(実際、月末の土曜なので仕事よりこちらを選んだんだよー)。気まぐれな桜も、今年は翁庵寄席に合わせて満開になったかのようではありませんか!!

 実は以前、三太楼時代にこの翁庵寄席に出演されたとき、友人と3人で聞きに行ったのだけど、初めて彼を聞いた2人がすごく面白がって、後々もよく話題にしていたのだ。でも、三太楼さんはしばしお休みされてしまい・・・。だから三遊亭遊雀として復帰された高座を、みんな楽しみにしていた。残念ながら1人は来られなかったけど、いろいろ話して羨ましがらせちゃうぞ。

 ところで、開演時間の6時には、鯉橋さんがまだ到着してなくて、これが何かとネタになっちゃいましたよ。ちょうど八戒さんが終わったときに、入口から着物姿で謝りながら入ってきて、客席を通り抜けて「楽屋」へ。小さい会ならでは、ですね~。

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2008.03.29

「さくら劇場」で春来る

3月28日(金) 「べらぼうにぶらぼう 3」 19:00~ 於・全労済ホール スペースゼロ

〈全労済フェスティバル2008〉喬太郎VS伝の会@スペースゼロ

伝の会(杵屋邦寿・松永鉄九郎)+鶴澤都賀寿、喬太郎・転宅--休憩--さくら劇場

 今年で3回目の「べらぶら」。私は去年に引き続き2回目。今回は開演に先立ってスクリーンに映される全労済のCMにも、この3人が登場した。これはアイディアですねぇ。去年は、なになに?と思って見てたら「あ、CMね」だったので(中村雅俊が出てましたが)、またあれね見なくていいや、なーんて思ってたから驚いたよ~。お芝居仕立てだけど、喬太郎さんが手に「東京かわら版」を持ってたあたり、芸が細かい。

 友人に一緒に取って貰った席が、なんと1列目のセンターブロック(上手寄り)で、これは後半の「さくら劇場」でラッキー!という席だった。

 まずお二人の三味線で1曲。その後のトークの間に二人の後ろに衝立が出されて、チラッと三味線が見えたので、???と思っていたらば、女流義太夫の三味線・都賀寿さん。三人での演奏などで、太棹細棹の音色の違いがはっきり! 義太夫三味線はなんとなく重々しいというイメージがあったのだけど、やわらかい音なんだなぁ、と。曲名はすべて失念しました・・・。

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2008.03.27

まず3階から「狂言劇場」を

3月26日(水) 「狂言劇場 その四」 14:00~ 於・世田谷パブリックシアター

Bプロ 「盆山」萬斎、万之介」 能楽囃子(亀井広忠、吉阪一郎、観世元伯、一噌孝之) --休憩--「唐人相撲」万作(皇帝)、萬斎(相撲取り)、石田幸雄(通辞)、万之介(髭掻)ほか

 世田谷パブリックシアター10周年記念プログラムの掉尾を飾るのは、やっぱり芸術監督・萬斎さんの狂言劇場。Aプロもメインは「唐人相撲」なのでそちらだけにするつもりだったのだが、ちょうど水曜昼が暇で、亀井さんの大鼓だな~とか、いろいろ考えて3階から見てみましょう、と。1列目のほぼ真ん中から。

 「唐人相撲」は、「パブリックシアターの能舞台」をうまく使ってあって、すごく面白かった。近くから見るのがとても楽しみ。

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2008.03.22

4ヶ月ごとにCDが増える?

NodameAoyagi_2  うっかりしていたら、のだめちゃんの20巻が出ているではありませんか。速攻で購入して読んじゃった(で、今は手元にない)。影響されやすいので、電車の中で読んでると、がぜんそこに出てくる曲なんかを聴きたくなっちゃうんだよね。以前「ペトルーシュカ」を聴きたくて、CDショップで逡巡したこともあったっけな。などなど思ってるうちに、要するにコミックスが出たらCDを買ったりしてるんじゃないか、4ヶ月に1回、と思い当たった。まったくねー(でも↑「ペトルーシュカ」はまだ買ってない)。

 青柳いづみこさんの新書「ボクたちクラシックつながり」は、「ピアニストが読む音楽マンガ」というサブタイトルに惹かれて。「のだめカンタービレ」の内容に即して(時々「ピアノの森」「神童」も出てくる)、音楽家修業の現実をかいま見させてくれる。巨匠たちのエピソードなども。

 のだめは最新20巻まで来たのだけれど、青柳さんの本を読みながらディテールをおさらいしてる感じ。全巻持っているものの読み返したりはしていないのに、取り上げられてるどの部分も記憶にある。

 青柳さんは最近、その著書を書評などで見かけることも多くなっていたのだけれど、新書で、しかもこんなポピュラーな話題で読めて嬉しい。文章もとても読みやすいし、音楽(そして若い音楽家)への愛情がたっぷり。何よりも、クラシックの世界を知らない我々への目線が優しい気がする。

 さーて、この2冊をセットで読んじゃったものだから・・・きっと2、3日のうちには、CDが増えてるね(笑)。

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2008.03.21

可笑しい/哀しいは紙一重

3月21日(金) 「歌わせたい男たち」+ポストトーク(ゲスト・野田秀樹) 19:00~

 この再演公演は3月8日に見ており、本来2回も見るつもりはなかったのだけれど、ポストトーク野田秀樹というのに惹かれて(今日のチケットでなくても半券提示で入場は可)。8日があまりに前から見たので、もう少し後ろから見ても、という思いもあった。ま、永井愛ファンですから!

 当然、後方からだと全体の動きがよく見えて、面白さは今日の方が遥かに強く感じられた。前列で見た時の、近藤芳正さんの迫力もすごかったから、ほんと見る場所によるのは致し方ない。が(M列だから中央通路から4列目くらい)、途中での客席出入りがけっこう気になる。7時開演で8時近くに入る人など、ちょっと珍しいのでは。同様に、1時間50分ものなのに3/4あたりで出た人は、内容に立腹したのかしら、なんて思ってみたり。でも、それらも含めて、すごくゆったり気分で観劇できたし、ほんと面白かったなぁ。

 初演よりもやっぱり喜劇性が強まってるふうに、私には受け取れた。その部分の多くは校長役の大谷さんが担ってるんだけど、かれの言動が、可笑しいのに哀しい。ラストの屋上での演説シーンもしかり。訴えれば訴えるほど校長先生が滑稽で、笑いながら泣きたくなる感じだった。

 近藤さんの歌が意外なくらいお上手だし(しかも横になった状態でよく声がでるものだ、の「暗い日曜日」と「パダンパダン」)、戸田恵子さんの余裕の声の、でも哀切な歌(「聞かせてよ、愛の言葉を」)は当然素敵でした!

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2008.03.20

山村アニメは初めてなのだ

3月19日(水) 「カフカ 田舎医者」 21:30~ 於・下高井戸シネマ

「校長先生とクジラ」「頭山」「年をとった鰐」「こどもの形而上学」「カフカ 田舎医者」

 去年から見たい見たいと思っていた山村浩二さんのアニメ「カフカ 田舎医者」をやっと見ることができた。さすがにここで見逃したら永遠に見ないような気がしたので、雨にも負けず(仕事も一段落したことだし)、下高井戸へ。でも、こんな日なのに結構入ってるんでちょっとビックリ。仕事帰りらしい年配の男性なんかも。

 「カフカ 田舎医者」は21分なので、その前に4本上映。それでもトータルで52分の上映時間だった。そのわりには、しっかり見た、という感じだなあ。難解だから?

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2008.03.16

道成寺を堪能した

3月15日(土) 「三月大歌舞伎 夜の部」

 2日めに3階から見ていたのだけど、今日が本番。6列の花道近くからしっかり見てきた。ま、道成寺を見るにはおあつらえむきの席だったかな。というわけで、喜寿記念・坂田藤十郎の白拍子花子を堪能した。ほんとに今年、喜寿なの?というくらい若々しくて、まずはそのことに驚いてしまう。踊ってる姿が可愛くみえたり・・・。すごく丁寧に踊ってるんだと思うんだけど、なにか「ゆるぎないもの」を感じたなぁ。

 若ければ、体力にまかせてキレとか俊敏さとかでも見せるだろうけど、そういうことではないからこそ、面白かったり感動的だったりする部分もあるんだろうか。だから、幾つになっても舞台の上で表現できるんだろう。まったく感服仕り候。また見たくなってしまいそう。

 「舞尽くし」は虎之介くん! はきはき頼もしくて、2日めの扇雀さんよりも安心して聞けた(笑)。そういえば、同じ列の人が、扇雀さんのことを「扇千景そっくりね」と言ってるのが聞こえて、私たちも頷いてしまった。その千景さんは、道成寺の後の休憩時に、客席のごひいきさんに挨拶に見えてましたっけ。

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2008.03.14

できたっ、確定申告

 毎年最終日にかけこみ、とか、郵送とかなので、今日やっと作成というのも、驚くようなことじゃないね。日曜の夜にやっつけても同じなんだけど、まあ早めに(笑)。

 そういえば、フルタイム仕事から、諸事情のため暢気なフリーになって丸3年。このところは、基本週3日仕事に出る+αでやってきたのだけれども、年々収入がじり貧 反比例して観劇(と遠征も)および語学講座等への支払いが増えてしまった。ま、なまじ平日に出歩けたりするからそうなるんだよねー。さすがに、今回計算していて、これではいけない!!と、強く思った次第。

 だからといって出かける仕事を増やすのもなあ・・・と、自宅仕事の営業をかけて早速、家でも作業中。ま、この先、もっと外へ出られなくなることも考えられるので、そういう時のためにも、少し自宅仕事にシフトしてもいいのかもしれない。なーんて、もうちょっと働こうという気になってるのは、5月がコクーン+歌舞伎座で大変なことになっているから。目の前にそんなニンジンがぶらさがってるから、がんばろー、という感じ。その後も、あちこち遠征したくなるかもしれないしね。

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2008.03.11

国立劇場さーん、もうちょっと考えて!

 ・昨日、国立劇場で「公演記録鑑賞会」のチラシを貰ってきた。4月~9月は、「シリーズ 怪しきもの、それは・・・」というタイトルで、毎月第2金曜の午後2時から、歌舞伎や文楽の映像を見せてくれるんだって。えーっ、怪しきものだなんて、面白そうじゃないのと見てみたら、昭和50年の「児雷也豪傑譚話」がある!!(4月、5月) 菊五郎、梅幸親子だし、見てみたいなーと思えども・・・金曜の2時では、行けるわけもなくて、ガッカリ。しかも、4月11日に序幕・第2幕の120分、5月9日に第三幕の65分を上演するってのもねぇ(5月はほかに「日本振袖始」がある)。

 たとえば、平日でもいいから昼間と夜、2回上映してくれるとか、あるいは土曜日とか、なんとかならないものかなあ。仕事を休んでまで行こう、というほどでもないしね。

・そしてもう一つ。国立劇場伝統芸能情報館1階で行われている「能楽と歌舞伎」展(~5/25)。道成寺、紅葉狩、安宅と勧進帳など、能と歌舞伎に共通する演目について、比較解説などがしてある。紅葉狩の、能と歌舞伎の衣裳とか、扇など、興味深く見ることができたけど、ちょっと中途半端な感じもするなあ。同じテーマで集めてみました、というところで、道具・装束類と絵画が並べてあるとか、少なくとも私の趣味ではないので。場所も今ひとつだよねぇ・・・。伝統芸能情報館はデジタル方面に特化してもいいんじゃないかしら。

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2008.03.10

芝雀さん、喋る、化ける

3月10日(月) 「歌舞伎の舞台うら(芝雀トーク+歌舞伎鑑賞教室)」 10:30~ 於・国立劇場伝統芸能情報館&大劇場

歌舞伎鑑賞教室「解説 ようこそ歌舞伎へ」宗之助 「芦屋道満大内鑑 葛の葉」芝雀(葛の葉)、種太郎(安倍保名)、吉三郎(信田庄司)、京蔵(妻 柵)ほか

 朝日カルチャーの企画もの。ちょうど都合がいい月曜午前中だったので、フラフラ申し込んだ。会場は伝統芸能情報館の3階レクチャー室。ここは何回か行ったことがある。私ってば、けっこう勉強好き? まさか。身近に役者さんの素顔が見られる機会なんだもーん。

 芝雀さんは、なんていう色かなあ、暗く深い青緑のような着物と羽織、羽織紐も細めの(房じゃないの)同系色に見えたけど・・・前の方に座ったわりには見えづらかったな。インタビュアーの国立劇場の人は、真正面に見えたのに。

 ま、そのインタビュアー氏がちょっと水を向けると、芝雀さんが流ちょうに喋る喋る。で、あっという間の1時間なのでした。内容としては「女形」そして「葛の葉」というところ。父の雀右衛門さんが戦後、復員してから、先代の幸四郎さんに女形になるよう勧められたとき、「女形としてものになるのは60過ぎてから」と言われたのだそうで、彼も今後、たたずまいだけでお姫様が表現できるような、そんな役をやりたいとのこと。つまりは「三姫」ですねー。

 「葛の葉」は以前、巡業でやったことがあるので、今回が2度目。前回の写真を見た時のことを、「まあ、字が下手!」と(そうしたらインタビュアー氏が「ま、狐ですからね」。これってフォローになってるのか?) あとは早替わりにも関連して、鬘の説明が面白かった。古風なのから順に、「みの、羽二重、あみ」となっていくこと、それに合わせて化粧も違う(ピンク色を使う)などなど。

 あ、普段は普通のオジサンのカッコで、スーパーなんかで買い物しているので、そういうのを目撃しても声をかけないで、とかなんとか(笑)。

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2008.03.09

今年の卒業式では、国歌を歌いましたか?

3月8日(土) 「歌わせたい男たち」 14:00~ 於・紀伊國屋ホール

作・演出/永井愛 出演/戸田恵子(仲ミチル・音楽科講師)、大谷亮介(与田是昭・校長)、小山萌子(按部真由子・養護教諭)、中上雅巳(片桐学・英語科教諭)、近藤芳正(拝島則彦・社会科教諭)

 2日続けて、新宿・紀伊國屋のホールである。これ、片方だけだったら劇場を間違えてる可能性が大あり。まぎらわしいと思うのはソコツだから?

 初演時に数々の演劇賞を取った作品の、同じキャストでの再演である。初演が3年前というのはよく覚えている。息子の高校の卒業式があった年で、思わぬ成り行きから親子でベニサン・ピットに見に行ったのだから。その時も書いたと思うけれど、学校行事での「君が代」というのは、息子の小学校の卒業式いらい縁がなくて、ある意味、幸せなような、しかしあまりに葛藤がないがゆえに「それでいいのか」という思いもあったのだった。

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2008.03.08

戦前~戦後の歴史を、太宰とともに

2月7日(金) 「人間合格」 18:30~ 於・紀伊國屋サザンシアター

こまつ座第84回公演・紀伊國屋書店提携

作/井上ひさし 演出/鵜山仁 出演/岡本健一(津島修治)、山西惇(佐藤浩蔵)、甲本雅裕(山田定一)、辻萬長(中北芳吉)、田根楽子(青木ふみ)、馬渕英俚可(チェリー旗) ☆岡本健一以外は、他の役も兼ねる

 今までも何回か書いているけれども、私は決して太宰が好きではない。むしろ10代には拒否反応を示していたと言ってもいいくらい。・・・だのに、なぜか太宰に縁のある地周辺に住み、「ここに遺体が揚がったのね」という場所を何度も見て、厳寒の斜陽館にまで行ってるのである。こういう状況なら、「人間合格」だって、やっぱり見るでしょ、という感じ。

 まあ、ほんとに見ようと思ったのが直前なので、相当後ろの方の席ではあったけれど、でも通路際でもあり、帰りはラクチンにエレベーターに乗れたのでした。

 1989年の初演以来、今までに4回も上演されており、今回が5回目。しかし、私は全くの初見。

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2008.03.06

仁左衛門をたっぷり見た!

3月5日(水) 「三月大歌舞伎 昼の部」 11:00~ 於・歌舞伎座

春の寿」〈三番叟〉我當(翁)、歌昇(三番叟)、翫雀(三番叟)、進之介(千歳) 〈萬歳〉梅玉 〈屋敷娘〉扇雀、孝太郎 「一谷嫩軍記 陣門・組打」團十郎(熊谷直実)、魁春(玉織姫)、市蔵(平山武者所)、藤十郎(小次郎/敦盛) 「女伊達」菊五郎、秀調、権十郎 「廓文章 吉田屋」仁左衛門(藤屋伊左衛門)、福助(夕霧)、秀太郎(吉田屋女房おさき)、左團次(吉田屋喜左衛門)ほか

 何年かぶりに、1階の2等席から見た。昔はわりと見てた気もするんだけど(その頃は3階からは見なかったし、毎月見るとかでもなかった)、近頃ではあまり記憶がない。やっぱり、どうせなら1等で見ようとか、3階のAまたはBでいいか、となるので。今回は、魔がさしたんですかねー(笑)。これは仁左衛門さんを見たくて、と言い切ってもいいと思う。でも、全体的には1等でなくても、というと2等になったのだ。たまたま16列の通路際(柱の横)で、真横を人が通らないのでストレスがなくてよかった。

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2008.03.04

重鎮・豪華な顔ぶれの歌舞伎座

3月3日(月) 「三月大歌舞伎 夜の部」 16:30~ 於・歌舞伎座

鈴ヶ森」芝翫(白井権八)、富十郎(幡随院長兵衛)、段四郎(飛脚早助)ほか 「道成寺」藤十郎、團十郎、翫雀、扇雀ほか 「お祭佐七」菊五郎(佐七)、時蔵(芸者小糸)、田之助(世話人太兵衛)、仁左衛門(鳶頭勘右衛門)、團蔵(倉田伴平)ほか

 夜の部の本番、じっくり見るのはまだまだ先なのだけれど、またもやWEB松竹の罠にはまって、3階1列があるなら早いうちに1回見とこ、と出かけてしまった。今回は私の両隣も、一人で来ている年輩女性客でじっくり見ることができてよかった。

 ところで、「鈴ヶ森」の出演者は芝翫、富十郎というのだけ頭に入れていた。歌舞伎座でちゃんとチラシを見たら、他の出演者も、段四郎、左團次、彦三郎となっていて、いや~、思わず平均年齢は何歳かしら、なんて思ってしまった。何しろ、七之助&橋之助なんかで見た記憶が、まだ新しいもので・・・(おお、それって芝翫の孫と息子なんだ)。

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2008.03.03

「春琴」ポストトーク

3月1日(土) 出演/野村萬斎、本條秀太郎、野田学

 この日はポストトークがあるせいか(土曜でもあり)、立ち見の人もいっぱいでした! 2時間弱の「春琴」公演後、10分の休憩をとって開始。進行役が萬斎さん(当たり前か)。マクバーニー氏は2月末で帰国されたとのことで、演出家通訳(の他にもステージ作りに関わってらっしゃる)の野田さんが出演された。秀太郎さんは舞台の袴姿とは打ってかわって、首タオル?のガテン系の格好で、短髪でもあり大道具さんですか、みたいな感じだったなー。

 でも、丸2日も経ってしまったので、内容はあんまりよく覚えてません。以下、発言というよりは、このトークで明かされたことなどを・・・。(別項を立てるほどではなかった)

 萬斎さんはこの日、初めてご覧になったそうです。マクバーニー氏はそもそも「陰翳礼讃」を上演したい、ということで、ほぼ10年前からワークショップをなさっていたそうで、秀太郎さんもその当時から加わっていたとのこと。

 使われるのが、棒であり畳であり、動きも含めて幾何学的である。昔の日本家屋の造りもまさにそうだけれど、そういう幾何学的な部分にマクバーニー氏は「日本的なもの」を見いだしているのでは。←萬斎さんの言。

 とにかく「舞台上で全てを見せる」というのが氏の考え。なので、秀太郎さんは舞台の上で三味線を組み立てる(どうやら初めて会った時に、三味線を説明するためにそうやって組み立てて見せたのがかなり衝撃だったらしい)。そして演奏しない時でも彼はずっと舞台の上にいる。そもそも出演者は全員、舞台上にいるかあるいは何かしら運んでいるかで、そういう意味では「出ずっぱり」なのである。

 萬斎さんが気になったのは「畳」。ひっくり返したときに裏にカタカナ(製造所名?)が見えるのはいかがなものか(たぶんそれで急に現実に引き戻されるから)。それに対して野田さんは、「いや、全てを見せるということなんですよ」。じっさい、畳探しも苦労されたそうで(滑りの具合とか)。そういえば、私が気になったのは、舞台上で「琴」が着物を着るシーン。たぶん、人形に見せてた宮本さんと、深津さんの2回だったと思うけど、その着物がおはしょり部分を縫ってあったり、帯がくっついてたり、まことに美しくない。それも「全てを見せる」ことなんでしょうけど。

 ポストトークはちょっとしたボーナスみたいなもので、「へえ、そうなんだ」という話が聞けて嬉しい。またそんな(パブリックシアターで萬斎さん出演のトークに行ける)機会があったらいいな。

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2008.03.02

サイモン・マクバーニーと谷崎の世界

3月1日(土) 「春琴 谷崎潤一郎『春琴抄』『陰翳礼讃」より」 19:00~ 於・世田谷パブリックシアター (ポストトークつき)

演出・構成/サイモン・マクバーニー 出演/深津絵里、チョウソンハ、ヨシ笈田、立石涼子、宮本裕子、麻生花帆、望月康代、瑞木健太郎、高田恵篤 本條秀太郎(三味線)

 今年の、ゆったり気分で観劇する、という目標はとっくにポイ捨て状態だけれども、とりあえず「ハシゴ」はやめよう・・・とは思っているのだが。ござる乃座から、春琴へのハシゴは、ひとえに「ポストトークに萬斎出演」ゆえ。私って追っかけだったのか!? 「ござる」をずいぶん前に(去年のうちに)申し込んでいたから、それは早くから決まってたんだけど、「たまにはポストトーク見てもいいか」、狂言の後ならそれほど私も消耗してないだろうし、と。で、4時のござる終演から7時の開演の間、家に帰ってたりもして(←遠いのに。家でほとんどバカにされてる)。

 サイモン・マクバーニーは、同じパブリックシアターで「エレファント・バニッシュ」(初演・再演とも)を見て以来。F列でホクホクしていたら、とにかく自由に形を変えるパブリックシアターだけあって、3列目くらいなのに舞台に対して弧の位置・45度くらいで、相当見えづらかった。これならたぶん後方でも舞台がまっすぐ見える席の方がはるかによかったね。失敗!

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狂言の中の妻たち

3月1日(土) 「狂言ござる乃座 39th」 14:00~ 於・国立能楽堂

内沙汰」萬斎(右近)、石田幸雄(妻) 「因幡堂」万之介(夫)、深田博治(妻)--休憩--素囃子・男舞(大鼓・柿原光博、小鼓・鳥山直也、笛・栗林祐輔)、「塗師平六」萬斎(塗師平六)、万作(師匠)、高野和憲(妻)

 今回のござる乃座は、チラシ(とパンフレットの表紙)からして、W i f e の文字が躍っている。狂言における〈夫婦〉にスポットを当てた番組とあり、ここまではっきりテーマを打ち出すことって・・・今まであったっけ? 私はどれも見たことがないので、とても楽しみ。しかも! 今日の席は正面1列が貰えたのでなおさらウキウキと出かけたのだった。今回は3回公演だったけど、水木は基本的に無理で「土曜しかない!」という状況だったから、ほんとにラッキーだった。

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